開講年度2019
科目名実験心理学研究Ⅱ-b 講義
(全)開講学科2018年度心身科学研究科心理学専攻博士前期課程
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者石田 光男
単位数2
曜日・時限秋学期 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
日常における注意の役割
科目のねらい
私たちは環境に対して適応的に行動するため,身の回りにある様々な情報を利用している.このような適応的行動には注意という機能が欠かせない.すなわち多くの心的活動は注意の働きによって獲得された情報を利用して維持されている.しかしながら,注意の働きは情報の取捨選択,覚醒状態,集中力の維持など多岐にわたり,容易に定義し難い心的機能でもある.本講義では,”注意”に関する国内外の文献を通して,その特徴を理解することを目指す.
到達目標
注意の覚醒機能(alerting),定位機能(orienting),実行機能(executive attention)の特徴について理解し,これらの注意機能の日常生活における役割について,身のまわりに起こり得る実例を挙げながら議論することができる.
授業の内容・
計画
本講義ではテキスト内の英文を和訳し,要約しながら説明することを課題とする.
1. 講義概要
2. Introduction
3〜4. The Brain Network Apporch
5〜6. The Alerting Network
7〜8. Orienting of Attention
9〜10. Executive Network and Self-Regulation
11〜12. Development of Attention Network
13〜14. Attention in the Social World
15. まとめとレポート課題
評価方法
(基準等)
講義時間内の発表(80%)とレポート課題(20%)から評価する.
授業外の学修
(予習・復習)
英文資料を講義前後で熟読することが予習と復習となる.
教科書・
参考書
Posner, M. I. (2011) Attention in a Social World. Oxford University Press ISBN: 978-0-19-936102-1
河原 純一郎 , 横澤 一彦 (2015) 注意: 選択と統合 (シリーズ統合的認知) 勁草書房 ISBN: 978-4326251087
参照URL
質疑応答
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備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/06 12:14:19