開講年度2019
科目名マクロ経済学Ⅰ 講義
(全)開講学科2017年度経済学研究科経済学専攻修士課程
開講種別春学期
対象学年1年
担当者宮原 正人
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 2時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
マクロ経済学で取り扱う諸市場の関連を理解する
科目のねらい
このセメスターの目標は、マクロ経済学を構成する諸市場の相互関連性を体系的に理解することにある。
一般均衡が成立する場合にはワルラス法則が成立するので、マクロ経済学を構成する閉鎖体系下での分析対象市場は、実物市場(財市場、生産物市場)、貨幣市場、労働市場になる。したがって、はじめにそれらの市場を個別に検討していく。すなわち、実物市場に関しては45°線分析を基本にして乗数効果を確認し、続いて金融市場との相互関連の結果として、IS=LM分析を導出する。さらに、実物・金融市場の二市場の同時均衡の結果と労働市場との関連により、AD=AS分析にいたる。
次いで、閉鎖体系の仮定を外し、開放体系を導入して、いわゆるオープンマクロ経済学になる。その際には、2014年1月より導入されたIMFマニュアルver.6に基づいた国際収支の考えを導入して、それを前提にしてIS=LM=BS分析を中心に検討を積み上げていく。
到達目標
マクロ経済学の全体像が見えてくることによって、各論をはじめ、現実の経済事象の相互関連がわかるようになる
授業の内容・
計画
1     マクロ経済学の歴史、ワルラス法則
2     三面等価の意味等
3~4  実物市場
5~6  貨幣市場
7~8  労働市場
9~10  SNAと国際収支統計
11~14 オープンマクロ経済学
15     まとめ
     
評価方法
(基準等)
日常のクイズ(小テスト)・レポート課題を基本とする。
授業外の学修
(予習・復習)
テキストを読み、講義ノートをとりそれを整理すること。それに尽きる。
教科書・
参考書
受講生と相談のうえ決定する。
参照URL
1.国民経済計算(GDP統計)内閣府HP
2.時系列統計データ検索サイト日本銀行HP
3.World Economic Outlook DatabaseIMFのHPより「WEOデータベース」に入る
質疑応答
随時。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/06 18:01:30