開講年度2019
科目名学習情報の収集と提供
科目ナンバーZ231-271-02
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者木見尻 哲生
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 5時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
自治体による学習情報の収集や提供の在り方を考究し、望ましい生涯学習への理解を深める
授業の概要
国民一人一人が豊かな人生を送り、また、地域社会を活性化させるために生涯学習の果たすべき役割が期待されているが、現状としては、生涯学習は国民に浸透しているとは言い難い。その理由の一つとして、生涯学習情報が十分に活用されていないということが挙げられる。この授業では、学習情報の収集・提供の現状や課題を取り上げた上で、望ましい生涯学習情報の取り扱いについて考究しつつ、生涯学習に関する理解を深めることを目的とする。
授業の到達
目標
・生涯学習情報の収集や提供に関して、現状や課題を考察できる。
・生涯学習政策に対する建設的な意見をまとめることができる。
・グループワークやロールプレイを通して、学習情報の在り方を具体的にイメージできる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション・授業の進め方について【予習】これまでに学んできた社会教育・生涯学習について振り返っておく(90)、【復習】授業で扱った概念や用語について不明な点を明らかにして理解を深めておく(90)
2日本における生涯学習の状況【予習】我が国の生涯学習について、特徴や課題を整理する(90)、【復習】授業で扱った概念や用語について不明な点を明らかにして理解を深めておく(90)
3社会教育法の理念と学習情報の位置付け【予習】社会教育法に目を通しておく(90)、【復習】社会教育法に関して不明な点を調べるなどして理解を深める(90)
4文部科学白書における生涯学習【予習】文部科学白書の生涯学習に関連する箇所に目を通しておく(90)、【復習】文部科学白書に関して不明な点を調べるなどして理解を深める(90)
5生涯学習に関する世論調査の検討【予習】生涯学習に関する世論調査に目を通しておく(90)、【復習】授業で取り上げた論点について独自に調べるなどして理解を深める(90)
6生涯学習情報の事例研究(名古屋市及び周辺の市町村)【予習】名古屋市などの生涯学習の概要を調べておく(90)、【復習】生涯学習情報誌などを読み返し、自治体毎の特徴や相違点を確認する(90)
7グループワーク(1)
・地域の生涯学習情報を持ち寄って比較・検討する
【予習】身近な地域の生涯学習情報を入手し、内容を確認しておく(120)、【復習】グループでの議論を整理する(90)
8グループワーク(2)
・グループごとに発表する
・望ましい情報提供の在り方を考える
【予習】発表に向けて情報を整理する(90)、【復習】発表内容をふまえて、生涯学習情報の種類の広がりを確認する(90)
9学習活動の類型
・自治体主催講座、市民講師講座、自主サークルなど
【予習】生涯学習活動に様々な形式があることを調べ、整理しておく(90)、【復習】市民の主体的な学習を促すためにどのような形式が有効であるか考究する(90)
10講座内容のおよび情報提供の検討【予習】自治体の生涯学習情報誌の中で「講座」に注目して情報の提示方法を確認しておく(90)、【復習】手元の情報誌を精査して授業で取り上げた事例と比較する(90)
11学習相談(1)
学習相談の基本理解
【予習】学習相談の事例(報告書)に目を通し、学習相談の基本を理解する(90)、【復習】学習相談に関して授業で取り上げた内容を振り返り理解を深める(90)
12学習相談(2)
ロールプレイ(学習相談の実演)
【予習】学習相談のシナリオに目を通し、学習相談の役割を具体的にイメージする(90)、【復習】ロールプレーを振り返りながら、自分なりに場面を想定してシナリオを作成する(90)
13愛知県による学習情報の提供の実際(1)
生涯学習推進センターおよび「まなびぃあいち」(情報誌)
【予習】「まなびぃあいち」に目を通し、気になったことをメモしておく(90)、【復習】県レベル(広域)の生涯学習政策の特徴をまとめておく(90)
14愛知県による学習情報の提供の実際(2)
「学びネットあいち」(情報システム)
【予習】「学びネットあいち」を利用して、ネットによる情報提供の在り方について考えておく(90)、【復習】授業内容をふまえて、ネットによる情報提供の利点と限界について意見をまとめる(90)
15まとめ【予習】これまで授業で取り上げたことを振り返り、疑問点を明らかにしておく(90)、【復習】生涯学習情報の特質をふまえて、望ましい情報の収集・提供の在り方について自分の考えをまとめる(90)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
授業の参加状況(小レポート、積極性など) 30%、報告・討論 30%、定期試験 40%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業時に質問の時間を設ける。また必要に応じて、授業前後の時間を利用したり、電子メールでの対応を行う。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/14 15:52:51