開講年度2020
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
心理学科 2013年度以降入学
健康科学科 2015年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名教育方法論
担当教員平山 勉
学期曜日時限春学期集中 その他 集中
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL211-271-40
使用教室
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
幅広い視野で、「教育(実践・研究)」の「方法」の「論理」を明らかにしていき、よりよい教育を実現するための方法を追究する。
授業の概要
身近な自己教育・相互教育の実践的な事例を通して「教育方法」の論理を考察することを課題とし、これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力を育成するために必要な、教育の方法、教育の技術、情報機器及び教材の活用に関する基礎的な知識・技能を身に付ける。
授業の到達
目標
これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力を育成するための教育方法の在り方(主体的・対話的で深い学びの実現等)、学級、児童生徒、教員、教室、教材など授業を構成する基礎的な要件及び学習評価の基礎的な考え方を理解し、これらを踏まえての学習指導案の作成ができる。さらには、子供たちの興味・関心を高めたり課題を明確につかませたり学習内容を的確にまとめさせたりするために、情報機器を効果的に活用して教材等を作成・提示することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内レポートに関しては、次回以降の授業内容に質問及び関心に基づいた内容にしていく。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
共同研究協力者の実際の授業映像を提示コンテンツとして活用する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1教育の成立する場~教育は閉じられた学校・教室において,既成の知識・技能,あるいは社会・生活習慣の伝達,再生産のためのものとして機能しているだけではないことを考える。教材としは、黒田先生の「命の授業」を予定している。授業前に、テキスト6ページからの「授業設計とアクティブ・ラーニング」について読み予習する。(30分)授業後に、第1回の授業の感想及び課題1「良い授業を具体的に記述する」のレポートを作成する。(90分)
2教育・学習の方法原理 ~教室という場所について,情報化と授業の再構築という観点で考える。発問の重要性を「鳥居徹也氏のわが子をニートフリーターにしない方法」の教材で学ぶ。授業前に、テキスト7ページからの「教育方法学とアクティブ・ラーニング」について読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第2回の授業の感想レポートを作成する。(60分)
3授業の仕組みと教師の授業設計(1) ~授業がどのような要素で構成されているかを考える。教師が実際の授業をどのようなことを考えて設計しているかを演習を通して学ぶ。授業前に、テキスト8ページから9ページを予習する。(30分)授業後に、授業の復習を行い、第3回の授業の感想レポートを作成する。課題2「初任者に何を教えるか」について課題レポートを作成する。(90分)
4授業の仕組みと教師の授業設計(2) ~前時に引き続き、教師が実際の授業をどのようなことを考えて設計しているかを考える。具体的に「[提示] [説明] [指示] [発問] [KR]を映像記録を基に学習する。授業前に、テキスト10ページからの「授業づくりとアクティブ・ラーニング」について読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第4回の授業の感想レポートを作成する。(60分)
5教育評価の理論と方法 ~教育評価に関する基本的な理論と方法について学ぶ。授業前に、テキスト12ページの「マルチメディアの活用」について読み予習する。(30分)授業後に、第5回の授業の感想及び課題3「授業設計の後半をどうするか」のレポートを作成する。(90分)
6教育メディアと教材・教具:視聴覚教育の歴史から教材・教具の意義、役割を考える。授業前に、テキスト18ページからの第2章について読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第6回の授業の感想レポートを作成する。画像加工演習の復習を行う。(60分)
7情報教育の基礎:情報機器を活用した効果的な学習方法について学ぶ。授業前に、テキスト24ページからの「学習指導要領を読み解く」について読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第7回の授業の感想レポートを作成する。画像加工演習の復習を行う。(60分)
8情報教育の課題:子供たちの情報モラルを含む情報活用能力育成のための指導方法を学ぶ授業前に、テキスト30ページからの実践について読み予習する。(30分)授業後に、第8回の授業の感想及び課題4「自分の生きてきてきた時間と空間と人間関係」のレポートを作成する。(90分)
