開講年度2019
科目名経済学Ⅱ
科目ナンバーB131-231-02
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者山田 誠治
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
マクロ経済学入門
授業の概要
本講義では、経済社会の成り立ちや動きを理解するために、GDP、物価、雇用といった一国の経済全体の動きを決めるメカニズムを説明します。一国全体の経済において「政府」が果たす役割を考え、マクロ経済学の基礎を概説する。(1)GDP、(2)消費と投資、(3)貨幣と金融、(4)インフレーション、(5)総需要と総供給、(6)国際経済の6つのトピックを学習します。
授業の到達
目標
経済学は、私たちが暮らす社会の動きや仕組みを明らかにしようとする学問です。たとえば、「先月の全国消費者物価上昇率は0.5%でした。」というようなニュースが流れます。消費者物価とは何でしょうか。どうして消費者物価は上がったり、下がったりするのでしょうか。消費者物価が上がると私たちの生活にどのような影響を与えるのでしょうか。そして、私たちの生活をよりよくするために何をすべきでしょうか。こういったことをマクロ経済学というツールを利用してより深く考察することができるようになります。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1イントロダクション:ミクロ経済学とマクロ経済学、モデルの必要性、需要と供給について学びます。予習(120分)関心のあるニュースを新聞等でチェックし、まとめておく。
復習(120分)授業時に紹介する資料を読み、マクロ経済学の理解を深める。
2マクロ経済学の基本的諸概念:フローとストック、GDP、物価の測り方、失業率について学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)GDPの定義とその役割について理解し、GDPの計算ができるようになること。
3国民経済計算①:産業連関表からマクロ経済学の理解を深めます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)産業連関表と三面等価の原則の関係を確認し、現在のGDPがどのような状態であるのか、産業ごとにまとめること。
4国民経済計算②:資金循環表からマクロ経済学の理解を深めます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)資金循環表から、国内金融がどのような状態であるのかをまとめること。
5国際収支統計:国際収支統計からマクロ経済学の理解を深めます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)国際収支表から、国際間の取引がどのような状態であるのかをまとめること。
6マクロ経済モデルの考え方:需要サイドと供給サイドの観点からマクロ経済モデルを学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)マクロ経済学モデルの考え方を理解し、まとめること。
7閉鎖経済短期モデル①:45度線分析を通じて、所得がどのように決定されるのかを学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)45度線分析におけるGDPがどのように決定するかを理解し、デフレギャップとインフレギャップの計算をできるようにすること。
8閉鎖経済短期モデル②:練習問題を通じて乗数効果のメカニズムを学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)乗数効果の計算ができるようにすること。
9閉鎖経済短期モデル③:IS-LM分析におけるIS曲線の導出を理解します。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)財市場の均衡からIS曲線を導出できるようにすること。
10閉鎖経済短期モデル④:IS-LM分析におけるLM曲線の導出を理解します。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)貨幣の機能を理解し、貨幣市場の均衡からLM曲線を導出できるようにすること。
11閉鎖経済短期モデル⑤:IS-LMモデルにおけて、財政・金融政策がGDPに与える影響を学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)IS-LM分析に関する計算問題をできるようにすること。
12開放経済短期モデル①:マンデル=フレミングモデルを学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)マンデル=フレミングモデルを理解し、計算問題を解けるようにすること。
13開放経済短期モデル②:マンデル=フレミングモデルにおける財政・金融政策がGDPに与える影響を学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)マンデル=フレミングモデルにおいて、経済政策が実行されたときの計算問題をできるようにすること。
14閉鎖経済中期モデル:総需要曲線と総供給曲線を導出し、長期的な物価と産出量の決定メカニズムを学びます。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)AD-ASモデルに関する計算問題をできるようにすること。
15講義のまとめ:講義全体を振り返り、論点を整理して講義のまとめをします。予習(120分)前回授業時に配付したプリントをまとめる。
復習(120分)これまでの授業内容を振り返り、理解度をチェックすること。
    
16定期試験予習(720分)授業内で取り扱ったトピックをまとめ、理解を深め、試験に備えてください。
復習(60分)授業内で紹介した文献を読み、理解を深めてください。
評価方法・基
準(評価割合)
学期末試験:100% 講義内容への理解度を問う試験を実施します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『教科書は、特に定めません。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問等は毎講義後に受け付けます。
備考
この授業は、教室に座っているだけでは身に付きません。講義中には、経済学に関わるいろいろな小話、疑問などを投げかけます。しっかりと参加して、一緒に考え、ともに学んでいきましょう。
画像
ファイル
更新日付2019/02/13 21:43:01