開講年度2019
科目名一般実験演習Ⅱ(心理学実験Ⅳ)/一般実験演習Ⅱ
科目ナンバーY212-841-06
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者高木 浩人
榊原 雅人
日野 麻衣
松岡 弥玲
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
心理学の実験演習
授業の概要
一般実験演習Ⅱは、基礎実験演習を履修した上で受講する実験演習コースである。このコースでは、基礎実験演習コースよりもさらに自発的な態度で取り組むことが必要であり、実験の内容についても参加する学生諸君の創意と工夫が要請される。具体的な演習プログラムは、4つの領域(認知・行動、発達・教育、人格・臨床、社会・産業)について、次のようなテーマで行っていく。学生諸君は、1つの領域を3週間かけて実験演習を行い、半年間で4領域をすべて履修していくことになる。
授業の到達
目標
心理学の実験演習について理解を深める。これらを通して、実験の計画立案について理解し、統計に関する基礎的な知識について概要を説明できるようになること。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション:実施内容、方法についての説明【復習】授業全体について確認(30)
2認知・行動:「認知課題と反応時間の測定1」
選択反応時間に及ぼす文字と表象の効果を検討します
【予習】反応時間(reaction time)を扱った実験をダウンロードし、読んでおくこと(90)
【復習】認知処理における処理資源の考え方について整理しておくこと(90)
3認知・行動:「認知課題と反応時間の測定2」
刺激と反応の一致・不一致が反応時間に及ぼす効果について検討します
【予習】2要因の分散分析の例を調べておくこと(90)
【復習】指定のソフトウエアを使って分散分析を実施し出力結果を印刷してくること(90)
4認知・行動:「分析結果の考察とレポート作成」
実験結果を解釈し社会生活にどのように役立つのかを考察します
【予習】作成したグラフをもとに、反応時間の変化がなぜ生じたのかあらかじめ考えておくこと(90)
【復習】レポートを作成するとともに、次回以降の領域について予め調べておくこと(90)
5質問紙調査への参加【復習】質問紙に回答して感じたこと、考えたことを確認(30)
6発達・教育:発達心理学研究における調査的面接法①調査的面接法についての概要【課題】調査的面接法を用いた発達心理学研究の文献を調べる(60)
7発達・教育:発達心理学研究における調査的面接法②調査的面接法の実践と分析方法【課題】授業で実践した課題についての分析(60)
8発達・教育:発達心理学研究における調査的面接法③研究結果のまとめ方【課題】レポート作成(120)
9人格・臨床:カウンセリングⅡ。プロセスの促進と展開/様々な技法を学ぶ。①【復習】エクササイズ1-8の確認(20)
10人格・臨床:カウンセリングⅠ。プロセスの促進と展開/様々な技法を学ぶ。②【復習】エクササイズ9 所見書の清書(20)
【課題】カウンセリング実習内容の準備(10)
11人格・臨床:カウンセリングⅠ。プロセスの促進と展開/様々な技法を学ぶ。③【課題】カウンセリング実習レポート作成(90)
12社会・産業:社会心理学の実験を実験者として実施①【課題】実験者としてシナリオ実験を実施、実験助手室に報告に行くこと(60)
13社会・産業:社会心理学の実験を実験者として実施②【復習】データの読みとり方の確認(30)
14社会・産業:社会心理学の実験を実験者として実施③【課題】レポート作成(120)
15授業のまとめと質問【復習】4つの領域で学んだ内容の確認(60)
    
評価方法・基
準(評価割合)
4テーマの実験レポートによる評価を基本とするが、参加態度も加味する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
各教員のオフィスアワー。
備考
授業計画の順番は班によって異なる。
一般実験演習Ⅰ(春学期)2単位と一般実験演習Ⅱ(秋学期)2単位、合わせて4単位が必修科目である。
画像
ファイル
更新日付2019/02/08 12:32:24