開講年度2019
科目名歯科補綴学総論
科目ナンバーD119-575-01
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年1年
担当者武部 純
実務経験教員歯科医師
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数1
曜日・時限春学期 金曜日 1時限 楠元図書館4階大教室


コーディネーター
武部 純
担当講座
高齢者歯科学講座
担当者
主任教授:武部 純(代行)
特殊診療科教授:村上 弘
准教授:竹内一夫、水野辰哉、宮前 真
講師:宇佐美博志、高濱 豊、田中清雄、上野温子、加藤大輔、瀧井泉美、山口大輔
武部 純(有床義歯学講座)、橋本和佳(冠・橋義歯学講座)
授業の概要
(目的)
 口腔は咀嚼器官や発語器官として機能し、生命維持やQOLにかかわる重要な器官のひとつである。歯質や歯を失なうと、咀嚼障害、発語障害、審美障害などが生じる。
 歯科補綴学(Prosthodontics)は、失われた歯質や歯および関連組織の欠損を、人工的に製作した補綴装置により形態と機能を回復することを扱う学問である。
 このうち歯科補綴学総論では、歯科補綴学の各論を学習するために必要となる基礎的な事項について学習する。
 さらに、歯科補綴学の各論であるクラウンブリッジ補綴学、部分床義歯補綴学、全部床義歯補綴学の概要についても学ぶ。
教材(教科書、
参考書等)
【プリント】 
授業毎に配布します。

【参考書】
「臨床咬合学辞典」 長谷川成男ほか監修(医歯薬出版)
「第4版 歯科補綴学専門用語集」 日本補綴歯科学会編(医歯薬出版)
「無歯顎補綴治療学 第3版」市川哲雄・大川周治 ほか編(医歯薬出版)
講義(実習)
の方法・形式
講義・演習
必要機器
ノート
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1【講義項目】
頭頚部,口腔の基本構造と機能

【一般目標(GIO)】
口腔の基本的な構造と機能を理解する。
【講義内容】
・頭頚部、口腔の基本的な構造と機能
・咬合に関連する形態と機能

【到達目標(SBOs)】
・頭頚部、口腔の基本的な構造を説明できる。
・口腔の基本的な機能を説明できる。
・咬合に関連する形態と機能を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-2-1)
E-2-2)
竹内一夫
2【講義項目】
歯質と歯の欠損と原因

【一般目標(GIO)】
歯質や歯の欠損とその原因について理解する。
【講義内容】
・歯質欠損の原因
・歯の欠損の原因

【到達目標(SBOs)】
歯質や歯の欠損の原因を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-2-3)-④
水野辰哉
3【講義項目】
歯の欠損による顎口腔系の形態の変化

【一般目標(GIO)】
歯の欠損に伴う顎口腔系の形態的変化について理解する。
【講義内容】
歯の欠損による組織・器官の形態の変化

【到達目標(SBOs)】
歯の欠損による顎口腔系を構成する組織・器官の形態の変化について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(2)-①
水野辰哉
4【講義項目】
歯の欠損による顎口腔系の機能の変化

【一般目標(GIO)】
歯の欠損に伴う顎口腔系の機能的変化について理解する。
【講義内容】
歯の欠損による顎口腔系の機能の変化

【到達目標(SBOs)】
歯の欠損による顎口腔系を構成する組織・器官の機能の変化について説明できる。


【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(2)-①
水野辰哉
5【講義項目】
歯質や歯の欠損に対する歯科補綴学的な治療法

【一般目標(GIO)】
歯質や歯の欠損の歯科補綴学的な治療法の概要について理解する。
【講義内容】
・クラウンブリッジ
・部分床義歯
・全部床義歯
・口腔インプラント

【到達目標(SBOs)】
・歯質や歯の欠損に対する歯科補綴学的な治療法を説明できる。
・クラウンブリッジ、部分床義歯、全部床義歯、口腔インプラントの違いについて説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(1)-①,②
E-3-4)-(2)-②,③
E-3-4)-(3)-①
竹内一夫
6【講義項目】
歯の欠損による咀嚼機能と嚥下機能の障害

【一般目標(GIO)】
歯の欠損によって生じる咀嚼機能の障害について理解する。
【講義内容】
咀嚼機能障害
嚥下機能障害

【到達目標(SBOs)】
・歯の欠損に伴う咀嚼機能障害を説明できる。
・咀嚼機能障害の評価法が説明できる。
・歯の欠損が嚥下機能に及ぼす影響を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(2)-①
宮前 真
7【講義項目】
歯の欠損による発音・発語・構音機能の障害

