開講年度2019
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
分子生物学
科目ナンバーA211-473-13
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
部門専門  
対象学年2年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 木曜日 2時限 203
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)小幡 徹(生体有機化学)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
生物は、細胞を基本単位とし、自身の持つ遺伝情報を基に自らの活動に必要な多種多様な生体高分子を作り出すことができる。また、多数の生体高分子が協調的に働くことにより生物の生命活動を維持している。分子生物学はこれらの様々な生命現象を分子レベルで理解する学問である。本講義では、生物の遺伝情報の流れを理解し、近年の分子生物学の目覚ましい進歩による遺伝子治療や遺伝子組換えなどの遺伝子工学の基礎も学習する。
授業の到達目標
生体高分子としての遺伝子やゲノムの構造、遺伝子発現・複製について分子レベルで理解することを目標とする。さらに、遺伝子工学技術の基礎的事項を理解し、遺伝子検査・治療や再生医療と言った最近の知見を学び、薬剤師に必要な研究・生命倫理感を身につけることを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
受講前に予め教科書の該当箇所に目を通して予習すること。受講後は配布プリント、教科書、参考書などを参考に復習し、理解を深めること。
各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1分子生物学の基礎知識および遺伝子の概念を説明できる。C4-(1)-①-1, C6-(1)-②-1, C6-(2)-⑤-1, C6-(4)-①-1~2, C7-(1)-①-1, C8-(3)-①-1
2核酸の化学構造とヌクレオチドの生合成・分解を説明できる。C4-(1)-①-1~2, C4-(3)-④-1, C6-(2)-⑤-1, C6-(4)-②-1, C6-(5)-⑤-2
3DNA鎖とRNA鎖の化学構造の相違および特性とゲノムの概念を説明できる。C4-(1)-①-1, C6-(4)-②-1~2, C6-(4)-②-3, C6-(5)-⑤-2, アドバンスト
4セントラルドグマとDNA複製機構を分子レベルで説明できる。C6-(4)-②-1~2, C6-(4)-②-3, C6-(4)-③-1
5真核生物のDNA複製を説明できる。DNA損傷の種類および修復機構について説明できる。C4-(3)-⑥-1~3, C6-(4)-③-1, C6-(4)-⑤-1, C6-(7)-③-1~2, C7-(1)-①-2~3
6原核細胞および真核細胞の転写機構を分子レベルで説明できる。C6-(4)-②-1~2, C6-(4)-④-1~3, C6-(4)-④-4~5
7様々なRNAの役割と転写の調節機構について説明できる。C6-(4)-②-1~2, C6-(4)-④-1~3, C6-(4)-④-4~5, アドバンスト
8翻訳機構を分子レベルで説明できる。遺伝子工学技術の基礎を説明できる。C6-(3)-②-1~2, C6-(4)-④-1~3, C6-(4)-④-4~5, C6-(4)-⑥-1~2, アドバンスト
9遺伝子の発現解析技術について説明できる。遺伝子工学技術を用いた遺伝子改変動物などを概説できる。C6-(4)-⑥-1~2, E2-(8)-②-1, E2-(8)-③-1~4, アドバンスト
10遺伝子多型の検出法や塩基配列の解析法を説明できる。A-(5)-①-2, C6-(4)-⑤-1, C6-(4)-⑥-1〜2, C7-(1)-①-1〜3, アドバンスト
11遺伝子の機能解析方法にと代表的な組換え医薬品について概説できる。A-(2)-①-4, C6-(4)-⑥-1~2, E2-(8)-①-1~3, E2-(8)-②-1, アドバンスト
12ゲノム創薬の概念と代表的な分子標的治療薬について概説できる。C6-(7)-①-1~2, C6-(7)-②-1, C6-(7)-③-1~2, E2-(7)-⑧-1, E3-(3)-①-1~3, E3-(3)-⑤-2, E4-(1)-④-4, アドバンスト
13遺伝子診断、遺伝子治療、移植治療の基礎知識を概説できる。A-(2)-①-1~2, A-(2)-①-4, A-(2)-②-3, C7-(1)-①-2~3, E2-(8)-②-1, E2-(8)-③-1, E2-(8)-③-4, アドバンスト
授業の方法・方略
授業内容をより良く理解できるように、パワーポイントを主に用いて講義を行う。指定した教科書のみならず、プリントを配布し、効率よく授業を展開する。毎回小テストを実施、出席を確認し、学生の理解度を把握するとともに学習に対する意欲を高める。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(100%)
教科書
コンパス分子生物学(南江堂)
参考書
基礎分子生物学第3版(東京化学同人)、クラーク分子生物学(丸善)、ヒトの分子生物学(丸善)、分子生物学イラストレイテッド 第三版(羊土社)、バイオ医薬品と再生医療(中山書店)
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
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画像
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更新日付2019/01/31 17:16:18