開講年度2019
科目名地域ビジネス論
科目ナンバーC2-31-239-80
M2-31-239-80
E2-31-239-05
開講種別春学期
対象学年2年
担当者西脇 正倫
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 2時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
現代日本の都市コミュニティの持続性担保に資する地域活動のビジネス的手法に関する概念と手法習得
授業の概要
長期的な人口減少期に入り、都市構造と都市のマネジメントの再構築が求められる現代における都市コミュニティ維持を、持続可能なものとするために、ビジネス的手法を学ぶとともに、愛知学院大学名城公園キャンパス地域連携センターが名古屋市商店街振興組合連合会、愛知県商店街振興組合連合会、名古屋市、愛知県とともに実施した清水学区買い物動向実態調査データの分析と現地踏査を元に、実際の地域ビジネスモデルの作成を行う。
授業の到達
目標
①現代の都市社会におけるコミュニティの役割と、地域社会の現況についての基礎知識の習得
②都市コミュニティ育成、維持のためのエリアマネジメントにおけるビジネス的視点の週直
③地域の課題解決における情報処理、提案プロセスの習得
④当該小学校区における都市コミュニティ確立のための提案
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1①ガイダンス:授業概要とスケジュールの説明,履修者グループ分けを行う。予習:新聞、雑誌などのジャーナリズムにおける,地域経済に関する報道に目を通すこと(30)
復習:名城公園キャンパス周辺の商店街に足を運んで,まちづくりの実態を見ること(30)
2②わが国の都市の発展:17世紀初頭の城下町形成から、明治における都市の近代化、第二次世界大戦後の高度成長期から今日に至る都市の変遷と地域社会の変化を学ぶ予習:城下町の構成について、書籍、インターネット等によって情報収集をおこなうこと(30)
復習;わが国の都市の変遷について、一連の流れを整理し、説明できるようにすること(30)
3③新旧コミュニティ概論:わが国の伝統的コミュニティである「ムラ」と現代都市の地区社会の違いについて比較分析によって学ぶ予習:コミュニティの字義を辞書等によって確認しコミュニティの概念を整理しておく(30)
復習:ムラと都市のコミュニティについて比較、整理してその違いを確認しておく(30)
4④わが国の現代都市の課題:人口減少期における都市変化とその中での都市の持続性担保の問題と課題について学ぶ予習:国土交通白書H29版に第1章第1節、第2節を読み、都市の姿の概要を理解する(30)
復習:人口減少の影響、問題について構造的に理解する(30)
5⑤地域ビジネス概論:地域ビジネスの基本概念について学び、現代日本における必然性を認識するとともに、地域ビジネスのケーススタディを通して地域ビジネスの実態を学ぶ予習:NPO等について基礎概念を掌握し、身近なNPOの内容等を確認しておく(30)
復習:講義で知ったケースについてHP等で情報収集を行う(30)
6⑥地区コミュニティ踏査:名城公園キャンパスが立地する清水学区を踏査し、地区の属性について情報収集を行う。予習:マップ等によって地区の主要施設、地区構造を周知する(30)
復習:踏査時に撮影した写真等をもとに、地区属性について気づいた点を整理しておく(30)
7⑦地区コミュニティ特論その1:名城公園キャンパスが立地する清水学区をモデルに、統計資料、アンケート調査結果を基に地区社会の問題を分析する予習:HP等で収集できる地区データをレポートとして作成する(30)
復習:講義で得たアンケート調査結果の分析を進め、地区問題の整理を行う(30)
8⑧地域ビジネス適用その1:清水学区における地区課題を抽出し、解決提案をビジネス手法を導入して検討する予習:前回講義でまとめた統計資料ををもとに、地区課題を複数、考えておく(30)
復習:地域ビジネスのケーススタディを確認し、適用可能なモデルを検討しておく(30)
9⑨地域ビジネス適用その2:地区課題解決提案に向けたビジネス手法の最適化と多面的な精緻化を行う予習:地区の課題の整理を行い、緊急度、重要度の高い課題を見出しておく(30)
復習:ビジネスとしての成立可能性についての検討を深めておく(30)
10⑩求められる地域ビジネスモデルの作成:清水学区において設定した地区課題の解決に資する地域ビジネスモデルを検討、確定する(中間発表を行う)予習:当該地区で展開可能な地域ビジネスモデルを複数用意しておく(30)
復習:中間発表の講評をもとに、ビジネスモデルの修正を行う(30)
11⑪発表シナリオの作成その1:発表のストーリーとパワーポイントデータのサムネイル構成を行う予習:解りやすいプレゼン実現のためにパワーポイントの手法について確認しておく(30)
復習:派羽歩データ作成に必要な映像データを収集しておく(30)
12⑫発表シナリオの作成その2:サムネイルに従い、パワーポイントデータの作成を行う予習:必要に応じて資料写真撮影や図表の作成を行っておく(30)
復習:ストーリーの再確認を行い、必要に応じてシナリオ変更を行う(30)
13⑬発表シナリオの作成その3:サムネイルに従い、パワーポイントデータの作成を行う予習:シナリオの最終確認とグループ内の合意形成を進めておく(30)
復習:資料およびシナリオの補強を進めておく(30)
14⑭発表シナリオの作成その4:発表資料とシナリオを完成させ、発表の役割分担を行い、予行演習を実施し、発表仕様に対応した発表の準備を完了させる。予習:発表シナリオの材料となる写真、データの収集を行う(30)
復習:次回、完全な発表ができるように、発表シナリオの調整を行い、完成させる
15⑮グループ発表:グループごとに清水学区で求められる地域ビジネスの発表を行う。予習:地区現況、問題、課題、提案にかかる相互関係の妥当性についての確認を行う(30)
復習:口答試験、教官講評をもとに、発表内容の補完を行う(30)
    
評価方法・基
準(評価割合)
各チームごとに名古屋市北区清水学区で求められる地域ビジネス提案の発表を行い、グループ構成学生それぞれへの口答試験によって、以下の視点からの評価を行うものとする。
①抽出した地区課題の適合性(30%)/②課題抽出の前提となる現況把握の妥当性(15%)/③ビジネスモデルの合理性(15%)/④グループ活動における役割分担と参加度(40%)
テキスト
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『国土交通白書H29』国交省日経印刷5934486579137X
参考URL
1.平成29年度 国土交通白書
質疑応答
講義に関する質問がある場合には、名城公園キャンパス地域連携センター西脇まで。月曜日から金曜日の午前10時から正午、午後1時から午後5時までの間に電話または訪問のこと。
訪問の場合は、事前に所在確認を行うことが望ましい。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/06 16:22:16