【一般目標(GIO)】
歯の欠損によって生じる発音・発語・構音機能の障害について理解する。
【講義内容】
発音・発語・構音機能の障害

【授業形式】
講義・演習

【個別行動目標(SBOs)】
・構音器官としての口腔の形態と機能を説明できる。
・発語機能の評価法を説明できる。


【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(20分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(25分)

【コアカリ】
E-2-2)-⑧
E-3-4)-(2)-①
宮前 真
8【講義項目】
歯の欠損による審美的な障害および心理面への影響

【一般目標(GIO)】
歯の欠損によって生じる審美的な障害および心理面への影響について理解する。
【講義内容】
・審美的な障害
・心理面への影響

【到達目標(SBOs)】
・歯の欠損による顔貌や口腔の変化を説明できる。
・歯の欠損に伴う心理面への影響について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(2)-①
宮前 真
9【講義項目】
歯列の平面と彎曲

【一般目標(GIO)】
歯科補綴学に関連する歯列の彎曲について学ぶ。
【講義内容】
・歯列の平面と彎曲

【到達目標(SBOs)】
・咬合平面について説明できる。
・天然歯列の彎曲について説明できる。
・人工歯列の彎曲について説明できる。
・Bonwill三角について説明できる。
・Balkwill角について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

 【コアカリ】
E-2-2)-④
竹内一夫
10【講義項目】
頭蓋と歯列の関係

【一般目標(GIO)】
歯科補綴学に関連する基準点、基準線、基準面について学ぶ。
【講義内容】
・基準点
・基準線
・基準面

【到達目標(SBOs)】
・基準点について説明できる。
・基準線について説明できる。
・基準面について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-2-2)-③
竹内一夫
11【講義項目】
下顎位

【一般目標(GIO)】
歯の欠損に対する治療の基準となる下顎位について学ぶ。
【講義内容】
歯科補綴学に関連する下顎位

【到達目標(SBOs)】
歯科補綴学に関連する下顎位について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

 【コアカリ】
E-3-4)-(2)-⑦
宇佐美博志
12【講義項目】
下顎運動

【一般目標(GIO)】
下顎運動の基本的特徴と、歯科臨床における意義を理解する。
【講義内容】
・下顎の限界運動
・下顎の基本運動
・下顎の機能運動

【到達目標(SBOs)】
・下顎の限界運動の特徴を説明できる。
・下顎の基本運動の特徴と意義を説明できる。
・下顎の機能運動の特徴と意義を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

 【コアカリ】
E-3-4)-(2)-⑦
宇佐美博志
13【講義項目】
部分床義歯による補綴治療

【一般目標(GIO)】
部分床義歯による補綴治療の概略を理解する。
【講義内容】
・部分床義歯の種類,目的および意義
・部分床義歯の特徴と適応症

【到達目標(SBOs)】
・部分床義歯の種類,目的および意義を説明できる。
・部分床義歯の特徴と適応症を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(2)-②
武部 純
14【講義項目】
全部床義歯による補綴治療

【一般目標(GIO)】
全部床義歯による補綴治療の概略を理解する。
【講義内容】
・全部床義歯の目的と意義
・全部床義歯の特徴と適応症

【到達目標(SBOs)】
・全部床義歯の目的と意義を説明できる。
・全部床義歯の特徴と適応症を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(2)-②
竹内一夫
15【講義項目】
クラウンブリッジによる補綴治療

【一般目標】
クラウンブリッジによる補綴治療の概要を理解する。
【講義内容】
クラウンブリッジ補綴の概要

【到達目標(SBOs)】
・クラウンブリッジによる補綴治療の意義を説明できる。
・クラウンブリッジ補綴の種類と特徴を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点を把握する(15分)
復習
・授業の内容を復習して、ノートを整理する(30分)

【コアカリ】
E-3-4)-(1)-①,②
橋本和佳
留意事項
・将来の医療人として相応しい態度、服装で授業に臨むこと。
・授業中の飲食は禁止します。
・携帯電話(スマホ)やパソコンの電源は切り、机の上に置かずにしまっておくこと。なお、各種障がいのため携帯電話等が必要な場合は事前に申し込み許可を得て置くこと。
・授業で配付する資料の予備は保管しません。欠席した場合は出席者からコピーをしてもらってください。
・授業開始時に部屋をいったん施錠し、遅刻の管理をします。
・公共交通機関のトラブルによる遅刻や欠席の場合は成績評価に加味しませんが、期末試験の受験資格には考慮しません。
・上記以外はキャンパスガイドに記載している事項を遵守すること。
授業以外の
学習方法
前回の授業内容の小テストを行うことがあるので、復習をしておくこと。
成績評価方法
期末試験(90%)、小テスト(10%)。
参照ホーム
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更新日付2019/12/25 12:16:21