開講年度2020
開講学科健康栄養学科 2013年度以降入学
科目名生化学各論B
担当教員永井 雅代
学期曜日時限春学期 水曜日 4時限
科目区分必修
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーX211-594-10
使用教室14202
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
栄養学を生化学の知識を使って考えよう
授業の概要
生化学総論では細胞の構造、栄養素の代表的な代謝経路について学びました。生化学各論では総論で学んだ内容をさらに発展させ、管理栄養が学修すべきヒトの構造と代謝、体内で起こっている現象が「化学的な言葉」で説明できることを学ぶ。
授業の到達
目標
栄養素の吸収、代謝、分解、排泄についてその語句と概念を理解し、説明できるようになる。
分子、細胞、組織レベルにおける栄養素の代謝経路とその調節について、違いを理解し、関連づけて説明することができる。
ホルモンや免疫反応の基本的な概念と専門用語を理解し、説明できるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内で行った小テスト・中間テスト(1)は翌週返却し、講義内で復習を行う。
中間テスト(2)は実施後1週間以内に返却。講義連絡にて返却方法とテストの講評を行う。
定期試験は成績発表日から1週間以内に答案を返却する。返却場所は講義連絡にて通知。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1栄養素と代謝経路(生化学総論の復習)【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
2細胞の構造と機能
細胞の基本構造と細胞の増殖・分化について学ぶ
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
3核酸と遺伝子
タンパク質の設計図である遺伝子(DNA)を担う核酸の構造の特徴
遺伝子の複製について基本的なことを学ぶ
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
4タンパク質の合成
遺伝情報がどのようにタンパク質情報に変換されているのか学ぶ
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
5タンパク質の機能とビタミン、ミネラル
タンパク質の働きと化学的特徴をまなび、タンパク質が働くためにはビタミンやミネラルが不可欠であることを知る
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
6遺伝子の変異と多型
タンパク質の設計図である遺伝子情報が変異するとは何を意味しているのか考えよう
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
7中間テスト(1)
テスト範囲を総括した後、試験を60分実施。
【予習】前半のまとめテストの該当範囲を復習する。40分
【復習】 テストの見直し 20分
8血糖の調節
インシュリンとグルカゴンが臓器毎に栄養素の代謝経路をどのように調節しているのか考えよう
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
9血糖の調節(2)
膵臓が分泌するホルモン以外のホルモンの栄養素の代謝調節について考えよう。
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
10血糖の調節(3)
空腹時、食後、絶食時における生体内での栄養素の代謝調節について学ぼう。その上で生活習慣病においてはどのような代謝異常が関与しているのか考えよう。
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
11窒素化合物の分解と排泄
生体内の窒素化合物とはアミノ酸と核酸である。ともに分解すると有毒なアンモニアが発生するが、生体内では毒性の低い窒素化合物として排出される。その仕組みを考えよう。
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
12血液と血球
生体の恒常性と生体防御を担っているのは血液成分である。
血管、血液、血球についてそれぞれの働きを考えよう。
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
13生体防御機構の免疫反応
生体防御機構はさまざまな因子が関係した反応系である。
体内に異物が侵入したときに起こる生体内の仕組みについて考えよう
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】学習した範囲についてまとめる 40分
14腎臓とホメオスタシス
体内から体外へ物質を排出できる臓器は腎臓だけである。腎臓の排出する仕組みとその調節メカニズムについて考えよう。
【予習】教科書の該当範囲を確認する 20分
【復習】細胞機能についてまとめる 40分
15中間テスト(2)
テスト範囲を総括した後、試験を60分実施。
【予習】後半のまとめテストの該当範囲を復習する。40分
【復習】 テストの見直し 20分
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
講義毎の小テスト 13回10%各講義の復習をかねた10問(10点満点)の専門用語の小テスト13回の平均点。
中間テスト(1)(2)40%講義後の小テストをもとに100問(100点満点)の専門用語を問う問題を出題。2回行い、その平均点。
定期テスト50%中間テスト(1)(2)をもとに100問(100点満点)の専門用語を問う問題を出題。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『健康・栄養科学シリーズ 生化学 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち』編集:石堂一巳/福渡努南江堂3000978-4-524-24182-8
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
講義前後に質問に応じます。
講義以外の日はメールで対応します。 nagaim@dpc.agu.ac.jp
備考
今年度より教科書を変更しました。
生化学各論は高校生物基礎と化学基礎を発展させた内容です。教科書とともに高校生物の教科書を参考書として、本講義を受講すると理解がすすみます。
画像
ファイル
更新日付2020/02/04 13:34:47