開講年度2019
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
基礎有機化学
科目ナンバーA111-471-20
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
部門専門  
対象学年1年
開講種別秋学期
曜日・時限・教室秋学期 金曜日 2時限
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)武田 良文(薬学総合教育)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
薬学において有機化学は医薬品を化学的に理解する上で重要な基礎科目である。基礎有機化学では、有機化合物の構造、性質、反応などの基本的事項を学んだ後、ハロゲン化アルキルの構造、命名法、反応性を学ぶ。また代表的な無機化合物、錯体の名称、構造、性質について学ぶ。薬剤師として医薬品を適切に使用するためには、その化学構造式から、物性、安定性、作用機序などを予測する能力が必要であることを認識する。
授業の到達目標
基本的な有機化合物の命名法、電子配置、反応、立体構造および無機化合物の構造と性質に関する基本的事項を修得することを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
受講前に高等学校・化学で学んだ原子の構造、電子配置、化学結合、周期表、電気陰性度などの基本的事項について復習しておくことが望ましい。
受講後はプリント、教科書を使って復習し、さらに練習問題を解いて、理解度を確認すること。
各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1化学結合と分子構造(1):化学結合の様式について説明できる。C1-(1)-①-1, C3-(1)-①-3
2化学結合と分子構造(2):軌道の混成について説明できる。C1-(1)-①-2, C3-(1)-①-7
3化学結合と分子構造(3):共役や共鳴の概念を説明できる。C1-(1)-①-3
4極性共有結合・酸と塩基(1):ルイス酸・塩基、ブレンステッド酸・塩基を定義することができる。C3-(1)-①-5, C3-(3)-⑥-1, C3-(3)-⑦-1,2
5極性共有結合・酸と塩基(2):有機化合物の性質に及ぼす共鳴の影響について説明できる。C3-(1)-①-4, C3-(3)-⑥-1, C3-(3)-⑦-1,2
6有機反応の概要:基本的な有機反応の特徴を理解し、分類できる。C3-(1)-①-6
7立体化学(1):異性体、キラリティー、光学活性、エナンチオマー、ジアステレオマーについて説明できる。C3-(1)-②-1,2,3,6
8立体化学(2):ラセミ体、メソ化合物、絶対配置の表示法について説明できる。C3-(1)-②-4,5,7
9ハロゲン化アルキル(1):有機ハロゲン化合物の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。C3-(1)-①-1,2, C3-(3)-①-1, C3-(3)-②-1, C3-(3)-⑥-1
10ハロゲン化アルキル(2):求核置換反応の特徴について説明できる。C3-(1)-①-7,8,9, C3-(3)-②-2
11ハロゲン化アルキル(3):脱離反応の特徴について説明できる。C3-(1)-①-7,8,9, C3-(3)-②-3
12無機化合物・錯体(1):代表的な典型元素と遷移元素を列挙できる。代表的な無機酸化物、オキソ化合物、活性酸素、窒素酸化物の名称、構造、性質を列挙できる。C3-(5)-①-1,2,3
13無機化合物・錯体(2):代表的な錯体の名称、構造、基本的な性質を説明できる。医薬品として用いられる代表的な無機化合物および錯体を列挙できる。C3-(5)-①-4,5
授業の方法・方略
講義
教科書、プリントおよびパワーポイントを用いて講義する。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(100%)
教科書
ソロモンの新有機化学Ⅰ 第11版(廣川書店)
参考書
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
ページ
画像
ファイル
更新日付2019/01/29 12:21:59