開講年度2019
科目名環境経済学B
科目ナンバーE3-31-234-16
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者吉田 文和
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
環境経済学Aを踏まえて、環境経済学の展開について詳しくわかりやすく講義する。
授業の概要
基礎的概念として、「環境政策手段」「環境再生」「企業経営と環境保全」「環境経営」「京都議定書」「パリ協定」「低炭素社会」などについて、とくにエネルギーと環境問題について、具体的事例にもとづいて詳しく説明する。
授業の到達
目標
とくに、環境政策の手段、環境再生による地域再生、企業と技術と環境問題、地球温暖化問題と制度、持続可能な発展などについて、理解することである。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1第1回:環境政策の手段と選択基準
環境政策の諸手段とその選択基準について説明する。
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
2第2回:直接的手段(規制的手段)
環境政策の手段としての規制的手段について説明する。
・直接的手段(規制的手段)
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
3第3回:間接的手段(経済的手段)
環境税などの環境政策の経済的手段について説明する。
・間接的手段(経済的手段)
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
4第4回:汚染地域の環境再生とは
公害で汚染された地域の環境再生について水俣病などの事例で説明する。
・汚染地域の環境再生とは
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
5第5回:被害の全面的解明と補償救済
公害で汚染された地域の被害の全面的解明と補償救済について、イタイイタイ病などの事例で説明する。
・被害の全面的解明と補償救済
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
6第6回:地域経済再生への戦略
地域経済再生とエネルギー環境問題への取組をEUや北海道の事例で説明する。
・地域経済再生への戦略
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
7第7回:企業経営と環境保全
企業経営と環境問題への取組を具体例で説明する。
・企業経営と環境保全
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
8第8回:日本の環境対策技術
日本の企業の環境対策技術の発展経過を具体的に説明する。
・日本の環境対策技術、電気自動車への取組
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
9第9回:環境経営
世界の企業の環境への取組を企業経営の視点から分析する。
・環境経営 
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
10第10回:京都議定書からパリ協定へ
産業革命からの地表平均気温上昇1.5度未満を目指す、緩和と適応と各国の取組
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
11第11回:アメリカ:パリ協定に否定的な政権と産業界と各州の取組 2025年に26-28%(2005年比)削減目標だが、トランプ政権は否定的である。【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
12第12回:中国とパリ協定 中国はパリ協定に積極的に取り組み、全国統一炭素排出取引市場を設立した。電気自動車への取組も重要である。【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
13第13回:パリ協定への日本の取組 
日本は2030年に26%削減(2013年比)を掲げている
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
14第14回:再生可能エネルギー戦略 風力発電は世界的に広がりを見せている【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
15第15回:環境産業で広がる雇用
環境産業で広がる雇用環境産業で広がる雇用 ドイツを例にとりながら、環境関連産業と雇用問題を扱う
【予習】プリントの該当部分をよく読むこと(60)
【復習】具体的事例を通じて理解すること(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
学生に対する評価、毎回の講義に対する小レポートを提出してもらい(50%)、各テーマについて講義した後で、さらに学期末試験を実施し(50%)、あわせて評価を行う。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『環境経済学講義』吉田文和岩波書店24009784000289047テキスト事前配布
2.『スマートフォンの環境経済学』吉田文和日本評論社20009784535558854
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ドイツの挑戦―エネルギー大転換の日独比較』吉田文和日本評論社24009784535558410
2.『グリーンエコノミー:脱原発と温暖化対策の経済学』吉田文和中央公論新社Kindle版あり。
参考URL
質疑応答
オフィスアワーは、水曜日の昼と木曜日午前中、2710号室。
備考
①受講計画にかかわる情報
この科目で扱う、エネルギー問題、原子力問題などについて強い関心があることが望ましい。
②受講のルールに関する情報
授業中の私語、携帯電話は厳禁とする。
毎回の授業終了時のミニレポート提出は必須である。
画像
ファイル
更新日付2019/02/14 14:16:04