開講年度2019
科目名計量心理学b
科目ナンバーY231-285-08
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者千野 直仁
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
論文作成のための具体的なデータ解析方法の解説 b
授業の概要
計量心理学a に引き続き、卒論作成に役立つ具体的なデータ解析の方法の概要(春学期とは異なる)を解説し、卒論に応用できるようにすることを目的とする。単なる統計ソフトの学習とは異なり、方法の基礎にある仮定や理論に関する初歩的知識を学ぶことを主眼とする。
授業の到達
目標
 諸君が3年次・4年次でレポートや研究論文を仕上げるには、心理統計学で学んだ知識だけでは不十分なことが多い。特に、計量ゼミの3,4年生で未だ取っていない学生は可能な範囲で取得することが望ましい。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
133ページからなるパワーポイントファイルテキスト「計量心理学 b」を配布し、秋学期で行う授業内容について解説する。第1回目授業内容を復習し、配布された資料を一瞥する (45)。
2テキスト第1章 重回帰分析 第 1.1 節 適用例、について、千野のホームページの資料(卒論データ)や筆跡データを例にとり説明する。第 1.1 節の前半を復習し (45)、同節の後半を予習する (45)。
3第1章 重回帰分析 第 1.1 節 適用例、の後半について、テキストとホームページの資料を例にとり説明する。第 1.1 節の後半を復習し (45)、第 1.2 節を予習する (45)。
4第1章 重回帰分析 第 1.2 節 重回帰分析モデルによる予測、の節を、具体例をもとにして説明する。第 1.2 節を復習し (45)、第 1.3 節を予習する (45)。
5第1章 重回帰分析 第 1.3 節 重相関係数・偏回帰係数の検定、の節を具体例とホームページの資料をもとに説明する。第 1.3 節を復習し (45)、第 1.4 節を予習する (45)。
6第1章 重回帰分析 第 1.4 節 重回帰分析の適用例(2)、の節では、筆跡データの具体例をもとに、重回帰分析の適用可能性について説明する。第 1.4 節を復習し (45)、第 1.5 節を予習する (45)。
7第2章 共分散構造分析 第 2.1 節 具体例、の節では、ホームページの資料のパス図を示し、同分析の概要を説明する。また、第 2.2 節 共分散構造分析の特徴、の節では、他の解析方法との違いについて説明する。第 2.1 節および第 2.2 節を復習し (45)、第 2.3 節を予習する (45)。
8第2章 共分散構造分析 第 2.3 節 共分散構造分析の概要の節では、同分析の基本的な2つのモデルについて簡単に紹介し、パス図との関係や他の解析方法との違いにも触れる。第 2.3 節を復習し (45)、第3章 判別分析の第 3.1 節および第 3.2 節を予習する (45)。
9第3章 判別分析 第 3.1 節 判別分析の例1、の節で、判別分析のわかりやすい具体例を示す。第 3.2 節 判別分析の概要、の節では判別分析の基礎概念を紹介する。第 3.1 節および第 3.2 節を復習し (45)、第 3.3 節を予習する (45)。
10第3章 判別分析 第 3.3 節 判別分析の例2の節 (1)では、本学卒論ゼミ学生の色の好みの規定因の分析を判別分析により解析した例を示し、判別分析への理解を深める。第 3.3 節を復習し (45)、第4章 第 4.2 節を予習する (45)。
11第3章 判別分析 第 3.3 節 判別分析の例2の節 (2)では、本学卒論ゼミ学生の色の好みの規定因の分析における基礎概念や具体的なSAS による出力結果について説明し、判別分析への理解をさらに深める。第 3.3 節の後半を復習し (45)、第4章 第 4.2 節を予習する (45)。
12第4章 ロジスティック回帰分析、では最初に卒論データでの同解析の具体的な適用例を示し、同解析の特徴を説明し、第 4.2 節 ロジスティック回帰分析のモデル、の節では、同モデルの基本的な概念について説明する。第4章 第 4.2 節を復習し (45)、第 4.3 節を予習する (45)。
13第4章 ロジスティック回帰分析 第 4.3 節 武田 (2003)の2群データの例、の節では、武田 (2003)のもとの7群(7色)判別の特別なケースとしての赤色に対する好悪のデータの具体的な分析結果を示し、ロジスティック回帰分析に対する理解を深める。第 4.3 節を復習し (45)、第 4.4 節を予習する (45)。
14第4章 ロジスティック回帰分析 第 4.4 節 比例オッズモデル、の節では、通常の2群判別のための同回帰分析に対して、他群判別のための同解析の1つのオプションとしての比例オッズモデルを紹介する。第 4.4 節を復習し (45)、同節の後半を予習する (45)。
15第 4.4 節の比例オッズモデルの具体例として、武田(2003)の7色の色に対する好悪のデータへの適用例を説明し、同モデルへの理解を深める。第 4.4 節の比例オッズモデルの具体例についてホームページの例を見て予習する (45)。
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
試験の成績(9割)、及び授業中の意欲(質問内容、回数等で評価)(1割)を加味して評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『計量心理学 b』千野直仁秋学期の最初の授業時に、33ページからなるパワーポイントファイルを配布する。
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.千野研究室講義ノート「データ解析/基礎と応用 I」
質疑応答
研究室: 14504教室
オフィスアワー: 水曜日2時から3時、木曜日2時から3時
ウエブキャンパス: 伝言
メールアドレス: chino@dpc.agu.ac.jp
備考
授業中の私語及び携帯電話(スマホ)操作は厳禁とします。
それでも私語をする人は、減点し退場してもらいます。
画像
ファイル
更新日付2019/11/22 15:57:41