開講年度2019
科目名経営管理実習ⅠB
科目ナンバーM2-31-239-63
開講種別春学期
対象学年2年
担当者飯島 正樹
単位数1
曜日・時限春学期 火曜日 4時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
働き方改革と効率を考える
授業の概要
この実習では、モノづくりとサービスの現場で発生するアクティビティのムダを省き改善することで、設定される現場の作業がどんな内容なのかを学習します。この作業時間は標準時間とよばれ、生産やサービスの基礎となっています。この標準時間を使って、製品やサービスの日程計画を作成する時のルールと最適な方法について、考えていきます。
授業の到達
目標
日本では生産性の低い働き方をしていることが多い。そこで、グループ分けして、効率的な働き方とはどんなことなのかについて、理解を深めます。そのために、実際に組立の作業を行って、作業品質、効率的な働き方、ムダの発生原因を理論と実際の体験により、体得します。この実習を通して、同じ内容の作業でも、適性や理解度が違うと、所要時間と成果に大きな差がでる事を学ぶことが目標です。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○本科目の概要と基本的な用語を理解します。
・働き方についてまとめます
【予習】シラバスを読み授業内容を把握する(20)
【復習】働き方とは何かを雑誌等で調べる(30)
2「働き方について(1)」
〇働き方に関するテーマについて情報検索
・働き方に影響する要因
【予習】働き方についての動機を考える(30)
【復習】海外と日本との違いを調べる(30)
3「働き方について(2)」
○発表に向けてまとめを行います。
・企業の成功例と失敗例
【予習】グループ発表の流れを把握する(20)
【復習】グループのまとめを見直す(30)
4「働き方について発表(3)」
○他の発表をみて、働き方の具体例を学びます
・働き方と働く意欲
【予習】発表内容についての確認(20)
【復習】他の発表の良い点を見つける(30)
5「MTM分析(1)」
○作業の標準時間設定を学びます。
・標準作業設定と分析法
【予習】作業標準の作成はなぜ必要かを把握する(20)
【復習】MTM分析のルールと設定法を知る(30)
6「MTM分析(2)」
〇設定した作業のMTM分析を行います。
・正確な時間の決め方
【予習】MTM分析のルールを確認する(20)
【復習】MTM分析による作業内容を理解する(30)
7「MTM分析の発表(3)」
○作業分析をグループで検討し、発表します。
・分析の正確さと作業時間の関係
【予習】分析に間違いがないかどうかを確認する(20)
【復習】MTMの設定による効果を理解する(30)
8「需要予測(1)」
○自動車の登録台数を参照して予測を学びます。
・需要予測のデータを探す
【予習】需要予測をなぜ行うのかを確認する(20)
【復習】自動車業界と企業別の違いを理解する(30)
9「需要予測(2)」
○需要予測のグラフ作成と業界の状況を学びます。
・需要予測の季節性、エクセルのやり方
【予習】需要予測の方法と内容を確認する(20)
【復習】需要予測からわかることを理解する(30)
10「需要予測(3)」
○メーカー別需要の違いを発表用にまとめます。
・メーカー別の課題、克服法
【予習】登録台数の月別・年度別の違いを見る(20)
【復習】メーカーによる戦略の違いを理解する(30)
11「需要予測の発表(4)」
○まとめの発表から他社の状況を学びます。
・自動車メーカーの状況、・事例分析
【予習】発表の流れをどのように行うのかを確認する(20)
【復習】対象車種が違うと予測値が変わる事を理解する(30)
12「流れ作業(1)」
○作業のムダ、効率的作業を学びます。
流れ作業についての演習
【予習】ムダ、効率的作業とは何かについて確認する(20)
【復習】流れ作業とは何かを理解する(30)
13「流れ作業の実験(2)」
○流れ作業とロット作業の違いを実験から学びます。
・ロット生産を流れ作業にする方法
【予習】ロット生産と流れ作業を把握する(20)
【復習】流れ作業の効率性を理解する(30)
14「流れ作業(3)」
○流れ作業実験のまとめを行います。
・流れ作業の効果は何か
【予習】流れ作業の必要性を確認する(20)
【復習】実験の効果と課題を確認する(30)
15「流れ作業の発表(4)」
〇実験による効果と特徴について学びます。
・流れ作業と働き方の関係
【予習】発表の流れを確認する(20)
【復習】流れ作業の課題を理解する(30)
    
評価方法・基
準(評価割合)
グループ発表70%,平常点30%(小テスト)
出席状況・受講態度を考慮しますが、5回以上欠席は失格です。
テキスト
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『生産管理の基礎』村松林太郎国元書房3,800+税4-7658-1503-X
2.『経営情報シミュレーション』飯島、他同文舘出版2,500+税978-4-495-36802-9
参考URL
質疑応答
オフィスアワーは水曜12:30-13:00(時間があればその他でも可)および、メールでお願いします。メールはiijima@dpc.agu.ac.jpですが、名前がないものは受け付けません。
備考
授業中の私語を禁止します。
画像
ファイル
更新日付2019/02/14 13:53:56