開講年度2019
科目名民事法入門
科目ナンバーJ131-216-01
W131-216-01
開講種別春学期
対象学年1年
担当者鈴木 伸智
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
民法の基礎を学ぶ。
授業の概要
 われわれは、生涯を通じて民法にかかわっている。物の売り買いや貸し借り、交通事故の際の治療費などの請求、不動産をめぐるトラブル、結婚や離婚、相続、これらはみな、基本的には、民法にかかわる問題である。
 この講義では、まず、民法を学ぶ上での基礎的な知識を習得したうえで、民法の基本原理を中心に民法(財産法)の仕組みや考え方を学ぶ。次いで、民法第一編総則の第一章通則から第四章物まで(たとえば、権利濫用、未成年者の民法上の扱い、後見制度等)について学修する。(条文は、順不同で登場する)
授業の到達
目標
授業範囲にあたる部分の基礎知識を得、ある程度の説明ができるようになることを目標とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
11.民法を学ぶ前に1
⑴民法の沿革、⑵民法の構造、⑶物権と債権について学ぶ
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、知識を確実なものにすること(120)
22.民法を学ぶ前に2
⑴法の分類—公法と私法、⑵法の分類—一般法と特別法、⑶法の分類—実体法と手続法、⑷任意規定(任意法規)と強行規定(強行法規)について学ぶ
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、知識を確実なものにすること(80)
33.民法を学ぶ前に3
⑴民法の解釈と適用、⑵民法の存在形式について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
44.民法の基本原則1
⑴権利能力平等の原則、⑵契約自由の原則について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
55.民法の基本原則2
⑶過失責任の原則について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
66.民法の基本原則3
⑷所有権絶対の原則について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
77.権利能力1
⑴権利能力とは何か?⑵権利能力の始期、⑶権利能力の終期、⑷住所、⑸不在者について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
88.権利能力2
⑴失踪宣告、⑵同時死亡の推定について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
99.権利能力3
⑴権利の主体、⑵権利の客体について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
1010.行為能力1
⑴意思能力、⑵行為能力、⑶制限行為能力者制度について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
1111.行為能力2
⑴未成年者の法的地位、⑵未成年者の行為能力について学ぶ小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
1212.行為能力3
⑴成年後見制度、⑵制限行為能力者側による取消権行使の効果、⑶制限行為能力者の相手方の保護について学ぶ小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
1313.行為能力4
⑴意思表示、⑵法律行為について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
1414.権利能力の始期—胎児の扱い
⑴「条件」の意義、⑵「既に生まれたものとみなす」に関する学説について学ぶ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
1515.まとめ
小テスト
予習:教科書の該当部分(レジュメ参照)を一読し、専門用語以外でわからない語句は調べておくこと(40)
復習:教科書・レジュメを参考に授業内容をまとめ、小テストに備えること(80)
    
16定期試験。
評価方法・基
準(評価割合)
平常点50%+α+定期試験50%
※平常点の内訳
・小テスト(第3回目から第15回目まで実施)
※+α
・回答により加点をしたり、受講態度によっては減点をする場合もある。
※小テストにおける公欠者・病欠者(診断書を提出した場合に限る)等の扱い
・別途レポートを課し、小テストに代える。ただし3回までとする。
※小テストの受験回数が8回に満たない受講生の扱い
・失格(S評価)とする。
※各受講生の小テスト・レポートの結果について
・定期試験前の問い合わせには一切応じない。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『民法総則 NBS (日評ベーシック・シリーズ)』原田 昌和 、寺川 永、吉永 一行日本評論社1800円+税978-4535806795324.1/0549/
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『なし』
参考URL
1.なし
質疑応答
授業終了後および金曜3時限(オフィスアワー)
備考
・この授業は、指定席制である。座席については、担当教員の指示に従うこと。
・13時30分までに着席しておくこと。
・早退をする場合は、事前に担当教員に申し出ること。小テストを受験したうえで、無断で早退した場合は、その回の小テストを受験しなかったものとみなす。
・六法を必ず携帯すること。
・授業中の私語は禁止する。
・授業中のゲーム機等の操作は禁止する。
・その他、詳細は、第1回目の授業の際に指示する。
画像
ファイル
更新日付2019/02/06 14:20:15