開講年度2020
開講学科健康科学科 2015年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
科目名保健体育科教育法Ⅰ
担当教員渡辺 輝也
田中 康史
学期曜日時限春学期 水曜日 2時限
科目区分その他
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーL321-274-45
使用教室14203
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
保健体育科の授業ができるようになる!
授業の概要
 本授業では,まず,教科目標を達成するための学習指導とその評価の在り方について学習する。続いて本授業では,教育課程の基準としての学習指導要領を出発点とした授業づくりと学習評価の方法について講義と演習を通じて学習する。本授業の目標は,以上の学習を通して,保健体育の教科目標の達成を可能にする学習活動をデザインし,その活動をリードするとともに,学習の成果を評価できるようになるための知識と技能を習得することにある。
授業の到達
目標
 本授業の到達目標は,教科目標の達成に貢献する各領域の単元計画および授業案(評価計画を含む)を作成できるようになること,そして自身が立案した授業を実施しつつ学習評価を行うスキルを習得することである。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
 成績発表日以降に問い合わせ期間を設定し研究室にて評価内訳を開示する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション,保健体育科の教師への道【予習】「保健体育科教育法Ⅲ」の学習内容を復習するとともにシラバスで本科目の概要を確認する(180分)
【復習】授業で学習した内容を踏まえ,将来の目標達成に必要な日々の課題を設定する。(90分)
2保健体育科の内容の取扱い【予習】「内容の取扱い」についての資料をもとに予習を行う。(90分)
【復習】中学校及び高等学校の保健体育科の「内容の取扱い」が示す領域構成の意図について自分の考えをまとめる。(90分)
3年間計画の作成(1)【予習】「内容の取扱い」を踏まえた中学校3年間の保健体育科の年間計画を作成する。(90分)
【復習】「学習の転移」という視点から見た自身の年間計画における各領域の配置の課題点をまとめる。(90分)
4年間計画の作成(2)【予習】「学習の転移」という視点から見てより高い学習成果が得られる年間計画を作成する。(90分)
【復習】学校現場の実情に即し,かつ教科目標の達成を可能にする年間計画を作成する。(90分)
5保健体育科の指導と評価【予習】配布資料をもとに保健体育科における評価事例について予習する。(90分)
【復習】単元目標の達成を可能にする各授業時間のゴールイメージを具体化する課題プリントに取り組む。(90分)
6単元目標の立案と評価規準・評価基準の作成【予習】教科書をもとに評価規準と評価基準の違いについて予習する。(90分)
【復習】各授業時間のねらいを達成するための各学習活動における評価規準と評価基準を設定する課題プリントに取り組む。(90分)
7単元計画と評価計画の作成【予習】自身が得意とする任意の運動領域について,中学校1,2年生分の単元計画を作成する。
【復習】作成した単元計画に評価計画を追記する。
8授業計画の作成(実技編)【予習】すでに作成した単元計画の任意の授業について授業計画を作成する。
【復習】作成した授業計画に評価計画と評価基準を追記する。
9授業計画の作成(体育理論)【予習】体育理論の任意の小単元について,学習指導要領および解説に示された内容を学習させる学習活動を考案する。
【復習】導入,展開,整理の流れを踏まえて作成した学習活動の配置について検討する。
10授業計画の作成(体育理論)【予習】体育理論の任意の小単元について授業計画を作成する。
【復習】作成した授業計画に評価計画と評価基準を追記する。
11体育授業の運営と評価のための教授スキル【予習】作成した体育実技の授業計画を指導する準備と練習を行う。
【復習】授業で学習した内容を踏まえて自身の指導を振り返り,自身の教授スキルの課題点と修正点をまとめる。
12座学の授業の運営と評価のための教授スキル【予習】作成した座学の授業計画を指導する準備と練習を行う。
【復習】授業で学習した内容を踏まえて自身の指導を振り返り,自身の教授スキルの課題点と修正点をまとめる。
13模擬授業(1):体育実技の模擬授業試験(雨天は座学の模擬授業試験)【予習】体育実技および体育理論の模擬授業の準備と練習を行う(90分)
【復習】授業分析シートを用いて実施した模擬授業の振り返りを行う(90分)
14模擬授業(2):座学の模擬授業試験【予習】体育理論の模擬授業の準備と練習を行う(90分)
【復習】授業分析シートを用いて実施した模擬授業の振り返りを行う(90分)
15優秀模擬授業を用いた授業分析と授業のまとめ【予習】体育実技と体育理論の模擬授業の反省点をまとめ,それぞれの指導案に朱書きで改善点を追記する(90分)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験(25%)及び小テスト(25%)50%定期試験および小テストの答案について設問ごとに正誤を判定する。6割以上の到達度に達することを単位認定の要件とする。
模擬授業試験25%試験課題に設定された観点ごとに,その達成度をA(十分満足できる),B(おおむね満足できる),C(努力を要する)のいずれに当てはまるか判定する。6割以上の到達度に達することを単位認定の要件とする。
学習指導案レポート25%レポート課題に示された観点ごとに,その達成度をA(十分満足できる),B(おおむね満足できる),C(努力を要する)のいずれに当てはまるか判定する。6割以上の到達度に達することを単位認定の要件とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校学習指導要領解説 保健体育編』文部科学省東山書房
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料【中学校 保健体育】』国立教育政策研究所教育課程研究センター教育出版
2.『高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編』文部科学省東山書房
3.『体育の教材を創る』岩田 靖大修館書店
4.『楽しい体育理論の授業をつくろう』佐藤 豊・友添秀則大修館書店
参考URL
1.日本体育科教育学会日本体育科教育学会HP
質疑応答
 質疑については授業時に対応するほか,都合がつく限りは授業外でも担当教員の研究室にて受け付ける。
備考
 本科目の履修者は本科目の履修に先立って必ず保健体育科教育法Ⅳを履修すること。
画像
ファイル
更新日付2020/02/02 11:11:23