開講年度2020
開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
科目名社会統計学Ⅰ Ⅲ
担当教員桑村 幸恵
学期曜日時限春学期 火曜日 2時限
科目区分必修
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーG211-603-01
使用教室G101
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
統計技術の基本を学ぶ
授業の概要
統計技術は、社会・経済・自然科学・人間心理などの多くの分野での、さまざまな現象の記述と分析を行うための重要な実用技術です。統計学ではこの技術の原理・手法を体系的に学び、統計の意味を深く理解して自在に活用するための基礎力を身につけることを目的としています。
統計学入門Ⅰでは基礎としての記述統計学を中心に学び、推測統計学の導入まで説明します。統計学の主要部分である推定と検定は、この後に続く一連の関連教科目(統計学入門II、社会調査論など)にて講義されます。
授業の到達
目標
(1) 数値データから度数分布表とヒストグラムが作成できる。
(2) 数値データから、基本統計量(平均値・中央値・最頻値、分散・標準偏差など)を計算できる。
(3) 正規分布を理解し、正規分布からの確率を計算できる。
(4) 対となっている数値データから、散布図を作成し、正負の相関を判定でき、相関係数を計算できる。
(5) 対となっている数値データから、回帰式を算出でき、回帰式に基づいた応用計算ができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業中の課題としてのレポート課題は、特に注意すべきものをピックアップして、次回の授業で注意点を周知する。
授業中の小テストは、テスト終了後に、正解を周知する。
定期試験の結果は、成績発表時に、講評結果を掲示する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
11.統計学とは何か-記述統計学と推測統計学、母集団と標本、推定と検定高校数学の復習(120分)
教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
専門用語のまとめ・理解(60分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
22.統計の代表値1-記号Σの意味と使い方、算術平均、中央値、最頻値、高校数学の再復習(120分)
教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
記号Σ、代表値の計算練習(60分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
33.統計の代表値2-分散、標準偏差教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
分散、標準偏差の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
44.度数分布、ヒストグラム、度数分布による平均と分散の計算教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
度数分布、ヒストグラムの作成練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
55.順列・組み合わせ、確率の基礎教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
順列・組み合わせ、確率の基礎の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
65.階乗・順列・組み合わせ教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
階乗・順列・組み合わせの計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
77.確率分布-二項分布、正規分布、(ポアソン分布、一様分布)教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
二項分布の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
88.正規分布、標準正規分布、Z変換教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
正規分布と標準正規分布の変換(Z変換)の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
99.正規分布による確率の推定教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
正規分布からの確率の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
1010.散布図、相関(正負、強弱)教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
散布図、相関(正負、強弱)を読み取る練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
1111.相関係数、(共分散)教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
相関係数、(共分散)の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
1212.回帰直線(回帰式)の概念教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
回帰直線(回帰式)の概念の理解(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
1313.回帰直線(回帰式)の計算教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
回帰直線(回帰式)の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
1414.推定と検定の考え方教科書の学習済み範囲の熟読(60分)
簡単な推定問題の計算練習(120分)
次回の予定範囲の教科書の熟読(60分)
1515.まとめ、補い、計算復習教科書の学習済み範囲全体の熟読(60分)
専門用語をまとめ直し理解(120分)
弱点部分の補強としての計算練習(120分)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験50%データから基本統計値(平均、分散、標準偏差、正規分布からの確率値、相関係数など)が計算できるか。基本となる用語が理解できているか。
レポート・小テスト40%レポートをきちんと提出しているか。
データから基本統計値(平均、分散、標準偏差、正規分布からの確率値、相関係数など)が計算できるか。基本となる用語が理解できているか。
授業中の態度10%欠席・遅刻・早退、私語。
授業中の課題をこなしているか、質問を積極的にしているか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『データの分析』日本統計学会東京図書2420+税978-4489023323
2.『初めてでもできる社会調査・アンケート調査とデータ分析』安藤明之日本評論社2500+税978-4-535-58632-1「社会調査論I」の教科書
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『はじめての統計学』鳥居泰彦日本経済新聞出版社2233+税978-4-532-13074-9
参考URL
質疑応答
質疑応答は原則としてクラス担当の先生が応対しますが、他クラスの先生に質問してもかまいません。連絡手段やオフィスアワーは各先生に問い合わせてください。
備考
2年生全員を6クラスに振り分け、火曜1、2限に開講されます。未修得者は春季木曜5限と秋季火曜2限に開講されます。。受講申請時や試験時にクラスを間違えないように。
計算問題を出題するので、講義と試験時には電卓(√(平方根)機能がついているものに限る)を持参してください。スマホや携帯電話の電卓機能の使用は認めません。
理解を深めるために、教科書やプリントを最初から最後まで何回も通読してみること。筆記したノート内容を清書しなおしてみることをお勧めします。
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更新日付2020/02/12 17:22:03