開講年度2020
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
心理学科 2013年度以降入学
健康科学科 2015年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名特別活動
担当教員黒澤 ひとみ
学期曜日時限春学期 水曜日 1時限
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL211-274-60
使用教室1401
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
特別活動の理論と実践
授業の概要
特別活動は、学級活動やホームルーム活動の他、子どもの自主的・自治的活動や、スポーツ・文化の諸行事、入学式などの儀式や修学旅行など、教科外の領域を指し、教科とは異なる特別な教育的価値を有するとして、「教科外活動」と呼ばれてきた。そこにおいては、子どもが社会形成の主体として発達しゆくよう、自治的集団づくりや民主的な話し合い活動などが大切にされてきた。
今日、子どもの「貧困」が社会問題化し、人間関係のしんどさや自己肯定感の欠如など、発達上の困難を抱える子どもたちが顕在化しており、集団づくりや話し合いなど、特別活動の意義がますます高まっている。本講義は教師の実践記録の講読を通して、子ども観や教育観を豊かにし、実践的力量の形成に資することをねらいとする。
授業の到達
目標
・特別活動の教育的意義、目的、歴史を理解する。
・今日の子どもを取り巻く生活環境の諸問題を理解したうえで、子ども観及び教育観を豊かに持つ。
・上記を踏まえたうえで、教師の役割を理解し、特別活動の指導法に関する基礎的力量を身につける。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内試験については、回答など授業時に講評を行う。
レポート課題については、授業時に発表する機会を設け、相互評価と講評を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス
授業の概要、方針、スケジュールの説明。
学校生活全体を振り返り、「特別活動」の位置づけを理解する。
(予習)シラバスを読み授業内容を確認する(20分)。
(復習)学校で行われている諸活動や生活全体を振り返る(30分)。
2特別活動の教育的意義
子どもの学校生活全体を振り返り、「教科教育」「教科外活動」「学習集団」「生活集団」などの概念を学び、それら教育的意義と関連性を理解する。
(予習)前回の内容を確認する(20分)。
(復習)学校における諸活動、諸概念の理解を深める(30分)。
(課題)自らの学校体験を振り返り、「教科外活動」を列挙する(60分)。
3特別活動の特質
〈グループ活動〉経験した「教科外活動」を振り返り、集団活動、体験や実践を通した学習など、「教科外活動」及び特別活動の方法的特質を理解する。
(予習)前回の内容を確認する(20分)。
(復習)地域や学校により、「教科外活動」も特別活動も非常に多彩に取り組まれていることについて認識を深める(30分)。
4特別活動の変遷と各教科、道徳、総合的学習の時間との関連
戦前の「課外活動」が登場した社会的背景、戦後の「特別活動」の内容の変遷を学び、「教科外活動」の領域をめぐる議論の経過を理解する。
(予習)前回の内容を確認する(20分)。
(復習)「教科外活動」の戦前・戦後の変遷を理解する(20分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
5特別活動の目標及び内容
現行の学習指導要領に明記された特別活動の目標及び内容、2020年以降導入される学習指導要領の基本的考え方を理解する。
(予習)前回の内容を確認する(20分)。
(復習)学習指導要領の内容及び基本的考え方を理解する(20分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
6学級活動(ホームルーム活動)の目標及び内容
学習指導要領における学級活動の目標及び内容、指導上の留意点を理解する。
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(60分)。
(復習)学習指導要領の要点を理解する(30分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
7特別活動の実践と指導①
学級活動(ホームルーム活動)の実践と指導について、実践記録の講読を通して認識を深める。
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(120分)。
(復習)学級のあり方への認識を深める(30分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
8生徒会活動の目標及び内容
学習指導要領における生徒会活動の目標及び内容、指導上の留意点を理解する。
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(60分)。
(復習)学習指導要領の要点を理解する(30分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
9特別活動の実践と指導②
生徒会の実践と指導について、実践記録の講読を通して認識を深める。
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(120分)。
(復習)生徒会について認識を深める(30分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
10学校行事の目標及び内容
学習指導要領における学校行事の目標及び内容、指導上の留意点を理解する。
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(60分)。
(復習)学習指導要領の要点を理解する(30分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
11特別活動の実践と指導③
学校行事の実践と指導について、実践記録の講読を通して認識を深める。
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(120分)。
(復習)学校行事について認識を深める(30分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
12今日の子どもと学校、授業づくり①
教科外活動における子ども理解と指導のあり方について、実践記録と文献講読を通して認識を深める。
〈グループ活動〉レポート課題のグループ内発表
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(60分)。
(復習)子ども理解と指導について認識を深める(30分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)
13今日の子どもと学校、授業づくり②
学校図書館について、実践記録と文献講読を通して認識を深める。
〈グループ活動〉レポート活動のグループ内発表
(予習)配布資料を読み、自分なりの見解を用意する(60分)。
(復習)学校図書館について認識を深める(30分)。学習指導要領を理解する(120分)
14今日の子どもと学校、授業づくり③
保健室の役割と養護教諭の仕事について、実践記録と文献講読を通して認識を深める。
〈授業内試験〉学習指導要領について確認小テストを実施する。
(予習)学習指導要領を理解する(120分)。
(復習)保健室と養護教諭の役割を理解する(30分)。
15授業のまとめ。
授業全体の振り返りを行う。
(予習)これまでの授業内容を振り返る(60分)。
(復習)特別活動の意義と役割を確認する(60分)。
(課題)特別活動の活動計画の立案(120分)。
試験実施方法
レポート試験
評価方法
評価方法割合評価基準
授業内試験3030~25点:A、24~16点:B、15~10点:C
レポート試験40計画の具体性、子ども理解・子ども像の具体性・体験的活動の具体性、教科教育・道徳との関連性についての記述。
グループ活動のワークシート30グループ活動への貢献、教育学上の知識を用いた思考・探求についての記述。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に適宜配布します。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業において紹介します。』
参考URL
質疑応答
授業時間の前後に、講義室および非常勤講師控室にて対応します。
備考
配布資料を綴じるためのファイルを必ず準備してください。
グループに分かれて、文献の内容把握や発表を行う予定です。
グループ活動への積極的な参加を望みます。
画像
ファイル
更新日付2020/02/05 09:56:22