開講年度2019
科目名基礎演習Ⅰ
科目ナンバーJ132-841-01
開講種別春学期
対象学年1年
担当者服部 朗
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
法を学ぶ基礎をつくろう
授業の概要
新入生が一日も早く大学生活に慣れ、法律の勉強をおもしろいと感じ、目標をもって4年間やってみようと思えるように。
そのために、まずは六法の使い方、法学部資料室の利用法、図書や判例の検索の仕方などのスキルを身につける。
そして、刑法を題材として、法的なものの見方・考え方の練習をする。
これらを通じて、法学ワールドへの道案内をしたい。
授業の到達
目標
目標は3つある。
1.法を学ぶための基礎的なスキルを身につける。
2.法的なものの見方・考え方に触れ、法を学ぶことは、簡単ではないけれど、やってみるとおもしろいな、という体験をする。
3.1,2を通じて、法を学ぶ意欲を高める。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション【予習】六法を購入し、ぺらぺらとめくる程度でいいので中を見ておく(10)
【復習】法学ガイドブック(第1回ゼミのとき配布)の「六法」の部分を読む(60)
2六法の使い方【予習】六法の「凡例」を読む(60)
【復習】六法を実際に使ってみる(30)
3なぜ判例を学ぶか①【予習】法学ガイドブックの「判例」の部分を読む(60)
【復習】配布資料を読み返し、学習内容を確認する(60)
4なぜ判例を学ぶか②【予習】配布資料を、事実関係→法的論点→裁判所の判断(結論・理由づけ)の順に整理する(60)
【復習】配布資料を読み返し、学習内容を確認する(60)
5ウォーミングアップ①
身近な話題を用いて、何が正解かではなく、理由を大切にしながら、どう考えるか、の練習をする。
【予習】設例を読み、理由を示して、自分の考えを述べられるようにしておく(60)
【復習】他のゼミ生の考えを聞いた後、自分の考えの長短を振り返り、よりよい解決法はないか考える(30)
6ウォーミングアップ②
身近な話題を用い、何が正解かではなく、理由を大切にしながら、どう考えるか、の練習をする。
同上
7文献・判例の検索方法について学ぶ(法学部資料室のガイダンスも行う)【予習】図書館情報センターに行ったことがない人は必ず行って本を借りてみる(30)
【復習】図書館情報センターやパソコン室に行って、今日学んだ文献・判例検索を試す(60)
8犯罪論の体系
以降6回にわたり、森鴎外作『高瀬舟』の主人公喜助には、どのような罪が、どのような理由で成立するか、あるいは、しないかを、各自考えていく。それにあたり、まずは、犯罪論の体系を概説する。
【予習】法学ガイドブックの「刑法」の部分を読む(60)
【復習】法学ガイドブックの「刑法」の部分を再読する(60)
9プレゼンの準備①
構成要件該当性の検討
【予習】参考書の「構成要件」の部分を読む(参考書が手元にないときは、図書館で刑法総論の本を借り、該当頁を読む。以下、同じ)(90)
【復習】「構成要件」の部分を再読する(60)
10プレゼンの準備②
違法性阻却事由の検討(1)
【予習】参考書の「違法性阻却事由」、とくに「緊急避難」と「安楽死」の部分を読む(90)
【復習】「違法性阻却事由」の部分を再読する(60)
11プレゼンの準備③
違法性阻却事由の検討(2)
同上
12プレゼンの準備④
有責性、責任阻却事由の検討
【予習】参考書の「責任」の部分を読む(90)
【復習】「責任」の部分を再読する(60)
13プレゼンの準備⑤
プレゼンにあたり、その内容の最終チェックをする。
【予習】プレゼンにあたり、疑問点や不明な点が残っていないか、確認する(60)
【復習】プレゼン内容を最終チェックする(60)
14プレゼン①
パワーポイントを使ってプレゼンをする。
【課題】発声等にも注意しながら、自分の考えを発表する。他のゼミ生のプレゼンを聞き、その内容や方法から学ぶ(60)
15プレゼン②
パワーポイントを使ってプレゼンをする。
同上
    
評価方法・基
準(評価割合)
平常点とプレゼンの内容をもとに評価を行う。
欠席するときは必ず事前にメール連絡すること。
3回を超えて欠席したときは失格となる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『法学ガイドブック』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『刑法 第3版』山口厚有斐閣3,456円978-4-641-13908-42015年発行
参考URL
質疑応答
オフィスアワー: 木曜 17:00-18:00
備考
六法は必携。
画像
ファイル
更新日付2019/02/03 16:17:42