開講年度2019
科目名運動生理学演習
科目ナンバーZ232-482-03
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者長﨑 大
水上 健一
杉浦 春雄
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
運動時の呼吸と筋肉の測定
授業の概要
運動生理学で学んだ専門的な知識と実践の融合を図る。

運動によって変化する生理学的応答は、「呼吸が早く、大きくなった」、筋が疲労して「腕が重い」などの経験をしているが、それが安静時の何倍の変化であるのか、実践的で客観的な学びは、まだ取り組んでいない。そこで、自らの運動を通じた、呼吸や筋肉の変化について学ぶ。全ての課題は、測定から発表までグループで協働して目標に取り組む。

筋機能(筋力・パワー)担当、筋機能(筋電図)担当、呼吸機能担当の3名の教員が担当する。受講学生は3グループに分かれ、筋機能と呼吸機能をオムニバス形式で学ぶ。
授業の到達
目標
<呼吸機能>
全身持久力は酸素摂取量によって決定される。この酸素摂取量は、様々な運動負荷条件によって変化するので、酸素摂取量を測定することによって、運動時の呼吸機能を知ることが出来る。

<筋機能:筋力・パワー>
等速性筋力は、スポーツ等の運動中の動きに近い筋力の発揮様式と言える。この等速性筋力はパフォーマンスに影響するので、等速性筋力を測定することによって、パフォーマンスを予測したり、向上のためのトレーニング計画に活用することが出来る。

<筋機能:筋電図>
運動の制御は骨格筋の収縮によって行われているが、それは筋電図によって可視化され、スポーツの競技力を評価することが出来る。

これらの呼吸機能と筋機能のメカニズムについて、自ら測定でき、理論的理解と実際的な生理的応答を述べることができることを目標とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス
筋機能について
等速性筋力および等尺性筋力
筋力の収縮様式についてレポートにまとめる 120分
等速性筋力および等尺性筋力の測定結果を考察する 120分
2筋機能の測定:筋力・パワーA
立ち幅跳び
10mスプリント走
立ち幅跳びと10mスプリント走の結果を考察する 120分
3筋機能の測定:筋力・パワーB
スクワットジャンプ
カウンタームーブメントジャンプ
リバウンドジャンプ
ジャンプの結果を考察する 120分
4筋機能の測定:筋力・パワーC
最大無酸素パワー
階段駆け上がりテスト
最大無酸素パワーと階段駆け上がりテストの結果を考察する 120分
5プレゼンテーション
筋力・パワー
これまでの結果をまとめ、プレゼンテーションスライドを作成する 120分
6筋電図について
筋電図の操作方法
表面筋電図の原理について学習する 120分
7筋機能の測定:筋電図A
運動時の筋電図
データ解析を行う 120分
8筋機能の測定:筋電図B
運動時の筋電図
データ解析を行う 120分
9筋機能の測定:筋電図C
運動時の筋電図
データ解析を行う 120分
10プレゼンテーション
筋電図
これまでの結果をまとめ、プレゼンテーションスライドを作成する 120分
11呼吸機能の測定方法
酸素摂取量の測定A
無酸素性作業閾値について調べる 120分
12酸素摂取量の測定B11回目で得られた,無酸素性作業閾値以下の運動時の酸素摂取量のデータについてエクセルを使って解析する 120分
13酸素摂取量の測定C運動時の循環応答の神経機序を調べる 血圧測定の原理について学習する 120分
14酸素摂取量の測定D13回目で得られた血圧や心拍数のデータをエクセルを使って解析する 120分
15プレゼンテーションこれまでの結果をまとめ、プレゼンテーションスライドを作成する 120分
    
評価方法・基
準(評価割合)
教員別に、筋機能(筋・パワー)34点、筋機能(筋電図)33点と呼吸機能33点の合計100点とする。
各項目点の内訳は、20点(21点:筋・パワー)をプレゼンテーション、13点を測定とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に配布する』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
オフィスアワーと授業の前後で応対します
備考
画像
ファイル
更新日付2019/01/30 18:42:51