開講年度2019
科目名比較文化論
科目ナンバーK231-261-41
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者伊藤 雅之
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 5時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
異文化コミュニケーションとしてのスポーツ文化
授業の概要
この授業では、英米の文化比較をする題材としてスポーツを取り上げ、特定のスポーツに関わる青少年に焦点をおいていくつかの異なる角度から考察をする。具体的には、イギリスのサッカー、アメリカのバスケットボールに関わる若者たちに着目しつつ、その背後にある階級や人種、教育制度、地域社会との関わりについて検討したい。また、映像資料としてこのテーマに関わるドキュメンタリーや映画を用い、英語表現の理解を深めていく。
授業の到達
目標
この授業の目的は、「若者とスポーツ」をテーマとして、英米の歴史、社会、文化についての基本的な理解を深めるとともに、スポーツの発展を通じて世界の多様な文化が接触し、人々が交流する異文化コミュニケーションの現状と課題について考察することにある。また当該テーマに関する異文化体験をしたゲストスピーカーを招き、特定の議題を討論する機会を設定し、階級や人種の異なる多様な文化を持った人々が交流する意義についての体験的理解を試みる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1イントロダクション: 異文化コミュニケーションとしてのスポーツ第1回授業の復習と第2回のための課題遂行 180分
2イギリス・サッカーの誕生: パブリックスクールの教育と理念をめぐって第2回授業の復習と第3回のための課題遂行 180分
3イギリス・サッカーのグローバル化: 産業革命による交通網の発達がもたらしたもの第3回授業の復習と第4回のための課題遂行 180分
4イギリスの階級制度とスポーツの差異化: 中流と労働者階級の生活文化の特徴について第4回授業の復習と第5回のための課題遂行 180分
5地元意識とサッカーファン(その1): 映画『フーリンガン』に見られる若者文化第1回授業の復習とグループ討論のための準備 300分
6地元意識とサッカーファン(その2): 映画『フーリガン』に見られる英語表現第6回授業の復習と第7回のための課題遂行 180分
7異文化体験報告、グループ討論(第1回): 文化の多様性と異文化交流の意義に関する体験的理解第7回授業の復習と第8回のための課題遂行 180分
8アメリカ・バスケットボールの誕生: 移民の国としてのアメリカの特徴について第8回授業の復習と第9回のための課題遂行 180分
9プロバスケットボール(NBA)の発展: グローバルビジネスとしてのスポーツの功罪をめぐって第9回授業の復習とグループ討論のための準備 300分
10スラム街の黒人たちの現状と課題: 「貧困の連鎖」を生み出すメカニズムは何か?第10回授業の復習と第11回のための課題遂行 180分
11アメリカンドリームとしてのバスケットボール(その1): ロールモデルと社会化の特質第11回授業の復習と第12回のための課題遂行 180分
12アメリカンドリームとしてのバスケットボール(その2): スポーツと差別、人種問題第12回授業の復習と第13回のための課題遂行 180分
13アメリカンドリームとしてのバスケットボール(その3): アファーマティブアクションの意義第13回授業の復習とグループ討論の準備 300分
14異文化体験報告、グループ討論(第2回): 文化の多様性と異文化交流の意義に関する体験的理解レポート作成の準備 420分
15まとめ: 階級、人種、教育、地域社会を理解する<鏡>としてのスポーツ文化レポート作成 420分
    
16レポート試験
評価方法・基
準(評価割合)
授業への積極的参加、課題の遂行:20%
クラス発表、グループ討論のための配布資料の作成(2回):40%
レポートの作成:40%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『サッカーの歴史』アルフレッド・ヴァール創元社
参考URL
質疑応答
質問には授業終了後、またはオフィスアワーを利用して対応する。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/13 15:35:04