開講年度2019
科目名歯科医療における安全性
科目ナンバーD211-578-04
開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者福田 理
実務経験教員歯科医師
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数1
曜日・時限秋学期 月曜日 5時限 楠元第2講義室
秋学期 月曜日 6時限 楠元第2講義室


コーディネーター
病院長:福田 理
担当講座
小児歯科学講座(コーディネート:病院長)
担当者
福田 理、松原達昭、長尾 徹、夏目長門、冨士谷盛興、竹内一夫、宮地 斉、永野恵司
授業の概要
(目的)
『目的』
 近年、医療の質の向上と安全性の確立が強く求められている。特に安全性に関しての国民の関心は極めて高く、医療事故に関する報道を見ることのない日はない程である。このような中で、歯科医療においても医療安全の確保が非常に重要な案件となっている。この科目では、大きく3つに分け、一部では医療事故を防止するための方策、二部では不幸にして事故が生じてしまった場合の対応、三部では代表的な診療部門での安全対策の実際を講義する。これにより安全な歯科医療を患者に提供するための安全管理体制と危機管理について学ぶことを目的とする。

『到達目標』
 歯科医療における安全性授業終了後時において歯科臨床医として歯科患者の安全管理についての基本的考え、知識、態度を習得する。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
 なし

『参考書』
 講義必携の参考書として
 「一から学ぶ歯科医療安全管理、海野雅浩ほか編、医歯薬出版 2005年 ¥4500」

『その他の参考書』
・歯科医療安全管理の手引き、歯科医療情報推進機構編、自由工房出版 2011年.
・医療安全管理の進め方、医療安全ハンドブック編集委員会編、メヂカルフレンド社 2002年.
・医療事故初期対応、前田正一編修、医学書院 2008年.
講義(実習)
の方法・形式
『講義(実習)の方法・形式』
プリントおよび板書、スライド等による講義ならびにディスカッションをおこなう。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1-2安全性の確保(1)

【一般目標(GIO)】
医療事故は日常的に起こる可能性があることを認識し、事故を防止し、安全で信頼される医療を提案されなければならないことを理解する。

【コアカリ】
A-5-1)
医療事故の概念

【到達目標(SBOs)】
①医療事故の概念について説明できる。
②わが国における医療事故の考え方を説明できる。
③医療安全に関する用語を説明できる。

【予習・復習】
予習:
・学習内容の確認をする(5分)
・参考書に目を通し、講義の流れを理解する(10分)
復習:
・配布されたプリントを整理し清書する(10分)
・参考書と講義内容を照らし合わせ、内容を理解する(10分)
・重要事項のキーワードを説明文とともにノートに記載する(10分)

【コアカリ】
 A-5-1)-①
宮地 斉
3-4安全対策(1)

【一般目標(GIO)】
歯科における外来診療、病棟、手術室での安全対策ならびに感染防止対策について説明できる。

【コアカリ】
A-5-3)
院内感染対策

【到達目標(SBOs)】
③歯科患者における院内感染と対策について説明できる。

【予習・復習】
予習:
・学習内容の確認をする(5分)
・参考書に目を通し、講義の流れを理解する(10分)
復習:
・配布されたプリントを整理し清書する(10分)
・参考書と講義内容を照らし合わせ、内容を理解する(10分)
・重要事項のキーワードを説明文とともにノートに記載する(10分)

【コアカリ】
A-5-3)-③,④
松原達昭
5-6危機管理(1)

【コアカリ】
A-5-1)

【コアカリ】
A-5-2)
事故とニアミスの違い
医療事故の原因と防止対策

【到達目標(SBOs)】
①事故の可能性を予測し、それが重大事故につながらないシステム(フェイルセーフ)の必要性を説明できる。
②医療事故や潜在的医療事故(ニアミス)に関する情報を共有し、再発防止に役立てることができる。

【コアカリ】
A-5-1)-④,⑤

③医療事故とニアミスの違いを説明できる。
④医療事故やニアミスの事例の原因を分析し、防止対策を説明できる。
⑤医療事故やニアミスの可能性と対応を説明できる。

【予習・復習】
予習:
・学習内容の確認をする(5分)
・参考書に目を通し、講義の流れを理解する(10分)
復習:
・配布されたプリントを整理し清書する(10分)
・参考書と講義内容を照らし合わせ、内容を理解する(10分)
・重要事項のキーワードを説明文とともにノートに記載する(10分)

【コアカリ】
A-5-2)-①,②,③
冨士谷盛興
7-8危機管理(2)

【一般目標(GIO)】
実際に医療事故やニアミスが発生した場合の対処の仕方を身につける。

【コアカリ】
A-5-2)
事故後の対応

【予習・復習】
予習:
・学習内容の確認をする(5分)
・参考書に目を通し、講義の流れを理解する(10分)
復習:
・配布されたプリントを整理し清書する(10分)
・参考書と講義内容を照らし合わせ、内容を理解する(10分)
・重要事項のキーワードを説明文とともにノートに記載する(10分)

【コアカリ】
A-5-2)-③
夏目長門
9-10安全性の確保(2)

【コアカリ】
A-5-1)
安全管理体制

⑥医療機関における安全管理体制(事故・ニアミス報告書、リスク管理者、事故防止委員会、事故調査委員会等)を概説できる。
⑦歯科医療の特異性を説明できる。
⑧歯科医療における事故の特異性を説明できる。

【予習・復習】
予習:
・学習内容の確認をする(5分)
・参考書に目を通し、講義の流れを理解する(10分)
復習:
・配布されたプリントを整理し清書する(10分)
・参考書と講義内容を照らし合わせ、内容を理解する(10分)
・重要事項のキーワードを説明文とともにノートに記載する(10分)

【コアカリ】
A-5-1)-①⑥⑦
長尾 徹
11-12安全対策(2)

【コアカリ】
A-5-3)
外来診療での安全

【到達目標(SBOs】
①外来診療における治療にかかわる安全対策について説明できる。

【予習・復習】
予習:
・学習内容の確認をする(5分)
・参考書に目を通し、講義の流れを理解する(10分)
復習:
・配布されたプリントを整理し清書する(10分)
・参考書と講義内容を照らし合わせ、内容を理解する(10分)
・重要事項のキーワードを説明文とともにノートに記載する(10分)

【コアカリ】
A-5-3)-①
竹内一夫
13-14安全性の確保(3)

【コアカリ】
A-5-1)
医療事故の起こりやすい状況とリスク管理
医療事故防止のためのシステムと再発防止

④医療事故はどのような状況で起りやすいかを説明できる。
⑤医療事故を防止するには、個人の注意力はもとより組織的なリスク管理が必要であることを説明できる。

【予習・復習】
予習:
・学習内容の確認をする(5分)
・参考書に目を通し、講義の流れを理解する(10分)
復習:
・配布されたプリントを整理し清書する(10分)
・参考書と講義内容を照らし合わせ、内容を理解する(10分)
・重要事項のキーワードを説明文とともにノートに記載する(10分)

【コアカリ】
A-5-1)-②,③
永野恵司
15まとめ宮地 斉
留意事項
重要箇所は数冊の参考書で読み、理解を深めること。
授業以外の
学習方法
医療事故、医療安全に関するマスコミ報道に目を向け、社会的関心を醸成する。
成績評価方法
授業態度、小テスト、レポート、定期テストにより総合的に評価する。
参照ホーム
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更新日付2019/02/07 16:01:57