9マルチメディア教材の特性:マルチメディア教材の特性を学び、実際の授業での活用方法を考察する。授業前に、テキスト34ページからの「社会科や道徳の授業づくり」について読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第9回の授業の感想レポートを作成する。(60分)
10マルチメディア教材を活用した授業実践事例検討:マルチメディア教材及び情報機器を授業で活用することを通して、子供たちの興味・関心を高めたり課題を明確につかませたり学習内容を的確にまとめさせたりすることで有効であることを学ぶ。授業前に、テキスト46ページからの「授業はシナリオ通りいかないドラマ」について読み予習する。(30分)授業後に、第10回の授業の感想及び課題5「先人の生き方に学ぶ」のレポートを作成する。(90分)
11総合的な学習の時間の授業づくりの課題(1):「国際理解教育」及び「環境教育」等の合科的な内容を扱う場合の授業設計の課題を学ぶ。授業前に、テキスト48ページからの「授業づくりと板書型指導案の作成」について読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第11回の授業の感想レポートを作成する。(60分)
12総合的な学習の時間の授業づくりの課題(2):「TT(ティーム・ティーチング)」「少人数教育」等の綜合的な学習の時間の授業づくりにかかわる課題について学習する。情報伝達演習 ~情報伝達演習を通して,マイクロティーチングの意義を学ぶ。先輩受講生のマルチメディア教材を視聴する。授業前に、テキスト54ページからの「実践ノート3」について読み予習する。(30分)授業後に、第12回の授業の感想及び課題6「問いかけ、求め、表わし、活かすのレポートを作成する。(90分)
13授業研究による教師の成長:授業の設定・実施・評価を踏まえて、質の高い授業づくりを継続的に行うことを通して、教師の児童・生徒理解、教材解釈、児童・生徒対応等の授業実践能力が向上していくことを学ぶ。授業前に、テキスト58ページからの「学校づくりとボランティアについて読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第13回の授業の感想レポートを作成する。(60分)
14マイクロティーチングを踏まえた指導案作成:学んできたことのまとめとして、学習指導案を作成し、マイクロティーチングを通して改善していくことを学ぶ。授業前に、テキスト104ページからの第4章について読み予習する。(30分)授業後に、第14回の授業の感想及び課題7「自分なりの指導案作成」のレポートを作成する。(90分)
15学習指導案作成と教師の意思決定:実際の授業は、指導案通りには進行しない。毎回の授業の反省に基づき、以降の授業設計・実施・再構成が繰り返し行われることを学び、自身の授業づくりに生かす。さらに、生徒の理解、関心等に応じて、教師には瞬時の意思決定が必要なことを学ぶ。授業前に、テキスト126 ページからの第5章について読み予習する。(60分)授業後に、授業の復習を行い、第15回の授業の感想レポートを作成する。(60分)
試験実施方法
その他
評価方法
評価方法割合評価基準
毎回の授業の終わりに小課題に取り組んでもらう。また20%、授業内容を事前学習を踏まえ理解できているか。
授業外レポート及び演習30%テキストの事前学習を踏まえ、自身に引きつけてレポートできているか、グループワーク等説教的に参加できているか。
最終課題50%授業内容を踏まえ、自分なりの授業の目標、学習者、単元計画を踏まえ、学習指導案を作成することができているか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『本物のアクティブ・ラーニングへの布石 授業を創る・学校を創る―教育方法学のすすめ―』平山勉編著黎明書房2300円+税978-4-654-01926-7希望受講者には初回に配布する。
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『学校現場発、これが本物の道徳科の授業づくり 主体的・対話的で深い学びの原点は道徳科の授業の中にある 教育方法学のすすめ』平山 勉 他黎明書房2300円+税978-4-654-02327-1希望受講生には配布します。
2.『今日の授業実践から明日の授業実践を創造する-教育方法学へのいざない-』平山 勉 他黎明書房2100円+税978-4-654-01882-6希望受講生には配布します。
参考URL
質疑応答
授業中は、もとより、その前後で適宜、受講生からの質問、相談には応じます。授業以外では、本務校のhirayama@ccalumni.meijo-u.ac.jpに連絡いただければ鋭意対応します。
備考
自分が今までに受けてきた授業を可能な限り具体的に振り返ってみてください。そして、どのような授業が印象に残っているか考えてみましょう。教師は,学校現場で常に瞬時の判断と具体的な行動が求められます。授業での小課題・演習等を通して,自分だったら,どのような教授行動を選択するかという観点で考えていってほしいと思います。 また、自身が開催するオープンなフォーラム、研究会に関心があれば積極的に参加推奨します。
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更新日付2020/02/28 15:05:01