開講年度2020
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度経済学部経済学科
2020年度商学部商学科
科目名哲学Ⅰ
担当教員星 揚一郎
学期曜日時限春学期 水曜日 3時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-111-01
使用教室7401(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
正義・平等・自由  古代から近代の社会・道徳哲学を中心にして
授業の概要
 トランプ政権樹立により、人をモノのように扱い、人びとが思考することなく表層的に行動する風潮が世界的にいっそう強まりつつあると言われる。またそれに伴い、国内でも格差が広がり、同時に社会的弱者が住みにくい社会になりつつあるとの声も大きい。いま、正義・平等・自由といった人間の本質にかかわることが問い直されねばならない。哲学Ⅰでは、古代から近代の哲学を題材にして、現代の社会や倫理を考える基本をできるだけ平易な言葉と例で紹介し、次代を担う学生とともに、どのような社会を構築していくべきか、いかに生きるべきかを考えてみたい。のちに哲学Ⅱを受講すれば哲学史をほぼ概観することになる(Ⅱ、Ⅰの順でも可)。
 受講生の理解度をみて復習しつつ進めていくし、時事的問題により話を前後することもある。テキストはない。参考文献は適宜紹介し、必要に応じてプリントを配布する。
授業の到達
目標
1、社会・道徳哲学を中心とした古代から近代の哲学史の流れを理解する。
2、哲学の専門書の記述に慣れる。
3、レポート執筆のルールに則り、根拠をもって自分の意見を論述することができるようになる。 
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内レポートは、授業内の展開に利用し、質問にも答えます。積極的に利用してください。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ソクラテスからの問題提起 プラトン『ソクラテスの弁明』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
2「ひとは哲学を学ぶことはできない、哲学することを学ぶのみ」(カント)。自分で哲学すること=レポートを書くことの意味と形式を学ぶ。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
3古代ギリシャ(1) プラトン『パイドン』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
4古代ギリシャ(2) プラトン『国家』『ティマイオス』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
5古代ギリシャ(3) アリストテレス『二コマコス倫理学』『政治学』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
6イタリア・ルネッサンス マキャヴェッリ『君主論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
7大陸合理論(1) デカルト『方法序説』『情念論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
8大陸合理論(2) スピノザ『エチカ』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
9社会契約論(1) ホッブズ『リヴァイアサン』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
10社会契約論(2) ロック『市民政府二論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
11スコットランド啓蒙主義 ヒューム『市民の国について』とアダム・スミス『道徳感情論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
12社会契約論(3) ルソー『社会契約論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
13義務論 カント『実践理性批判』と『永遠平和のために』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
14宗教と社会 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』とマルクス『資本論』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。次回分のプリント類があれば事前に読むこと。同時に、質問を考えておくこと(60)。
15近代の終わりに ニーチェ『(権)力への意志』を読む。学んだ内容を復習するとともに、関連書籍を読み、補足をしておく。この日までにレポートの目途をたてておくこと(60)。
試験実施方法
レポート試験
評価方法
評価方法割合評価基準
期末レポート70%授業の核心をふまえ、執筆のルールにしたがい、根拠をもって、考えを展開していることを合格の基準とします。あとは、どれだけ根拠があるかです。
家でやって授業で提出してもらうレポート30%誠意をもって思索し、記述していることが合格の条件です。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『必要に応じてプリントを配布する』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問や意見があれば、授業の前後、授業中を問わず、申し出ること。希望者には、レポートの作成指導も個別にする。
備考
1、お互いに気持ちよく授業が成立するように、協力していただきたい。
2、個別に何か配慮することがあれば、気軽に相談してほしい。
3、受け身では理解しにくい。条件に沿ったレポートが書けるように、積極的に勉強してほしい。
4、授業に対する姿勢があまりにふさわしくない場合は、そのつど注意をする。
5、授業計画の内容は必ず紹介するが、時事的な出来事や受講生の理解度を見て授業内容以上の情報も提供する。また、全体と部分を往復しながら進んでいくことを、あらかじめ了承してほしい。
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更新日付2020/02/12 13:42:26