開講年度2020
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年心身科学部心理学科
科目名総合研究演習Ⅰ
担当教員榊原 雅人
学期曜日時限春学期 水曜日 2時限
科目区分必修
授業形態演習
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーY312-842-01
使用教室9005
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
卒業研究に必要なスキルを身につける
授業の概要
総合研究演習Ⅰは、卒業研究(論文)の遂行・作成に必要な基本的要件を学習する。そのために、心理学論文の構成、論文の検索法、論文内容のまとめ方、統計パッケージ(SPSS)の使い方、研究の設計図(プロトコル)作成を学習することをねらいとしている。
授業の到達
目標
1)特定の心理学論文の内容が理解できること、2)研究計画と統計手法の関係が理解できること、3)研究プロトコルの作成ができるようになることが到達目標である。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に講義連絡を通じて授業の講評(講義への取り組み、レポート課題の出題意図)を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1授業の概要【予習】シラバスを読んで講義計画を理解する(30)
【復習】論文の検索法について予め調べてくる(30)
2論文の検索法【予習】興味のあるテーマを用いて検索しpdf論文をダウンロードする(60)
【復習】興味のあるテーマを用いて検索し、さらに別のpdf論文をダウンロードする(60)
3心理学論文の構成1
・序論の構成
【予習】序論部分を読み構成を考える(60)
【復習】別の論文で序論の構成を考える。また、疑問点を記録しておく(60)
4心理学論文の構成2
・方法に記載すべきこと
【予習】方法部分を読み要点を考える(60)
【復習】別の論文で方法の要点を考える。また、疑問点を記録しておく(60)
5心理学論文の構成3
・結果の表し方
【予習】グラフ作成の仕方を予め調べておく(60)
【復習】参照論文のグラフを作成してみる(60)
6心理学論文の構成4
・考察に必要な要素
【予習】考察部分を読み要点を考える(60)
【復習】別の論文で考察の要点を考える。また、疑問点を記録しておく(60)
7先行研究から必要な情報を取り出す【予習】講義で学習した論文の検索を利用して興味のある文献をダウンロードし、概要を読んでおく(60)
【復習】さらに文献をダウンロードし、同様の手順で概要をまとめる(60)
8研究計画と統計的検定の把握【予習】参照論文がどんな検定を実施しているか把握しておく(60)
【復習】研究計画と統計検定の関係を別の論文を用いて再度考える(60)
9t検定を用いた実験計画の例(SPSS)【予習】t検定について予め調べておく(60)
【復習】SPSSによるt検定の操作を再度確かめておく(60)
10一要因分散分析を用いた実験計画の例(SPSS)【予習】一要因分散分析について予め調べておく(60)
【復習】一要因分散分析のSPSS操作を再度確かめておく(60)
11二要因分散分析を用いた実験計画の例(SPSS)【予習】二要因分散分析について予め調べておく(60)
【復習】二要因分散分析のSPSS操作を再度確かめておく(60)
12重回帰分析を用いた実験計画の例(SPSS)【予習】重回帰分析について予め調べておく(60)
【復習】重回帰分析のSPSS操作を再度確かめておく(60)
13研究プロトコルの立案1
・概念図の作成
【予習】授業で参照した論文を読んでおく(60)
【復習】別の論文でプロトコル概念図を作成してみる(60)
14研究プロトコルの立案2
・関心のあるテーマに沿って立案してみる
【予習】学習したことをもとに、自分でテーマを決めプロトコルを立案してみる(60)
【復習】再度、自分でテーマを決めプロトコルを立案してみる(60)
15まとめ
・研究テーマの発表と討論
・プロトコル資料のまとめ方
【予習】作成した研究プロトコルの資料作成をする(60)
【復習】授業で受けた指摘をもとにプロトコルを改編してみる(60)
試験実施方法
その他
評価方法
評価方法割合評価基準
受講態度60%授業中の積極的な発言、課題発表における展開の仕方、質疑応答の観点から客観的に評価する。
レポート課題40%講義で学習した方法をもとにレポート課題を作成・提出し、構成度の観点から客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『研究をブラッシュアップするSPSSとAmosによる心理・調査データ解析』小塩真司東京図書
参考URL
質疑応答
講義内容に関わる質疑応答は講義終了時あるいは講義の冒頭で行う。また、オフィスアワー(月3限・研究室)でも受け付ける。
備考
【講義計画と受講ルールに関わる情報】
 実習に重点を置き、学習内容が段階的に構成されていることから、毎回必ず出席すること。やむを得ない場合は予め担当者に連絡すること。
画像
ファイル
更新日付2020/02/05 17:44:01