サブタイトル | | |
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科目のねらい | | いわゆる家族法(民法725条~1044条と特別法、家事事件の手続法を含む)の基本事項を確認し、重要な判例を理解し、主要な学説の対立の焦点を探ることを目的とします。また、一般的な法律解釈の手法をはじめとする法学の基礎を確認します。 |
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到達目標 | | いわゆる家族法と、それに関連する重要な法律学の、基本的な概念が理解できること、および、複雑な事例であっても、法律的な筋道を通って判断できるようになることを、目標とします。念のため指摘しておきますが、常識としての家族と法の中の家族は違うということを考えながら受講してください。 |
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授業の内容・ 計画 | | 第2回を除き、何かの事情がない限り、授業は教科書の順番で行います。進行により授業内容がずれることがあります。 第1回 全体の概観 第2回 親族と戸籍 第3回 婚姻意思と婚姻届 第4回 婚姻障害 第5回 婚姻の効力 第6回 法定財産制 第7回 婚姻の解消、特に離婚の成立 第8回 離婚の効果 第9回 内縁 第10回 実親子関係の概観 第11回 嫡出推定制度 第12回 生殖補助医療と親子関係 第13回 養子縁組の概観 第14回 未成年者との養子縁組 第15回 親権の帰属 第16回 親権の行使 第17回 子の連れ去り・取戻し 第18回 後見・保佐・補助と扶養 第19回 相続法の概観 第20回 相続の基本的効果 第21回 相続人と抽象的相続分 第22回 具体的相続分 第23回 金銭債権・債務の相続 第24回 遺言 第25回 遺贈 第26回 相続させる旨の遺言 第27回 遺産分割 第28回 相続回復請求権 第29回 遺留分 第30回 全体のまとめ |
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評価方法 (基準等) | | 受講態度と応答(50%)、報告とレポート(50%) 六法を持参しない場合、私語をやめない場合など、出席態度に問題がある場合には評価に反映させます。 講義科目ではありますが、質疑応答を重視します。 1本のレポート提出と1回の報告を求める予定ですが(その場合には評価は各25%)、受講人数によってはレポート2本(報告なし)になるかもしれません(その場合にはレポート計50%で評価します)。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習:第2回目以外は教科書順ですので、教科書の次の範囲を、授業前に一読してきてください(第2回目の予習分は第1回目にプリント配布)。授業の理解には予習が必要です。これは大学院科目ですので、基礎的知識の説明を求められれば教科書で探せるレベルにしてきてください。 復習:修士号を持つ法律家として求められる法学の基礎知識は、身に付けましょう。また、家族法そのものの知識よりも、考え方の筋道を身に付けてください。レポートを書くためには、読んだ事案から条文が検索できるだけの理解と記憶が必要です。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト:窪田充見『家族法-民法を学ぶ』(第3版、有斐閣)ISBN:978-4-641-13759-2 水野紀子ほか編 『民法判例百選3 親族・相続』(第2版、有斐閣) ISBN:978-4-641-11539-2 上の2冊が教科書です。それに加えて、最新版の六法を必ず携帯してください。 参考書は『ハイブリッド民法5 家族法』(第2版補訂、法律文化社)ISBN978-4-589-03831-9です。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | (1)受講生にかかわる情報 法学初心者も対象としますが、大学院レベルの講義を実現するため、十分な予習復習を必要とします。 (2)受講のルールに関する情報 ・授業中の私語・携帯やスマホなどを禁止します。 ・遅刻や欠席をするときには必ず事前にメールをください。 ・教科書や六法などを忘れてきた場合には減点の対象とします。 |
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更新日付 | | 2019/02/03 14:05:12 |