開講年度2019
科目名文学Ⅱ
科目ナンバーB131-135-02
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者眞野 道子
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
日本古典文学入門:中世・近世
授業の概要
グローバル化の世の中で、他国の人と交流する機会が増えつつある。そしてその際、しばしば質問されるのが伝統的な日本文化に関することである。文系、理系を問わず、真の国際人は自国の文化や歴史について、ある程度の教養は持っていなければならない。本授業では、日本古典文学の主要な作品の読解を通して、日本についての理解を深めることを目指す。
授業の到達
目標
取り上げた作品について、文学史的情報や内容を説明することができる。
作品内の世界を、成立した時代と関連づけて捉えることができる。
当時と現代のものの考え方の相違点、共通点を発見することができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス
  授業方針の説明
  「文学」とは
  日本文学史の時代区分
【予習】シラバスを読み、授業内容をあらかじめ把握する(20)
【復習】授業の全体について確認。文学の概念、日本文学史の時代区分について確認し、理解を深める(40)
2中世の文学1:『平家物語』など
  軍記物語の誕生について学ぶ
【予習】『平家物語』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、軍記物語についての理解を深める(90)
3中世の文学2:『平家物語』など
  軍記物語の有名場面を読む
【予習】『平家物語』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、軍記物語についての理解を深める(90)
4中世の文学3:『方丈記』など
  隠者文学の誕生について学ぶ
【予習】『方丈記』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、『方丈記』等の隠者文学についての理解を深める(90)
5中世の文学4:『徒然草』など
  代表的な隠者文学作品を読む
【予習】『徒然草』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、『徒然草』等の隠者文学についての理解を深める(90)
6中世の文学5:『小倉百人一首』など
  中世の和歌について学ぶ
【予習】『小倉百人一首』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、中世の和歌についての理解を深める(90)
7中世の文学6:『とりかへばや物語』など
  平安後期~鎌倉時代の物語文学について学ぶ
【予習】『とりかへばや物語』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、平安後期~鎌倉時代の物語文学についての理解を深める(90)
8中世の文学7:『御伽草子』など
  室町時代の物語文学について学ぶ
【予習】『御伽草子』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、室町時代の物語文学についての理解を深める(90)
9中世の文学8:能・狂言など
  伝統芸能である能・狂言について学ぶ
【予習】能・狂言について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、能・狂言についての理解を深める(90)
10近世の文学1:『おくのほそ道』など
  俳諧・俳文について学ぶ
【予習】『おくのほそ道』や松尾芭蕉について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、俳諧・俳文についての理解を深める(90)
11近世の文学2:『世間胸算用』など
  近世の多様な小説類について学ぶ
【予習】『世間胸算用』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、近世の多様な小説類についての理解を深める(90) 【課題】レポートの準備(180)
12近世の文学3:『雨月物語』など
  近世の多様な小説類について学ぶ
【予習】『雨月物語』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、近世の多様な小説類についての理解を深める(90) 【課題】レポートに関する調査(320)
13近世の文学4:『南総里見八犬伝』など
  近世の多様な小説類について学ぶ
【予習】『南総里見八犬伝』について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、近世の小説類についての理解を深める(90) 【課題】レポートに関する調査(320)
14近世の文学5:文楽・歌舞伎など
  伝統芸能である文楽・歌舞伎について学ぶ
【予習】文楽・歌舞伎について、国語便覧や辞書等で簡単な情報を得ておく(30)
【復習】授業プリントを読み直し、文楽・歌舞伎についての理解を深める(90) 【課題】レポートに関する調査・執筆(800)
15まとめ
  授業全体を振り返る
【復習】これまでの学習内容の確認(360)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
①定期試験(60%)、②レポート(20%)、③毎回の小レポート(20%)。
但し、欠席・遅刻・早退が多い場合は減点対象となる。また、受講態度に問題があると判断した場合も減点する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『指定せず。プリント配付』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『高校の時に使用した国語便覧』
2.『各種辞書』
3.『その他、講義中に適宜指示する』
参考URL
1.講義中に適宜指示する
質疑応答
授業に関する質問がある場合は、毎回授業で課す小レポートの備考欄に書けば、原則として、その次の回の授業の際に答える。急ぎの場合は、授業の前後に直接聞きに来ること。
備考
授業中の私語や携帯電話の使用、無断退室などは禁止。
授業スケジュールは、受講生の理解度や、取り上げてほしい作品の希望などに応じて変更・調整する可能性がある。
画像
ファイル
更新日付2019/01/13 14:15:20