開講年度2019
科目名租税制度論Ⅰ/租税法研究(Ⅳ)(租税制度) A 講義
(全)開講学科2017年度経済学研究科経済学専攻修士課程
2017年度商学研究科商学専攻博士前期課程
開講種別春学期
対象学年1年
担当者細川 潔
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 6時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
税制改革の歴史的経過と今後の課題
科目のねらい
 租税は政府・財政の運営に欠かせないものであり、公共サービスのコストを賄う財源確保のため租税制度が確立されています。しかし租税制度を構成するそれぞれは経済情勢に左右されるほか、投資や貯蓄の推進、福祉政策との関わり、業界団体などの意向、国民生活への影響など様々な要素が絡み合って出来ています。場当たり的な税制改革の積み重ねにより、現在の租税制度は「公平・中立・簡素」との隔たりは非常に大きくなっています。不公平感や複雑性を内包したものと言えます。
 税制改革は毎年行われています。改革、見直しの過程を経済政策の一つの事象として捉え、改革時の重点課題やその背景、影響を総合的にみていくことにより、今後の租税制度に求められるものは何かを考えていきます。
到達目標
 現在の租税制度の仕組みを理解し、改革、見直しの必要性、これからの租税制度の課題について考える際の知識を修得します。
授業の内容・
計画
1 税金の枠組み               
2 租税の意義と性格                
3 租税の種類・目的・機能             
4 租税基本原則と租税制度の変遷       
5 日本の税制① シャウプ税制以前       
6 日本の税制② 戦後混乱期・シャウプ税制以降       
7 日本の税制③ 所得課税から消費課税へ  
8 日本の税制④ 税制の抜本的改正
9 日本の税制⑤ 減税から増税へ
10 所得税の課題
11 消費税の課題
12 法人税の課題
13 相続税・贈与税の課題
14 税務行政の変化
15 まとめ 今後求められる租税制度
評価方法
(基準等)
出席状況、レポートにより評価します。
授業外の学修
(予習・復習)
授業で取り上げるテキストの該当箇所を読んで授業に臨むことを求めます。
教科書・
参考書
山本守之『租税法の基礎理論(新版改訂版)』税務経理協会 平成25年
吉沢浩二郎編著『図説 日本の税制 平成30年度版』財経詳報社 平成30年
その他参考書は授業時に紹介します。
参照URL
質疑応答
質問は月曜日の17:00~18:30の間で受け付けます(要事前アポイント)。
場所はアガルスタワー細川研究室(2705)。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/05 10:04:44