開講年度2019
科目名観光実務論 b
科目ナンバーV331-811-12
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者松岡 昌幸
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目実践的授業


テーマ
海外観光実務とホスピタリティ
授業の概要
当授業は、旅行会社の実務経験および観光関連産業(ホスピタリティ)のマネジメント経験による「実務経験のある教員の授業科目」に指定されている。海外旅行実務に必要な専門知識、海外旅行の販売方法、時差の概念、エアライン実務、エアポート実務、世界の鉄道(オリエント急行等)、船舶(プリンセス・クルーズ等)関連実務、船舶知識、添乗業務(旅程管理者)等の汎用的実務を学ぶ。また各観光産業の現状、特徴、ホスピタリティ・マインド(ビジネスとしてのホスピタリティ)に着目し、今後の課題と展望や、観光産業としての役割と旅行産業(旅行会社)との関係性を考察する。また当授業では国家試験対策(総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者)のための専門知識も修得する。
授業の到達
目標
旅行産業における海外旅行実務と各観光産業の専門知識を身に付けることができる(知識・理解)。また海外観光産業で求められるチームワーク力、コミュニケーション力の重要性について意識、共感できる(関心・意欲・態度)。さらに各観光産業に関係する航空機を利用した国内移動、海外渡航を企画・立案できる(汎用的技能・表現)。さらに観光ビジネスの文脈におけるホスピタリティ・マインド(もてなし心)を涵養することができる(態度、志向性)。また国家試験合格のための専門知識を身に付けることができる(専門知識・理解)。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○海外旅行実務を中心にその他、観光関連の実務を理解する
・観光関連の実務
・各観光産業に根付くホスピタリティ・マインド
【予習】シラバスを読み、ゼミ内容をあらかじめ把握する(90分)
【復習】授業の全体について確認(90分)
2海外旅行の基礎知識に関する説明
○観光関連の産業(業務)の種類を理解する
・外国旅行事情
・海外安全情報
・事例研究(予定)
【予習】教科書(海外旅行の基礎知識)の確認(120分)
【復習】海外旅行の基礎知識(120分)
3時差の概念に関する説明
○標準時間と時差を理解する
・国際日付変更線
・事例研究(予定)
【予習】教科書(時差、世界の時差表)の確認(120分)
【復習】時差、世界の時差表(120分)
4世界主要国時差と「GMT」の概念に関して説明
○「GMT」への換算、2地点間の所要時間の計算方法を理解する。
・「GMT」への換算
・2地点間の所要時間
・小テスト(時差に関する問題)
・事例研究(予定)
【予習】教科書(世界主要国時差表、GMTへの換算、2地点間の所要時間)の確認(120分)
【復習】GMTへの換算、2地点間の所要時間(120分)
5時差に関する課題の説明Ⅰ
○具体的な時差に関する問題を理解する。
・時差に関する基本問題
・小テスト(相手の現地時間の応用的問題)
・小テスト(実際の所要時間の応用的問題)
・事例研究予定
【予習】教科書(理解度チェック①)の確認(120分)
【復習】教科書(理解度チェック①)の確認(120分)
6時差に関する課題の説明Ⅱと航空会社(空港コード)の説明
○具体的な時差の所要時間に関する知識を理解する
・小テスト(時差に関する応用的問題)
・航空(日本に発着する航空会社)
・主な都市コードと空港コード
・事例研究(大手旅行会社)、DVD学習
【予習】教科書(日本に発着する航空会社と空港コード)(120分)
【復習】大手旅行会社に関する情報収集とホスピタリティ分析(120分)
7国際航空運賃と航空機の種類に関する説明
○航空機の種類とアライアンスを理解する。
・ボーイング社とエアバス社の戦略
・アライアンス(提携航空会社の連合組織)
・事例研究(予定)
