開講年度2020
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名人間の尊厳と平等Ⅰ
担当教員梅田 豊
高橋 洋
服部 育生
原田 保
國田 武二郎
学期曜日時限春学期 木曜日 3時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーB231-261-01
使用教室9107
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
人間の尊厳と平等に対する法律学からの多角的アプローチ
授業の概要
現代社会において法律上問題になる具体的な諸事例の検討を通し、現代社会における法律問題の本質を理解し、解決策を考える。本講義では複数の専門領域についてオムニバス形式で実施する。また、学生相互の又は法律実務家や法律研究者との質疑応答等を通じて、法的素養を身につけてもらいたい。
授業の到達
目標
具体的な事例の検討と議論を踏まえて、法的なものの見方・考え方の一端を把握してもらい、社会の様々な事象について、法的な観点から考察できる能力を養う。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
WebCampusにおいて課題についての解説や講評などを掲載する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
法的な理論面にとどまらず,民事裁判,刑事裁判についての実務上の検討課題,具体的な考慮要素等を指摘する。また,実際の裁判となった事案を取り上げ,学生に分析,討議をするケーススタデイ型の授業とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1人権と法:現代社会と人権1(担当:高橋洋)
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(1) LGBTと個人の尊重
性的少数者と言われる人たちについて書かれた新聞記事やHPを検索して読んでおくこと。2時間。なお、図書館情報センターのHPから日経新聞、中日・東京新聞、朝日新聞の過去の記事をよむことができる。
2人権と法:現代社会と人権2(担当:高橋洋)
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(2) 格差社会と平等
格差社会と呼ばれる現象について書かれた新聞記事やHPを検索して読んでおくこと。2時間。
3人権と法:現代社会と人権3(担当:高橋洋)
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(3) ブラックバイトと勤労の権利
ブラックバイトに関するHPを検索して読んでおくこと。2時間。
4人権と法:現代社会と人権4(担当:高橋洋)
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(4) 18歳選挙権と民主主義
18歳選挙権や選挙そのものについて書かれた新聞記事やHPを検索して読んでおくこと。2時間。
5株式会社を取り巻くステークホルダー1(担当:服部育生)
(60分の講義と30分のディスカッションを行う。)
(1)株式の譲渡と株主名簿
 株式の譲渡方法と株主名簿の名義書換えについて学びます。
会社法127条~135条を読んでおく。60分
6株式会社を取り巻くステークホルダー2(担当:服部育生)
(60分の講義と30分のディスカッションを行う。)
(2)募集株式の発行
 新株発行により既存株主がどのような影響を受けるかを理解したうえで、新株発行手続について学びます。
会社法199条~213条の3を読んでおく。60分
7株式会社を取り巻くステークホルダー3(担当:服部育生)
(60分の講義と30分のディスカッションを行う。)
(3)会社の合併
 合併により株主がどのような影響を受けるかを理解したうえで、合併手続について学びます。
会社法748条~756条を読んでおく。60分
8宗教と法1(担当:原田保)
 1)基本原理
   ①信教の自由 ②政教分離
 2)宗教団体・宗教法人
   ①他の法人との相違 ②宗教的事項に関する裁判の可否
憲法20条、民法33条、宗教法人法の規定を見ておく。60分
9宗教と法2(担当:原田保)
 1)宗教活動
   ①宗教活動の範囲 ②法的制約の可否・条件
 2)死体・骨の取扱
   ①葬送と宗教との関係 ②取扱方法に関する規制
刑法188条~192条、205条、210条、38条の規定を見ておく。60分
10犯罪と法1(担当:原田保)
 1)犯罪防止
   ①警察の責務 ②制裁の予防効果
 2)加害者への対処
   ①刑罰 ②刑罰以外の措置
刑法9条~17条、警察官職務執行法の規定を見ておく。60分
11犯罪と法2(担当:原田保)
 1)被害者への対処
   ①物的支援 ②精神的支援
 2)加害者への対処と被害者への対処との関係
   ①加害者への対処による被害者への支援効果
   ②国および自治体の責務
犯罪被害者等基本法、犯罪被害者等給付金支給法の規定を見ておく。60分
12刑事裁判の諸問題1(担当:國田武二郎・梅田豊)
授業は、裁判の意義・手続などについて、概括的な講義を行う。併せて、裁判官・検察官・弁護士の裁判手続における役割等を説明する。
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
13刑事裁判の諸問題2(担当:國田武二郎・梅田豊)
わが国の刑事手続における問題点・課題について、特に捜査段階における身体拘束の諸問題について検討する。
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
14刑事裁判の諸問題3(担当:國田武二郎・梅田豊)
前回に続き、わが国の刑事手続における問題点・課題について、特に取調べの可視化問題を中心に検討する。
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
15刑事裁判の諸問題4(担当:國田武二郎・梅田豊)
わが国における誤判・冤罪の原因について分析し、それを防ぐために必要な方策について検討する。
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
試験実施方法
その他
評価方法
評価方法割合評価基準
講義担当者ごとによる小テストまたはレポート70講義で扱った内容を正しく理解しているか、また、自分の考え方が適切に示されているか否かを判断
講義内での質疑応答等、講義参加への意欲、積極性30講義中、担当教員が質問したことに対し、自分の見解を示したり、質問をしたり、講義への参加姿勢を評価
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『六法』出版社は問わない最新版が望ましい
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『18歳から考える人権』宍戸常寿編法律文化社2016年
2.『リーガルクエスト 会社法』伊藤靖史・大杉謙一など有斐閣2018年
3.『授業中に配付』
参考URL
1.18歳から考える人権
2.18歳から考える人権
質疑応答
講義の内容等に関する質問は、講義終了後ないしは、オフィスアワーを利用してください。
備考
画像
ファイル
更新日付2020/02/05 16:07:42