開講年度2019
科目名心理学統計法Ⅱ/心理統計学Ⅱ
科目ナンバーY211-285-04
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者千野 直仁
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
心理学に必要なデータ分析の基礎 II
授業の概要
心理統計学 I に引き続き、レポートや卒論作成のために必要な最小限の基礎的な統計学的方法の内容について理解を深めること。
授業の到達
目標
 心理学の領域での基礎的な統計学的方法についての講義を、演習をまじえて行う。具体的には、下記の授業テーマについての講義と計算の実習、および情報処理教育センターでのウエブを用いての検算を行い、基礎的統計的方法の計算にも慣れること。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1第5章 平均の差の検定(1): 春学期の最後に学習した「2セットのデータから、それらが得られた母集団の平均の差の検定方法」の復習を、講義テキスト第5章を用いて復習させ、平均の差の有無の統計的検定を、授業中に計算させる。春学期と同様、この授業の2週間後までに宿題をするよう指示する。講義テキスト第5章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
2第6章 相関係数とその検定(1): 講義テキスト第6章を用いて、相関係数の定義や計算方法を説明する。また、同係数の統計的検定方法についても説明する。講義テキスト第6章を読んで予習する (45)。授業後は、次週までに授業で学習した内容について再度確認する (45)。
3第6章 相関係数とその検定(2): 対のデータを付表の乱数表から各自異なるデータを取り出させ、授業中に計算させる。最後にWEB実習用パワーポイントファイルを用いて2週間後までの宿題をecipで実行するやり方を説明する。講義テキスト第6章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
4第6章 相関係数とその検定(3): 対のデータを、付表の乱数表から各自前週とは異なるデータを取り出させ、授業中に計算させる。講義テキスト第6章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
5第7章 カイ二乗検定(1): サンプルの各々が2つの属性(例えば、性別と向性)から成り立っている場合の、2つの属性間の関連性の有無の検定について、講義テキスト第7章を用いて説明する。講義テキスト第7章を読んで予習する (45)。授業後は、次週までに授業で学習した内容について再度確認する (45)。
6第7章 カイ二乗検定(2): 2つの属性間の関連性の有無の検定について、前週に引き続き講義テキスト第7章の続きを説明する。講義テキスト第7章を読んで予習する (45)。授業後は、次週までに授業で学習した内容について再度確認する (45)。
7第7章 カイ二乗検定(3): 対のデータを、付表の乱数表から各自異なるデータを取り出させ、分割表(クロス表)を作成させ授業中にカイ2乗統計量の計算と同検定を行わせる。最後にWEB実習用パワーポイントファイルを用いて2週間後までの宿題をecipで実行するやり方を説明する。講義テキスト第7章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
8第7章 カイ二乗検定(4): 対のデータを、付表の乱数表から前週とは各自異なるデータを取り出させ、分割表(クロス表)を作成させ授業中にカイ2乗統計量の計算と同検定を行わせる。講義テキスト第7章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
9第8章 分散分析 (1): 要因の効果(例えば、ミラーリヤー錯視における斜線分の長さ要因の効果など)を検討するための方法の1つである分散分析について、要因の効果を表す指標の計算方法やそれらの検定方法を説明する。講義テキスト第8章を読んで予習する (45)。授業後は、次週までに授業で学習した内容について再度確認する (45)。
10第8章 分散分析 (2): 分散分析について、要因の効果を表す指標の計算方法やそれらの検定方法(前週の続き)を説明する。講義テキスト第8章を読んで予習する (45)。授業後は、次週までに授業で学習した内容について再度確認する (45)。
11第8章 分散分析 (3): 分散分析のためのデータを、付表の乱数表から各自異なるデータを取り出させ、要因の効果の指標の計算と同検定を行わせる。最後にWEB実習用パワーポイントファイルを用いて2週間後までの宿題をecipで実行するやり方を説明する。講義テキスト第8章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
12第8章 分散分析 (4): 分散分析のためのデータを、付表の乱数表から各自前週と異なるデータを取り出させ、要因の効果の指標の計算と同検定を行わせる。最後にWEB実習用パワーポイントファイルを用いて2週間後までの宿題をecipで実行するやり方を説明する。講義テキスト第8章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
13第6章 相関係数とその検定(4): 対のデータを、付表の乱数表から各自これまでとは異なるデータを取り出させ、授業中に計算させる。講義テキスト第6章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
14第7章 カイ二乗検定(5): 対のデータを、付表の乱数表から各自これまでとは異なるデータを取り出させ、分割表(クロス表)を作成させ授業中にカイ2乗統計量の計算と同検定を行わせる。講義テキスト第7章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
15第8章 分散分析 (5): 分散分析のためのデータを、付表の乱数表から各自これまでとは異なるデータを取り出させ、要因の効果の指標の計算と同検定を行わせる。最後にWEB実習用パワーポイントファイルを用いて2週間後までの宿題をecipで実行するやり方を説明する講義テキスト第8章を授業前に再度読んで復習する (45)。2週間後までに、ecip の SASを用いて計算し、計算結果が授業中に計算したものと異っていないかをチェックする (45)。
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
 評価は、毎週講義のあとに行う実習及び次回のウェブによる実習(1割)及びそのレポート(1割)と、学期終了時の定期試験の結果(8割)を総合する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『心理統計学 I, II』千野直仁成文堂1300円予定価格
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.千野研究室講義ノート「心理統計学」
質疑応答
研究室: 14504教室
オフィスアワー: 水曜日2時から3時、木曜日2時から3時
ウエブキャンパス: 伝言
メールアドレス: chino@dpc.agu.ac.jp
備考
授業は、上記のテキストを中心に行う。なお、諸君が今後レポートを作成したり卒論を作成するに際して、心理統計学の知識は不可欠であるし、最近の一部上場企業の経営者に対する調査によれば、統計学的方法は、文系の学生でも大学でしっかりと勉強しておくよう、経営者の7割が望んでいる。
 授業中の私語及び携帯電話(スマホ)操作は厳禁とします。それでも私語をする人は、減点し退場してもらいます。
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ファイル
更新日付2019/02/08 14:40:21