開講年度2019
科目名公民科教育法Ⅰ
科目ナンバーL321-274-17
開講種別春学期
対象学年3年
担当者近藤 雅
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 3時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
中学校社会科「公民的分野」・高等学校「公民科」を授業で扱う場合の留意点と教材化のポイント整理
授業の概要
広い視野に立って現代の社会について主体的に考察させ、理解を深めるとともに、人間としてのあり方生き方についての自覚を育て、平和で民主的な国家・社会の有為な形成者として必要な公民としての資質を養うことを目的とする学びを進めていく。 高校で扱う倫理と政治経済の教科書を題材として、記述内容を教材化する場合の留意点を整理すると同時に、具体的な授業構成を考える。
授業の到達
目標
政治・経済分野においては,民主主義の本質に関する理解を深めさせ、現代における政治・経済・外交などについて客観的に理解させるとともに、それらに関する諸問題について主体的に考察させ、公正な判断力を養い、良識ある公民として必要とされる能力や態度を育てる。 倫理分野では,ギリシア哲学から古代インド,中国の思想を学び,そうした宗教・学問が日本の文化にどのような影響を及ぼしたのかを検証する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「オリエンテーション」
○青年期の特質と課題について理解します
○人生と哲学の関係性について授業での扱い方や解説法について理解します
【予習】シラバスを読み、教材を使って授業内容を予め把握する(30)
【復習・課題】講義内容を確認し,配布課題を参考にしながら次回の小テストに備える(30)
2「ギリシア思想について」
○古代ギリシアの諸思想について理解します
○ソクラテス・プラトン・アリストテレスについて授業での扱い方や講義法について学びます
【予習】教材を利用して古代ギリシアに登場した思想家について概観を理解し、板書計画を立てる(30)
【復習・課題】講義内容の整理をして,配布課題に基づいて次回の小テストに備える(30)
3「中国の思想について」
○諸子百家について理解します
○諸子百家のうち、特に儒教とその系列思想について授業での扱い方について学びます
【予習】教材を利用して諸子百家関連の概要を理解し、板書計画を立てる(30)
【復習・課題】講義内容の整理をするとともに,次回の小テストに備える(30)
4「哲学と宗教について」
○ユダヤ教とキリスト教の関連性について理解します
○イスラム教や仏教にも触れながら、宗教と哲学について授業での扱い方や講義法を学びます
【予習】教材を利用して、世界三大宗教について予習し、板書計画を立てる(30)
【復習・課題】講義内容を整理するとともに,配布された課題により次回の小テストに備える(30)
5「ヨーロッパの思想について」
○ヨーロッパにおける近代の幕開けとなったルネサンスなどの思想的支柱となった合理的精神などについて理解します
○啓蒙思想から始まるヨーロッパ思想の変遷について、授業での扱い方や講義法を学びます
【予習】教材を利用してルネサンスからはじまる近代思想の推移について板書計画を立てる(30)
【復習・課題】講義内容のまとめをし,次回の小テストに備える(30)
6「日本の思想について」
○古代の仏教や神道をはじめ、近世に至るまでの諸思想について理解します
○儒学や国学などの思想と政治との関係について授業での扱い方や授業法を研究します
【予習】教材を利用して古代日本の思想について板書計画を立てる(30)
【復習・課題】講義内容の復習をおこなって,次回の小テストに備える(30)
7「日本の近代思想について」
○明治政府の政策に関与しながら、啓蒙思想や国家主義思想等について理解します
○福沢諭吉から始まる啓蒙思想から、西田哲学までの変遷について講義法を学びます
【予習】教材を利用して、各思想の概要について整理する(30)
【復習・課題】講義内容を復習し,課題を利用して次回の小テストに備える(30)
8「帝国憲法と日本国憲法の比較について」
○憲法の成立過程と特徴を比較しながら理解する
○日本国憲法の基本原理や人権等についての授業での扱い方について学びます
【予習】教材を使って日本国憲法の特徴や性格をまとめる(30)
【復習・課題】講義内容を確認し,課題を利用して次回の小テストにむけての学習をする(30)
9「日本の政治制度について」
○選挙制度の仕組みや問題点について学び、理解します
○政党政治や政治団体・圧力団体の授業での扱い方を学びます
【予習】教材を利用して三権分立の仕組みや政治制度についての板書計画をまとめる(30)
【復習・課題】講義内容をまとめ,課題を使って次回の小テストに備える(30)
10「国際政治について」
○国際連盟と国際連合の差異について理解します
○国際紛争などの国際的な問題点について学びます
【予習】教材を使って国際連合の存在意義について板書計画をまとめる(30)
【復習・課題】講義内容についての復習をし,配布課題に基づいて小テスト対策をする(30)
11「戦後政治史について」
○戦後の占領政策と、それ以後の政治的動向について理解します
○戦後日本の政治や外交についての動向と、課題について講義法を学びます
【予習】戦後日本に対する占領政策と、その後の政治の推移についてまとめる(30)
【復習・課題】政党政治の諸問題について考えをまとめ,課題を使って小テストの準備をする(30)
12「資本主義経済について」
○資本主義の成立と仕組みを理解します
○市場機構や企業活動などの現実的な問題点について講義法などを学びます
【予習】資本主義経済の仕組みについて、教材を使って板書計画をまとめる(30)
【復習・課題】講義内容についてのまとめをし,課題を用いて次回の小テストに備える(30)
13「国民経済の仕組みについて」
○国民所得についての諸概念について理解します
○経済成長や景気の循環の仕組みについて理解し、その講義法について学びます
【予習】経済状況を示す仕組みについて、教材を使って板書計画をまとめる(30)
【復習・課題】講義内容についての内容を整理し,課題を利用して次回の小テストに備える(30)
14「戦後日本経済について」
○戦後政治の推移を踏まえて、経済の民主化政策について理解します
○戦後経済の復興から高度経済成長、さらに現代社会にかけての動向を学びます
【予習】戦後日本経済の動向について、教材を使って板書計画をまとめる(30)
【復習・課題】経済状況の推移について内容をまとめ,課題をもとに次回の小テストに備える(30)
15「国際経済の発展と為替相場について」
○現代の国際経済の動向について理解します
○為替相場の動向が経済に及ぼす影響について考察・理解します
【予習】国際経済の発展経過について、教材を使ってまとめる(30)
【復習・課題】現代の経済的問題について整理し,考査の準備をする(30)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験:100点満点、小テスト14回の合計点を平常点として評価する
評価配分は、定期試験60%、課題・小テストの評価を得点率に換算して40%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『詳説政治・経済』山崎広明他山川出版社
2.『現代の倫理』濱井 修他山川出版社
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
就職支援センターにて随時対応します
備考
座席指定あり
スマホ・タブレットを参考用に使用する
2/3以上の出席が必要
画像
ファイル
更新日付2019/02/01 09:22:52