開講年度2020
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年心身科学部心理学科
科目名行動心理学a(学習・言語心理学)/行動心理学a
担当教員福本 和哉
学期曜日時限春学期 火曜日 1時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーY231-284-03
使用教室14201
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
学習行動の心理学
授業の概要
学習心理学とは行動の原因と結果の結びつきを知る学問である。心理学で用いられる学習とは学校の勉強のことだけを指す言葉ではなく、様々な知識、態度、価値観の変化まで含まれている。つまり、私たちが日常生活で何気なく行う動作一つを取っても学習の結果もたらされたものであるといっても過言ではない。本講義では、こうした我々の行動を規定している学習の仕組み、その歴史的背景、そして、学習心理学の発展に深くかかわりのある動物たちの実験を紹介しながら講義を進めていく。
授業の到達
目標
学習によってもたらされる行動の変化と、その背後にある仕組みを理解し、学習心理学によって培われた知見や技術が日常の様々な場面で応用され役立てられていることを知る。 また、ヒトの言語の発達と概念の獲得について理解することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表後に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1学習心理学とは何か(1):歴史的背景【予習】学習という用語の意味について調べる(60)
2学習心理学とは何か(2):研究方法【予習】アリストテレスの観念の法則について調べる(60)
3馴化と鋭敏化【復習】最初は驚くが繰り返すうちに慣れてくる刺激とは何か(60)
4古典的条件づけ(1):基本的特徴【予習】『パブロフの犬』という用語について調べる(60)
5古典的条件づけ(2):信号機能【予習】随伴性判断という用語について調べる(60)
6古典的条件づけ(3):レスコーラ=ワグナー・モデル【復習】レスコーラ=ワグナー・モデルを用いて隠蔽と阻止の説明ができるようになる(60)
7古典的条件づけ(3):発現システムと適応的意味【予習】刺激置換理論という用語について調べる(60)
8オペラント条件づけ(1):基本的特徴【予習】オペラント条件づけという用語について調べる(60)
9オペラント条件づけ(2):強化スケジュール【復習】どのような時に迷信行動が生じやすいのだろうか(60)
10オペラント条件づけ(3):刺激性制御【予習】弁別学習という用語について調べる(60)
11オペラント条件づけ(4):観察学習と問題解決【予習】動物の知的行動について映像等の資料を見る(60)
12記憶と言語(1):短期記憶,長期記憶,イメージ記憶【予習】記憶の二重貯蔵モデルについて調べる(60)
13記憶と言語(2):概念と獲得と言語の発達【復習】概念学習についてプロトタイプ理論を調べる(60)
14選択行動の科学【予習】行動経済学について関連書籍を読む(60)
15進化と学習【復習】学習の適応的意義とはなんだろうか(60)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
小レポート30%授業内で行われた内容を覚えているかどうか
定期試験70%学習心理学の基礎、条件づけや学習理論について理解できているかどうか
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『学習の心理~行動のメカニズムを探る』実森正子・中島定彦著サイエンス社1,650円4781909531初学者向け
2.『メイザーの学習と行動』ジェームズ・E・メイザー著二瓶社 4,400円4861080452専門的な内容
参考URL
質疑応答
授業後に直接教員に尋ねること。
備考
画像
ファイル
更新日付2020/02/17 11:16:14