開講年度 2019 科目名 国際マーケティング論 科目ナンバー M2-31-239-13 E3-31-239-03 開講種別 春学期 対象学年 ２年 担当者 丹下　博文 単位数 2 曜日・時限 春学期 金曜日 ４時限 キャンパス 名城公園キャンパス 実務経験のある教員による授業科目 テーマ 世界経済と世界市場の激変に的確に対応する２１世紀のマーケティング戦略 授業の概要 ２１世紀になり高度情報化とグローバル化の進展により世界経済や世界市場が激変している。このような大きな情勢変化の時代に、マーケティング活動だけでなく最近注目されるようになった物流活動にも注目しながら、国際マーケティング,、さらにグローバル・マーケティングに関する基礎的な知識から実践的な戦略策定手法まで幅広く習得し、社会人になってからも役立つような国際マーケティングに関する理論の把握と実践力の修得に加え、最終的には国際マーケティング能力の飛躍的な向上を本講座のねらいとする。なお、本講座では国際マーケティングに関する最新情報を把握するためにプリント配布やＤＶＤ教材を多用する。 授業の到達 目標 本講座では企業が海外で事業展開を行う際に先行性（すなわち、先行的な役割）を有し最も重要と考えられるマーケティング活動を中心に学習する。米国で20世紀初頭に誕生した「マーケティング」という実践的な学問分野は、本質的に国内と国際の区別がなく、市場の国際化ないしはグローバル化を背景に国際マーケティングに対する重要性が急速に高まってきた。しかし、近年では世界市場の激変を背景に国際マーケティングにも戦略性が強く求められるようになってきた。そこで本講座では国際マーケティングの理論面だけでなく実践面にも焦点を当て、21世紀において企業経営のパラダイムを大きく変革する地球環境問題や高齢化問題などの企業経営の社会性、さらにインターネット通信販売市場の拡大によって最近注目されるようになってきた物流問題なども学習し、新しい時代の国際マーケティングを習得できるようになる。 授業計画 回数 授業スケジュール 授業時間外学修・時間(分) 1 オリエンテーション　：　本講座の経営学や経済学における重要な意義と最適な学習法に関する解説 授業時間外学習 予習　：　シラバスによる授業内容の確認　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 2 マーケティングの概要　：　その歴史と発展、特に２０世紀初頭におけるマーケティングの誕生に関する背景 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 3 海外事業展開におけるマーケティングの役割　：　重要なマーケティングの先行的な役割と実践面における問題点を理解 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 4 国際マーケティング活動の多様化　：　国際的な製品ライフサイクルに関連したマーケティング活動の多様化に関する課題を抽出 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 5 国際マーケティング戦略の体系的把握　：　マーケティングに関して戦略的要因を形成するマーケティング・ミックスの理論的かつ国際的な理解 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 6 市場のグローバル化と国際マーケティング　：　ますます進展する市場のグローバル化に対する国際マーケティングの役割と機能の理解 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 7 国際マーケティングと企業経営の社会性　：　新しい国際的な社会問題の発生と「企業経営の社会性」概念の導入によるマーケティングの国際的な役割の理解 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 8 国際マーケティングと地球環境問題　：　特に地球温暖化問題の深刻化に対応する国際マーケティングの実践面に関する問題点の理解と対策 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 9 国際マーケティングと高度情報化社会の到来　： 例えばビッグデータ、人工知能（ＡＩ）、自動運転などの高度な情報技術（ＩＴ）が国際マーケティング活動に与える影響 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 10 国際マーケティングと産業空洞化　：　製造業における工場の海外移転にともなう産業空洞化現象が国際マーケティングにおよぼす影響 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 11 ２１世紀に求められる国際マーケティング　：　グローバル・マーケティングとの相違点などをもとに２１世紀における新しい観点の導入 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 12 国際マーケティングの事例研究 ①　（米欧の先進国市場に向けて）　：　日本企業はいかに米欧の先進国市場に対応すべきか 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 13 国際マーケティングの事例研究 ②　（中国などのアジア新興国市場に向けて）　：　日本企業はいかに中国などのアジア新興国市場に対応すべきか 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 14 国際マーケティングの事例研究 ③　（その他の開発途上国市場に向けて　：　日本企業はいかに貧困国市場を含む世界の開発途上国市場に対応すべきか 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで課題を把握　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 15 これまでの授業全体のまとめ　：　２１世紀の国際マーケティングにおける新しい理論の構築とその実践法 授業時間外学習 予習　：　教科書を読んで最終的な確認　（９０） 復習　：　授業による指摘事項の再確認　（９０） 　　　　 16 定期試験　（定期試験期間中に実施） 評価方法・基 準(評価割合) 定期試験　（６０％）、　授業への参加態度など　（４０％） テキスト 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『授業中に指示する。』 参考書 　　・ 参考資料 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『授業中に指示する。』 参考ＵＲＬ 1. 授業中に指示する。 質疑応答 質問や相談等がある際は、水曜日、木曜日、金曜日のお昼休みのオフィスアワー（１２：３０～１３：００）に丹下博文研究室（アガルスタワー　８階　２８２０室）を遠慮なく訪問するか連絡すること。 備考 最近の国際的かつグローバルに激変する世界経済や世界市場の動向を具体的に把握できるよう、授業ではプリント教材やＤＶＤ教材を多用する。また、世界経済や世界市場の激変に対応するマーケティング活動とともに物流活動の理論面や実践面に関し、分かりやすく授業を展開するようにする。また、就職活動でも役立つような授業を展開するので、多国籍企業論（秋学期）とともに経営学部と経済学部の全員が受講すること。なお、予習と復習における教科書の範囲は毎回の授業の際に指摘する。 画像 ファイル 更新日付 2019/02/14 10:01:21