開講年度2019
科目名人間と環境Ⅱ
科目ナンバーB231-646-02
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者梅田 豊
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 4時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
人間と環境についての「ビッグヒストリー」の視点を踏まえた考察
授業の概要
近年、いわゆるビッグバン(宇宙の誕生)から現在までの歴史を総合的に研究する新しい学問分野として注目されているのが「ビッグヒストリー」である。これは、自然科学と人文社会科学の諸分野を総合した学際的アプローチを用いて、これまでの歴史学よりも長い時間枠・大きな文脈で人間存在の意味を探究するものである。本授業では、その視点を踏まえて「人間と環境」について考えるが、特に人類の誕生以降について重点的に検討する。
授業の到達
目標
人間が存在する意味と環境とのかかわりについて宇宙の誕生にまで遡って考えることにより、すべての問題が密接に結びついていることを知り、そのような視点から人類が直面する諸問題について考える思考方法を身につける。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1授業の概要説明
本授業の概要・目的・範囲等について概説する。
成績評価方法についても説明する。
【予習】予めシラバスにより授業内容を確認しておく(30)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
2物質宇宙の誕生から生物の誕生まで
ビッグバン宇宙論から太陽系(地球)の誕生、さらに生物の誕生までを概説する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
3生物の進化と人類の誕生
生物進化と人類誕生の過程について概説する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
4人類と他の生物を区別するもの
人類と他の生物との違いについて、特に生命活動の基本構造から概説する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
5旧石器時代と初期農耕時代
人類の初期社会の構造について、特に農業の役割を中心に検討する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
6都市、国家、農耕文明の出現
農業の発展による人口増加がもたらした文明の起源・特徴について概説する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
7農耕文明時代(1)
アフロユーラシア地域の農耕文明時代の特徴について概説する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
8農耕文明時代(2)
アフロユーラシア地域以外の地意義の農耕文明時代の特徴について概説する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
9近代革命に向けて
近代市民革命に向けた準備として重要な諸要素について検討する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(30)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
10国家の仕組みとそれを支える理念
国家権力を支える諸要素とその基本構造を支える理念の変遷について検討する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
11近代市民革命の意義
産業革命がもたらした人類社会の変化について概説する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
12モダニティ(現代性)へのブレークスルー
資本主義の進展と世界の植民地化がもたらした諸現象について検討する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
13グローバリゼーション、成長と持続可能性
グローバリゼーション、がもたらした現代人類社会の諸課題について検討する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
14未来のヒストリー
人類社会の将来の展望について検討する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
15まとめ
授業全体を総括し、人間の生きる意味と環境とのかかわりについて再検討する。
【予習】レジュメ等により授業内容を確認しておく(60)。
【復習】授業内容について整理・確認する(60)。
    
評価方法・基
準(評価割合)
毎回の授業の最後に10~15分程度の小テストを行う。
成績は、毎回の小テストの結果(点数)を総計して、評価する(100パーセント)。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料(レジュメ等)を配付する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ビッグヒストリー』デヴィッド・クリスチャン他明石書店
2.『ありえない138億年史』ウォルター・アルバレス光文社
参考URL
1.Big History Projectビッグヒストリープロジェクトのホームページ
2.桜美林大学ビッグ・ヒストリー・プロジェクト桜美林大学のビッグヒストリー・プロジェクトのページ
3.ビッグヒストリーフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による解説
質疑応答
毎回の小テストの解答用紙に「質問・意見・感想等」記入欄を設け、そこに記載された質問等のうち重要と判断したものについては授業中に回答する。
その他の個別の質疑等については、オフィスアワーで対応する。
オフィスアワーの時間以外でも可能な範囲で対応するが、予めメールでアポイントを取るのが望ましい。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/06 13:33:13