開講年度2019
科目名人間の尊厳と平等Ⅱ
科目ナンバーB231-261-02
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者松井 真一
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
福祉国家の形成と現代的課題
授業の概要
本講義では、社会福祉の基礎を学ぶことで、全ての人が人格と個性を尊重し支えあう社会を実現するためには何が必要であるかを考えていきます。具体的には、「福祉国家」、「福祉課題」、「社会保障制度」などを学び、社会福祉と私たちの生活の関連について考えていきます。また講義を通して、私たちの生活と社会保障制度がいかに関連しているのかを説明できるようになることを目指します。
授業の到達
目標
1.福祉国家の形成について説明できること
2.現代社会における福祉課題について説明できること
3.社会保障制度についての理解を深め、自らの生活との関連について説明できるようになること
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1人間発達と福祉
・相互扶助
・生活と家族の変容
【予習】日々の生活の中で生じる助け合いにどのようなものがあるかを具体的に調べておく(30)
2社会福祉と権利
・生存権
・生活課題と社会対応
【復習】生活課題の対応基準を説明できるようにする(30)
3社会福祉と社会保障
・社会福祉の射程
・社会保障の射程
【予習】社会福祉と社会保障の違いを考えておく(60)
4福祉国家の形成Ⅰ
・福祉の提供主体
・産業化以降の社会の変化
・福祉国家の特徴と批判
【復習】福祉国家の特徴についてまとめる(30)
5福祉国家の形成Ⅱ
・救貧法
【復習】救貧法登場の背景とその後の改正内容について説明できるようにする(30)
6福祉国家の形成Ⅲ
・貧困調査
・初期福祉国家の形成
【復習】貧困調査と初期福祉国家形成の関連について説明できるようにする(45)
7福祉国家の形成Ⅳ
・現代福祉国家の形成
【復習】現代福祉国家成立の条件について説明できるようにする(45)
8福祉国家の形成Ⅴ
・福祉国家の再編
【復習】現代福祉国家再編の過程、課題について説明できるようにする(45)
9福祉レジーム
・福祉レジーム論
【復習】福祉レジームについて説明できるようにする(60)
10小レポート
・小レポートの作成
【まとめ】これまでの内容をまとめる(90)
11日本の社会保障制度Ⅰ
・戦前までの社会保障制度
【復習】戦前までの社会福祉制度についてまとめる(30)
12日本の社会保障制度Ⅱ
・戦語の社会保障制度(1)
・戦後社会保障制度整備の背景
・生活保護と朝日訴訟
【予習】1940年代~1950年代の日本の生活状況について調べておく(60)
13日本の社会保障制度Ⅲ
・戦語の社会保障制度(2)
・福祉国家体制の整備
【予習】1960年代~1970年代の日本の生活状況について調べておく(60)
14日本の社会保障制度Ⅳ
・戦語の社会保障制度(3)
・日本型福祉社会論
・現代日本の社会保障体制
【予習】1980年代~2000年代の日本の生活状況について調べておく(60)
【復習】日本型福祉社会論について説明できるようにする(45)
15福祉国家の形成まとめ【復習】福祉国家の形成過程と現代福祉国家の課題について説明できるようにする(90)
    
評価方法・基
準(評価割合)
最終講義週回収の期末レポート(90%)、授業態度・小レポート(10%)により評価する
テキスト
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『社会福祉学』平岡公一・杉野昭博 ・所道彦・鎮目真人有斐閣3,400円+税
2.『大学生のための論文・レポートの論理的な書き方』渡邊淳子研究社1,300円+税図書館電子ブックに所蔵あり
3.『レポート・論文の書き方入門 第3版』河野哲也慶應義塾大学出版会1,000円+税
参考URL
質疑応答
オフィスアワーの時間を授業中に示します。
備考
他の受講生の受講の妨げになる行為(私語、遅刻等)は減点対象になります。
受講の妨げとなる行為を繰り返す者は退室してもらうことがあります。
画像
ファイル
更新日付2019/02/14 14:32:19