開講年度2019
科目名教育行政学Ⅱ
科目ナンバーL231-271-21
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者萩生 昭徳
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
教育行政のより深い理解を目指す ー各領域の検証と課題への取組を通してー
授業の概要
 教育行政とは、「国や地方公共団体が教育に関して行う様々な行政行為」と定義されています。しかし現代は、どこまでを教育行政と呼ぶのか、その線引きや範囲があいまいになっています。そこでこの授業では、教育行政の各領域について再確認して検証することで、各領域の実情や問題点を改めて把握します。さらに、各授業時の課題に取り組み、調査・研究してまとめ、まとめたレポートを全体に発表することを通して、受講者全員で教育行政をより深く理解することを目指します。なお、原則として「教育行政学Ⅰ」の既修者を対象としますが、教職を目指す学生で意欲を持って受講できるのであれば、是非受講してください。
授業の到達
目標
(1)教育行政の様々な領域について再確認しながら、実情を把握したりそれぞれの問題点などを発見するとともに、準備された課題に取り組むことを通して、着実な調査・研究を行う姿勢を身につけ、積極的かつ意欲的に自らの意見をまとめることができるようになること。
(2)現代の教育行政について、他者の発表や意見を通してより深く理解するだけでなく、自らの発表を他者へ理解してもらうための文章力や言語力を身に付けることができるようになること。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1○「この授業を始めるにあたって」
 「教育行政学Ⅰ」で学んだことを基礎に、教育行政全般について再確認するとともに、この授業が目指すことや、今後の授業展開について理解する。
【予習】既習した「教育行政学Ⅰ」について、教科書等を使い簡単に概観しておく。(30)
【復習】教育行政について、既習事項等を整理する。(30)
2○「教育行政とは」
 教育行政の概念や教育における国や地方公共団体の役割について再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。 
【予習】教育行政について、既習事項を整理する。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
3○前時の課題について発表。(受講者数によっては、各回ごとに発表者を決定。(次時以降同様))
○「教育法制」
 教育法制の構造や概念などについて再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。 
【予習】教育法制について、既習事項を整理するとともに、発表の準備を行う。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
4○前時の課題について発表。
○「教育行政組織①」
 国の教育行政組織としての文部科学省ついて再確認し検証する。
【予習】文部科学省について、既習事項を整理するとともに、発表の準備を行う。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
5○「教育行政組織②」
 地方の教育行政組織としての教育委員会ついて再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。
【予習】教育委員会について、既習事項を整理する。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
6○前時の課題について発表。
○「教育財政①」
 教育財政の構造と国の教育財政について再確認し検証する。
【予習】国の教育財政について、既習事項を整理するとともに、発表の準備を行う。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
7○「教育財政②」
 国の教育財政の内訳と地方の教育財政について再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。
【予習】地方の教育財政について、既習事項を整理する。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
8○「これまでの復習と小テスト①」
 教育行政組織や教育財政などについて総復習するとともに、既習事項の小テストに取り組む。
【予習】小テストの準備を行う。(60)
【復習】小テストの内容と結果を振り返る。(30)
9○第7回の課題について発表。
○「現代の公教育制度」
 現代の公教育制度について再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。
【予習】公教育制度について、既習事項を整理するとともに、発表の準備を行う。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
10○前時の課題について発表。
○「社会教育行政」
 社会教育行政について再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。
【予習】社会教育行政について、既習事項を整理するとともに、発表の準備を行う。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
11○前時の課題について発表。
○「教育課程行政」
 教育課程行政について再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。 
【予習】教育課程行政について、既習事項を整理するとともに、発表の準備を行う。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
12○前時の課題について発表。
○「学校経営」
 学校経営について再確認し検証するとともに、準備された課題に取り組む。
【予習】学校経営について、既習事項を整理するとともに、発表の準備を行う。(30)
【復習】授業内容を振り返り、理解を深める。(30)
【課題】授業時に提示する。(30)
13○「これまでの復習と小テスト②」
 公教育や社会教育、教育課程行政などについて総復習するとともに、既習事項の小テストに取り組む。
【予習】小テストの準備を行う。(60)
【復習】小テストの内容と結果を振り返る。(30)
14○第12回の課題について発表。
○「教育行政への疑問を考える①」
 教育行政に関して疑問に思ったことを、準備されたテーマを参考に自らのテーマを設定し、調査・研究して整理しまとめる。
【予習】発表の準備を行うとともに、これまでの学習を通じて感じた疑問点を整理する。(30)
【課題】自ら設定したテーマについて、資料等を活用して調査・研究・整理するとともに、発表の準備を行う(60)
15○「教育行政への疑問を考える②」
 自らが設定したテーマについての発表するとともに、発表内容について意見交換する。さらに、今回の授業全般を振り返る。
【予習】自らのテーマについて整理し、発表の準備を行う。(30)
【復習】自らの発表内容について、意見交換などを参考に再検証しながら、授業全般を振り返る。(30)
    
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験は実施しません。ただし、評価は、8回を予定している各授業時の課題への取組や発表内容(各10点満点×8回=80点)、小テスト(各100点満点×2回=200点)、最終講義時の発表内容や提出レポート(20点満点)に基づき、すべての点数を加算して行います。
なお、理由のない欠席や、課題に取り組めずに課題発表(提出)ができない時、または、その内容が不十分な時には、その回の課題点は加算されません。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『教育行政学 改訂新版』勝野正章・藤本典裕【編】学文社1800円+税978-4-7620-2490-0
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『テキスト 教育と教育行政』井深雄二・大橋基博・中嶋哲彦・川口洋誉勁草書房2000円+税978-4-326-25107-0
2.『その他授業内で紹介』
参考URL
質疑応答
名城公園キャンパスでは、授業中及び授業日の3限に講師控室で、日進キャンパスでは、授業中及び教職支援センターで適宜対応します。
備考
※上記の内容は、変更する場合があります。
(1)必要に応じて座席指定を行います。
(2)2/3以上の出席が必要です。また、遅刻もしないこと。
(3)指示された場合を除いて、授業中の携帯・スマホ等の使用は厳禁します。
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更新日付2019/02/04 14:53:10