【予習】航空機の種類とアライアンスの確認(120分)
【復習】大手航空機メーカーの情報収集(120分)
8OAG(航空時刻表)に関する説明
○OAG(航空時刻表)の見方を理解する。
・OAGの記載事項
・コードシェア(共同運航便)
・小テスト(OAGに関する基本問題)
・事例研究(予定)
【予習】教科書(OAG航空時刻表の見方)の確認(120分)
【復習】教科書(理解度チェック②)の確認(120分)
9OAG(航空時刻表)の見方に関する応用的問題に関しての説明
○OAG(航空時刻表)の実務的能力を理解する
・MCT(最低乗継時間)
・ロサンゼルス発、上海行きの所要時間
・事例研究(予定)
【予習】教科書(理解度チェック②)の確認(120分)
【復習】OAG(航空時刻表)に関する情報収集と問題点(120分)
10ヨーロッパの鉄道に関する説明
○ヨーロッパの鉄道を理解する
・ユーレイル(ヨーロッパ各国の鉄道の国際的組織)
・ヨーロッパの主要列車
・ヨーロッパの鉄道利用の注意点
・小テスト(ヨーロッパの時刻表)
・事例研究(スペインの高速列車)、DVD学習「男の時刻表」
【予習】教科書(ヨーロッパの鉄道)(120分)
【復習】教科書(理解度チェック③)の確認(120分)
11ヨーロッパ鉄道時刻表に関する説明
○ヨーロッパの鉄道時刻表、時刻表の読み方を理解する
・ヨーロッパ鉄道時刻表
・ヨーロッパ時刻表の記号
・小テスト(理解度チェック④)
・事例研究(オリエンタル急行)、DVD学習「男の時刻表」
【予習】教科書(ヨーロッパの鉄道時刻表)の確認(120分)
【復習】教科書(理解度チェック④)の確認(120分)
12各国の鉄道に関する説明
○米国、カナダ、オーストラリア、アジアの鉄道を理解する
・ヨーロッパ鉄道時刻表
・米国の鉄道
・カナダの鉄道
・アジアの鉄道(オリエンタル急行)
・事例研究(九州の豪華列車=7つ星)、DVD学習
【予習】教科書(各国の鉄道)の確認(120分)
【復習】教科書(理解度チェック④)の確認(120分)
13船舶(クルーズ)に関する説明
○クルーズの種類、クルーズの留意点を理解する
・日本発着の定期客船航路
・クルーズ関連の専門用語
・事例研究(プリンセス・クルーズ)、DVD学習
【予習】教科書(船舶=クルーズ)の確認(120分)
【復習】プリンセス・クルーズの洗練されたサービスとホスピタリティの分析(120分)
14その他の観光関連産業と海外旅行販売に関しての説明
○ホテル、レンタカー、海外旅行保険、海外旅行販売等の実務を理解する
・シェンゲン協定
・海外旅行販売
・渡航手続き
・添乗業務
・海外旅行業界の概略(旅行関連業界・機関・組織)
【予習】教科書(その他の観光関連産業と海外旅行販売(120分)
【復習】教科書(旅行関連業界・機関・組織)の確認(180分)
15授業のまとめ
○授業の全体を振り返る
・旅行実務と各観光産業に根付くホスピタリティ・マインドの考察
・講義内試験
【予習】試験対策としてこれまでの学習内容の確認(180分)
    
評価方法・基
準(評価割合)
講義内試験:100点満点
小テスト(課題提出)、授業態度、国家試験合格(総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者)、を総合的に判断
評価の配分は、講義内テスト(60%)、小テスト(課題提出)(20%)、授業態度(20%)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『「海外旅行実務」(2019)』JTB総合研究所JTB総合研究所2,600+税04560332
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
研究室番号:3310室(3号館3階)
オフィスアワー:火曜日4限
備考
随時、小テスト(振り返り課題提出によるフィードバック)
授業中の私語および遅刻は厳禁。携帯電話・スマートフォンの使用は禁止。
また事例研究に関しては旅行産業関連事例を予定。
画像
ファイル
更新日付2019/02/04 10:54:35