開講年度2019
科目名教職論Ⅰ
科目ナンバーL111-271-01
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者萩生 昭徳
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
教職に就くということ -「求められる教員」になるために-
授業の概要
皆さんのそばにいた学校の先生達は、なぜ教員になりたいと思ったのでしょうか。教員という職業に、どんな魅力を感じたのでしょうか。その目標を実現させるために、どのような学びが必要だったのでしょうか。その答となるのがこの授業です。皆さんには、目標にしたい先生はいますか。目標とする教員になるためには、どのような心構えを持ち、どのように取り組んだらいいのでしょうか。この授業を通して教員になるための心構えを、実現するための取組を考えてみましょう。授業では、教育現場で培った豊富な経験をもとに、様々な事例も紹介します。15回の授業を修了したとき、皆さん一人一人が、目標とする具体的な教員像を描くことができていることを期待しています。
授業の到達
目標
(1)教員という仕事を理解することにとどまらず、あるべき教員像を具体的に描くことができ、それを自らの目標としてとらえることができるようになること。
(2)教員を目指して努力することを決意するだけでなく、必要となる学びを的確に把握し、自己研鑽への意欲を持つことができるようになること。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「『教職論Ⅰ』を学ぶにあたって」
 授業方針を確認するとともに、教員を目指すことの意義について考える。
【予習】シラバスを熟読し、さらに最近の教育に関する話題について情報の収集に努める。(30)
【復習】スケジュールを再確認し、教員を目指すことの意義を考える。(30)
2「職業としての教員」
 教職の意義や教員の役割と職務内容を概観し、教員という職業を改めて考える。
【予習】教員という職業について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
3「教員像の変遷」
 時代に応じて求められた様々な教員像とその変遷を確認するとともに、現在の学校に求められている教員像について考える。
【予習】教員像の変遷について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
4「教員に求められる資質と能力」
 優れた教員とは、また、教員に求められる資質や能力について、中央教育審議会等の答申を参考に考えるとともに、課題に取り組む。
【予習】教員の資質と能力について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
【課題】教職を目指す理由を論述する。(30)
5「なりたい教員をイメージしたら」
 自らが理想としたい教員について、これまで出会った教員を参考にしながらGW(グループワーク)で考えるとともに、課題に取り組む。
【予習】なりたい教員像ついて考えを整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30) 
【課題】なりたい教員像について論述する。(30)
6「教員養成の歴史と現状を知ろう」
 教員養成の現状を具体的に確認し理解するとともに、その課題についても考える。
【予習】教員養成の歴史について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
7「教員教育制度(資質・能力の向上)」
 教員研修制度と様々な研修内容を把握するとともに、教員免許更新制度や教員評価制度についても、その動向を確認する。 
【予習】教員教育制度について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
8「教員文化とライフコース」
 学校組織と教員社会を概観するとともに、教員文化とその機能を確認しながら、自らの教員人生を予測し課題に取り組む。
【予習】教員文化について調べを整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30) 
【課題】教員となった自分のライフコースを予測する。(30)
9「教員の身分と服務」
 教員の身分や任用資格、その服務の法的位置づけ、懲戒と分限の違いなどについて確認する。
【予習】教員の身分と服務について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
10「教員の仕事と役割① -教科指導-」
 教科指導について学習するとともに、シラバスや学習指導案、指導に基づく評価についても確認する。さらに、課題として模擬授業のための指導案を作り、実践の準備を行う。
【予習】教科指導について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
【課題】模擬授業の指導案をつくり、実践に備える。(60)
11「教員の仕事と役割② -模擬授業の実践-」
 グループに分かれて、将来担当したいと考えている教科の模擬授業を実践する。(15分~20分)終了後、相互に意見交換し、課題として実践を振り返る。
【予習】指導案を点検し、模擬授業の準備をする。(60)
【復習】模擬授業を振り返り、改めて教職について考える。(30)
【課題】模擬授業の反省と今後の課題をまとめる。(30)
12「教員の仕事と役割③ -生徒指導と進路指導-」
 生徒指導の意義や指導体制、進路指導とキャリア教育について学習し、GWで生徒指導や進路指導に関する課題に取り組む。
【予習】生徒指導・進路指導について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
【課題】GWを参考に事例への回答を考える。(30)
13「教員の仕事と役割④ -特別支援教育と教育相談-」
 特別支援教育の実情と組織や取組、教育相談の実際について確認するとともに、課題に取り組む。 
【予習】特別支援教育について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
【課題】特別支援教育に関する意見を論述する。(30)
14「教員の仕事と役割⑤ -その他の教員の職務-」
 校務分掌や学級経営、道徳教育、特別活動、部活動、保護者や地域との関わりについて、各職務を理解するとともに、現場の様々な課題を知る。
【予習】教員のその他の職務について調べ整理しておく。(30)
【復習】学習プリントを使って振り返り、授業内容の理解に努める。(30)
15「変化する社会の中の教育と教員」
 現行と新しい学習指導要領をそれぞれ確認するとともに、保護者や地域住民の学校経営参画、学校選択制、民間人校長などについて認識し、変化に対応した学校教育と教員のあり方を考える。
【予習】これまでの学習プリントや提出した課題を整理する。(30) 
【復習】これまでの授業内容を再確認し、全体を整理して定期試験に備える。(60)
    
16定期試験 授業の学習内容を確認する。
評価方法・基
準(評価割合)
評価は、定期試験60%、授業時の平常点40%の評価割合を予定しています。
授業時の平常点とは、授業への意欲的な参加など積極性と、授業時に適宜提示する課題を点数化して行います。提出していなかったり、内容が不十分な場合は、その都度減点します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業時の配付資料による』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業内で適宜紹介する』
参考URL
質疑応答
教職支援センターで適宜対応します。
備考
*上記の授業内容については、変更される場合があります。
(1)座席指定を行います。
(2)2/3以上の出席が必要です。
(3)指示された場合を除いて、授業時の携帯・スマホ等の使用は厳禁します。
画像
ファイル
更新日付2019/02/04 14:53:34