開講年度2019
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
日本薬局方概論(レギュラトリーサイエンス)★
科目ナンバーA311-476-11
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年3年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 水曜日 1時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)浦野 公彦.松浦 克彦(臨床薬物動態学)
恒川 由巳(実践薬学)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
日本薬局方は医薬品の品質を保障することに眼目がおかれて作成されていることに対して、欧米の薬局方(Pharmacopoeia)は医薬品に関する医師や薬剤師の手引書としての性格を有していること、近年では双方の国際調和が進められていることを学ぶ。また、日本薬局方やその収載医薬品の特徴、性質を理解し、それが調剤学の基礎としても重要であることを理解する。
さらに、レギュラトリーサイエンスの必要性と意義について、医薬品開発から市販後調査に至るまでの過程を通して理解する。
授業の到達目標
日本薬局方の意義と構成を理解した上で、医薬品開発から市販後調査に至るまでの過程におけるレギュラトリーサイエンスの必要性と重要性について理解し、概説できる。
準備学習(予習・復習など)
日本薬局方の内容の確認、講義中に行われる確認テストの復習を行う。
授業計画
授業の内容SBOコード
1日本薬局方序論(1): 医療における「日本薬局方」の位置付けを沿革、構成を踏まえて概説できる。B-(2)-②-1,B-(2)-②-8
2日本薬局方序論(2): 局方医薬品と局方外医薬品の区別を薬事関連法規を含めて理解することができる。日本薬局方の作成基本方針について、日本薬局方の国際調和への取り組みを含めて概説できる。B-(2)-②-8,B-(2)-③-3
3通則(1): 名称・収載医薬品の定義、単位の規定について説明できる。B-(2)-②-8
4通則(2): 医薬品の性状の規定、確認試験・純度試験・定量・容器に関する規定について説明できる。B-(2)-②-8,E1-(1)-③-1
5製剤総則(1):製剤全般に共通する事項の基本的な考え方を説明できる。E5-(2)-①-1
6製剤総則(2): 製剤総則に収載されている剤形(経口投与する製剤)の定義、関連する試験法等について、臨床との関連を踏まえて説明できる。E5-(2)-①-1
7製剤総則(3): 製剤総則に収載されている剤形粘膜に適用する製剤(点眼剤、吸入剤など、注射により投与する製剤)の定義、関連する試験法等について、臨床との関連を踏まえて説明できる。E1-(1)-③-1,E5-(2)-①-3,E5-(2)-①-4
8製剤総則(4): 製剤総則に収載されている剤形(皮膚に適用する製剤、その他の製剤(生薬関連製剤、透析に用いる製剤など))の定義、関連する試験法等について、臨床との関連を踏まえて説明できる。C5-(1)-④-5, E5-(2)-①-5,E5-(2)-①-6
9海外の薬局方: 海外の薬局方(USP,EP等)・医薬品集について、その特徴と日本薬局方との相違を説明できる。B-(2)-②-8
10レギュラトリーサイエンスとは何か、その必要性と意義について説明できる。(「ヒトを対象とする研究において遵守すべき倫理指針」について概説できる。)A-(2)-④-2, B-(2)-②-11
11医薬品評価(承認審査)におけるレギュラトリーサイエンスについて概説できる。(医薬品の開発から承認までのプロセスと法規範について概説できる。治験の意義と仕組みについて概説できる。)B-(2)-②-2,B-(2)-②-3
12医薬品情報に関係する代表的な法律・制度とレギュラトリーサイエンスについて概説できる。B-(2)-②-5,E3-(1)-①-5
13薬物動態学と関連するレギュラトリーサイエンスについて説明できる。B-(2)-②-11
授業の方法・方略
講義(PowerPoint、プリント資料、参考書を用いる)および確認テストなどを行い、知識の伝達のみに偏らない工夫をし、学生が能動的に授業に取り組めるようにする。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(90%)、確認テスト(10%)の総合評価による。
教科書
プリント資料配布
参考書
臨床製剤学(南江堂)
新世界の医薬品集・薬局方(薬事日報社)
医薬品のレギュラトリーサイエンス 改訂第2版(南山堂)
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
ページ
内容URL説明
1.「日本薬局方」ホームページ
画像
ファイル
更新日付2019/02/01 13:51:38