開講年度2019
科目名生徒指導論Ⅱ/教育測定
科目ナンバーL211-274-66
開講種別秋学期集中
対象学年2年
担当者二宮 克美
単位数2
曜日・時限秋学期集中 その他 集中
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
教育測定・教育評価に習熟し、生徒指導力を身につける
授業の概要
生徒指導論Ⅱ/教育測定は、教育現場において実際に使用する教育統計の基礎を習熟することをねらいとしている。この科目は、教職に関する科目の中でも、「生徒指導、教育相談および進路指導等に関する科目」の1つである。必修科目ではないが、教員になるために必要な「生徒指導力」を高めることが目的で設置された科目である。そのための基礎的な事項として、教育測定・調査(アセスメント)、統計的処理、教育評価などをしっかり理解し、習得してもらうことが主たるねらいである。実際に統計的な計算(χ2検定、F検定、t検定など)を授業中に課すことを予定している。
授業の到達
目標
教育測定、教育評価について解説できる。
教育統計を用いて、生徒指導力を発揮できる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「イントロダクション」:講義概要の説明
〇生徒指導に必要な知識の確認をします。
【予習】シラバスを読み、この授業内容をあらかじめ把握する(20)。
【復習】受業全体について確認(30)。
2「教育測定の意義とその具体的な目標」
〇教育測定の意義と目標について詳しく説明します。
【予習】教育測定についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】教育測定の意義と目標についての知識の整理と確認(30)。
3「アセスメントならびに資料収集にあたっての留意点」
〇アセスメント(査定)、教育にかかわる資料の収集についての留意点などを解説します。
【予習】アセスメントについてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】アセスメント・資料収集の留意点について知識の整理と確認(30)。
4「テスト理論」
〇テスト理論、テストリテラシーなどについて解説します。
【予習】テストにかかわる事項についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】テスト理論についての知識の整理と確認(30)。
5「教育評価論」
〇教育評価の理論について解説します。
【予習】教育評価とは何か、あらかじめ調べておく(30)。
【復習】教育評価論についての知識の整理と確認(30)。
6「教育評価としてのテストの作成」
〇正誤法・多肢選択法・再生法・記述式などテスト作成を実際に課し、解説します。
【予習】テストの作成についてあらかじめ調べておく(30)。
【復習】教育評価としてのテストの作成についての知識の整理と確認(30)。
7<中間テスト>1時間
〇1~6回目までの学習事項について、試験をします。
〇その後、実際に採点をして既習事項を確認します。
【予習】中間テストのための勉強(60)。
【復習】受業前半の学習事項の整理と確認(30)。
8「教育統計の基礎的事項」
〇平均値・標準偏差などの意味を解説し、受講生一人ひとりの統計的基礎知識を確認します。
【予習】教育統計についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】教育統計の基礎的事項についての知識の整理と確認30)。
9「χ²検定」
〇度数・%の検定の仕方について解説します。
【予習】度数や%の分析の仕方についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】χ²検定ができるようになる(30)。
10「F検定」
〇分散の検定の仕方について解説します。
【予習】分散の検定についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】F検定ができるようになる(30)。
11「t検定」
〇2つの平均値の検定の仕方について解説します。
【予習】平均値の検定についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】平均値の検定ができるようになる(30)。
12「分散分析」
〇ANOVAについて解説します。
【予習】分散の検定についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】ANOVAができるようになる(30)。
13「相関係数(r)」
〇相関係数の算出方法と意味を解説します。
【予習】相関係数についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】相関係数を算出できるようになる(30)。
14「多変量解析」
〇因子分析、重回帰分析など多変量解析の基礎を解説します。
【予習】多変量解析についてあらかじめ調べておく(20)。
【復習】多変量解析についての知識の整理と確認(30)。
15「研究論文の読み方・書き方」
〇実際の研究論文を読み、読み方・書き方の解説をします。
【予習】読みたい研究論文をさがしておく(60)。
【復習】研究論文の読み方・書き方についての知識の整理と確認(30)。
    
16定期試験8回から15回までの既習事項についての試験勉強(90)。
評価方法・基
準(評価割合)
授業への貢献度(10%)、各回での課題の解答実績(15%)、中間試験の成績(25%)、定期試験の成績(50%)などを総合的に勘案して評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『あなたもできるデータの処理と解析』岩淵千明福村出版2,600+税4-571-20058-7
参考URL
質疑応答
授業中はいつでも可能である。
授業外では、オフィスアワーを利用していただきたい。
備考
必修科目ではないので、よほどの関心がないと授業への出席は続かない。内容はかなり高度である。覚悟の上、履修のこと。授業時間外に、課題への解答(宿題)を課す。
研究室:G616
オフィスアワー:水曜日と木曜日の4時間目
画像
ファイル
更新日付2019/01/13 10:37:53