開講年度2019
科目名ヨーロッパの文化と社会Ⅰ
科目ナンバーB231-165-01
開講種別春学期
対象学年2年
担当者前田 織絵
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス名城公園キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
オーストリアの歴史と文化
授業の概要
モーツァルト、シューベルトなどの偉大な音楽家を輩出したオーストリアは、ヨーロッパの中央部に位置する面積わずか8万4000平方キロメートルの小国であるが、かつてはハプスブルク家の本拠であり、現在でも高い芸術と美しい自然を持つ永世中立国である。また、ウィーンを首都とするこの国は、風俗、習慣、文化においても異なる9つの州からなる。「オーストリア」、「オーストリア民族」とはドイツやチェコ、ハンガリー、ユダヤ、ポーランドなどの多様な民族から成る文化的集団である。
この講義では、多民族国家としてのオーストリアの歴史、文化を中心に、特にウィーンの文化、そして芸術と文学に焦点を当てる。
授業の到達
目標
ドイツ語圏の一つ、または首都がウィーンであるという程度の認識しかない場合の多い学生も多いオーストリアについて、ハプスブルク家の歴史とともに、多民族共生国家としてのオーストリアについて理解する。
また、ウィーンを中心に芸術、文化の側面からもオーストリアについての理解を深め、ドイツとの関わりについても理解する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:履修上の注意と心構えについて

オーストリア知識度チェック・テスト
(成績には入れない)
予習:シラバスを読み、本講義について予め把握する
復習:チェック・テストの内容について確認する
2オーストリアにおける観光と食文化
 ・城
 ・観光
 ・食文化(ワイン、ビール、食文化)
 
 
予習:初回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
31.現代のオーストリア事情(1)
  政治と移民
2.オーストリアの歴史(1)
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
4オーストリアの歴史(2)
 ハプスブルク家の盛衰
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
5オーストリアの歴史(3)
 ハプスブルク帝国からオーストリア共和国へ
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
6オーストリアにおける音楽(1)
 ・モーツァルトと映画『アマデウス』(1)
 

 
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
7オーストリアにおける音楽(2)
 ・モーツァルトと映画『アマデウス』(2)
 ・ウィーンを中心とするクラシックの今昔
 
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
8オーストリアとドイツにおける映画事情
 ・ドイツ語字幕翻訳とドイツ語圏の映画について
 ・映画に映しだされる社会と風俗について
*講演を予定
予習:前回配布資料で、内容確認(30)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(60)
9ウィーンにおけるカフェと文化
 ・カフェの歴史 
 ・ザッハートルテとは
 ・カフェの役割とは
 
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
10世紀転換期の文化(1)
 美術 分離派(シーレ、クリムトを中心に
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
11世世紀転換期の文化(2)
 建築(オットー・ヴァーグナーとヨーゼフ・マリア・オルブリヒ)を中心に
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
12世紀転換期の文化(3)
 文学(ローベルト・ムージルを中心に)
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
13世紀転換期のウィーン
 ヒトラーと反ユダヤ主義
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
14永世中立国としてのオーストリア予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
15現代のオーストリア事情(2)
 ・ハイダー政権
 ・ウィーンにおける極右旋風
予習:前回配布資料で内容確認(20)
復習:当日の授業内容についてハンドアウトや参考資料などで確認(30)
    
16レポート試験前期学習内容について復習をしておくこと(120分以上)
評価方法・基
準(評価割合)
授業参加度および毎回の授業内のコメントカード 30%
授業内でのレポート(または小テストなど)30%
レポート試験40%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ウィーン・オーストリアを知るための57章』広瀬佳一、今井顕明石書店2,000円+税
2.『図説 オーストリアの歴史』増谷英樹、古田善文河出書房出版社1,800円+税
3.『もっと知りたい 世紀末ウィーンの美術』千足伸行東京美術1,800円+税
4.『ウィーン世紀末文学選』池内紀岩波文庫840円+税
参考URL
質疑応答
直接質問がある場合:水曜日(18時10分~19時。非常勤の控室におります。)
メール:ori_luv_connection_rico@yahoo.co.jp
備考
・原則として特別な理由のない遅刻と欠席を厳禁する。
・プリントなどの配布物は自己管理すること。
・課題・レポートなどができていない場合、評価より減点する。(水曜日以外は出講していないため、提出物は必ず水曜日に提出のこと)
・授業中の携帯電話・タブレット端末の使用・私語・許可なく離席・退出することを厳禁する。また授業時の帽子・サングラス等の着用を認めない。
・授業の妨げとなると判断した場合、退出を求め、該当の授業回は欠席とする。
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更新日付2019/06/05 16:18:40