開講年度2020
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
薬事・法制
科目ナンバーA411-476-12
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年4年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 火曜日 1時限 206
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)田中 大三(非常勤講師)
使用言語日本語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
憲法が保障する「人々の健康にして文化的な生活」の確保を目的とする多くの保健衛生関連法規及び制度が存在する。将来、薬剤師として調剤、医薬品の販売、製造販売、研究等に携わる者として必要な医療制度や「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性に関する法律」、「薬剤師法」並びにそれらに関連する法規の知識を習得するとともに各法規等の目的・意義等を理解して遵守できるようにする。さらに、薬剤師として業務に従事する社会人としての倫理・規範等についても触れ、実務において「薬剤師として法を遵守しないとどうなるか。」を経験に基づく具体例を紹介し、法的・倫理的に過誤なく適正に遂行し責任を果たすことを学ぶ。
授業の到達目標
1.医療制度と薬事等関係法規の仕組み・構成についての習得
2.医療の担い手としての薬剤師等の倫理と責任及び法的知識の理解
3.薬事に関する法規に基づく医薬品等の効果と安全性の確保のための規制及び制度についての 知識の習熟並びに理解
4.医薬品等についての各種法規制及び医薬品等による健康被害・薬害とその救済制度についての理解と知識の習得
5.麻薬・覚せい剤・毒・劇物等による弊害の実状把握と取扱・管理等に関する法的知識の習熟
6.医療保険制度等の医療・介護・福祉の保障等に関する法制度の基本事項と問題点の理解と知識
準備学習(予習・復習など)
毎回配布される講義内容をまとめた資料を2回目以降の講義に際し、事前に目を通して予習すること。また、毎回講義内容に関連した過去の国家試験問題による小テスト及び解説を行うが、教科書にある練習問題等で講義内容の理解をより深めるようにする。
各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習をすること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1薬剤師等を取りまく社会と法:憲法と医療法、薬事関連法規等の関係及び薬剤師等の倫理的責任と法的責任について説明できる。(民事責任、刑事責任、製造物責任,個人情報保護法など)A-(1)-④-3, B-(1)-4, B-(2)-①-1,7,8
2医療法、医療体制・制度、医薬分業制度、医療と経済、薬業経済、血液供給体制について説明できる。B-(2)-①-5,6, B-(2)-②-9, B-(3)-②-1,2
3薬剤師法について説明できる。(薬剤師の身分と任務・義務など)B-(2)-①-1,2,3
4医薬品医療機器等法について説明できる。(法の目的と法制定の背景及び歴史、医薬品等の定義と分類、医薬品の研究・開発、GLP、治験・インフォームドコンセント、GCP)B-(2)-②-1,3
5医薬品医療機器等法について説明できる。(薬局・医薬品販売業の許可、製造販売業・製造業等の許可、GMPなど)B-(2)-①-8, B-(2)-②-4,6
6医薬品医療機器等法について説明できる。(医薬品製造販売承認審査、再審査・再評価制度等、GVP、GPSP、安全対策)B-(2)-②-5,10
7医薬品医療機器等法について説明できる。(医薬品の取扱い、表示、添付文書、広告、監督、指定薬物)B-(2)-②-7
8独立医療法人医薬品医療機器機構法について説明できる。(薬害、医薬品の安全対策、副作用救済制度)B-(2)-②-10
9麻薬等の取締法について説明できる。(麻薬及び向精神薬取締法、あへん法、大麻取締法、覚せい剤取締法)B-(2)-③-1,2
10毒物及び劇物取締法について説明できる。(毒物及び劇物取締法、薬物濫用問題)B-(2)-③-3
11医療関係法規について説明できる。(医療法、医師法、歯科医師法、保健師助産師看護師法)B-(2)-①-4
12医療保険関係法規について説明できる。(健康保険法、国民健康保険法)B-(3)-①-1,2,3,4,6,7
13医療保険関係法規について説明できる。(高齢者の医療の確保に関する法律、介護保険法)B-(3)-①-1,2,3,4,5,7
授業の方法・方略
講義方法:最新版の「わかりやすい薬事法関係法規・制度」(廣川書店)を参考にして作成したパワーポイント及び配布するレジメに従い最新の「薬事衛生六法」を確認しながら、授業を進める。また、毎授業後に国家試験形式の問題を課題として取り入れることにより、講義内容の早期理解と知識の定着を図る。また、「薬剤師として、法律を知らないとどうなるか。」等の具体例を随所に盛り込み、学生の授業に対するモチベーションを高める。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験:100% 授業の内容を十分に理解し、授業の到達目標をふまえた上で、設問に対し論述できる。
(フィードバック) 試験がレポートの際には、コメントを記載し返却します。
教科書
最新版の「わかりやすい薬事法関係法規・制度」(廣川書店)及び配布するレジメ
参考書
最新版「薬事衛生六法」(薬事日報社)
オフィスアワー
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更新日付2020/03/02 16:17:19