開講年度2019
科目名図書館概論
科目ナンバーL211-902-01
開講種別春学期集中
対象学年2年
担当者山本 順一
単位数2
曜日・時限春学期集中 その他 集中
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
リアルとデジタルの情報世界のありようとそこで働くインフォメーション・スペシャリストの存在と職務について理解する。
授業の概要
この科目は‘図書館情報学’という学問分野の総論的内容をなすものであり、そのねらいはデジタル・ネットワーク社会における情報の存在態様の理解とその取り扱い、情報探索と情報の信頼性評価、表現の自由と知的財産権など、情報の利活用に関する知識とスキルの修得を目指します。
授業の到達
目標
図書館の役割と利用法をよく知って、図書館情報学の理論とスキルを学び、様々な情報探索の方法と情報評価の手法を駆使し、レポートや卒業論文をはじめとする大学における学修に必要な知的創造力の一部を獲得し、さらには卒業後に社会人として求められる多様な課題に応えられる能力を身に着けていただきます。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1パワーポイントを用いて、わかりやすい講義にしたいと思います。授業中の積極的発言に対してボーナス点を与えます。ホットトピックにもふれたいので、講義内容、順序は変動しますが、おおむね、授業内容は以下の通りとします。
①はじめに:図書館と図書館情報学
授業に先立ち、附属図書館や最寄りの公共図書館を訪れ、あらためてその機能、利用法を見直しておくこと。
2②図書館の種類(館種)事前に、国立国会図書館、附属図書館、最寄りの公共図書館などのホームページをのぞき、そのサービスメニューを確認しておくこと。
3③図書館の歴史たとえば、クレオパトラ(7世)と図書館のかかわりなどについて調べておくこと。
4④図書館サービスパブリックサービス、テクニカルサービスについて予習をしておくこと。
5⑤図書館情報資料コレクションの組織化‘コピーカタロギング’という概念について確認しておくこと。
6⑥図書館情報資料の利用と著作権制度公益社団法人著作権情報センターのサイトにアクセスし、「著作権ってなに」というページを見ておくこと。
7⑦場としての図書館と情報空間の拡大‘第三の場所’という言葉、概念について調べておくこと。
8⑧変化するコンテンツ産業とその流通なぜ日本では電子書籍がこんなに普及しないのか、普及が遅いのか、考えてみてください。
9⑨デジタル環境における情報知識の公開と共有の動き‘オープンアクセス’‘オープンサイエンス’という言葉、概念について調べてください。
10⑩図書館の社会的責任と知的自由の保障YouTubeにあげられている「図書館戦争」に関連するビデオクリップを見ておいてください。
11⑪逼迫する公財政と図書館経営指定管理者制度について予習しておいてください。
12⑫21世紀の図書館像とそこで働く人たち欧米ではライブラリアンは専門職です。ところが日本では時給900円。どうしてそうなるのか、考えてみましょう。
13⑬図書館情報学教育テキストの13章を予習しておいてください。
14⑭図書館の実務と理論に関わる諸々の組織団体国内外の図書館について検討する検討する場、その研究教育の振興のための組織について考えてください。
15図書館とそこで働く人たちの将来この講義全体を振り返り、あらためてGoogle や
Amazonと図書館、ライブラリアンの関係について考えてください。
    
評価方法・基
準(評価割合)
試験の成績を中心として、授業中の発言等を加点要素とする総合評価を行います。
講義の最後の時間にテキスト、ノートの持ち込みを認め、試験を行います。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『図書館概論』山本 順一ミネルヴァ書房30009784623073139
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新しい時代の図書館情報学 補訂版』山本 順一編有斐閣1800978-4641220836
参考URL
質疑応答
質問等があれば、講義の前後にお受けしますし、あるいはメール(june01@andrew.ac.jp)をしてくだされば対応します。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/27 10:55:47