開講年度2019
科目名音声学総論・各論
科目ナンバーY231-136-03
Z231-136-02
開講種別春学期
対象学年2年
担当者赤塚 麻里
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
音声学の体系的・理論習得と音の聴取・識別・表記、発音の実践的習得
授業の概要
主に日本語の音声を総体的に学び、その音声を分析するための知識を身に付けます。授業では、音声を詳細に解説し、音声の弁別、聴取、表記、発話訓練をします。そのため、出席者に授業への積極的な参加が求められます。
授業の到達
目標
音声の特徴について、基礎的な事項を説明できるようになること、音声学的に観察できるようになることを目指します。以下の項目について、基礎から発展的に学習します。

1.音声学とは
2.発声発話器官と構音(調音)
3.音声記号・音調符号・IPA
4.分節音
5.超分節的要素(プロソディ)
6.日本語音声学
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1序論:講義の進め方・予習・復習・参考図書について【復習 30分】授業内で学習したことを確認する。
【課題 30分】音声学の知識を得る。
2音声学とは(1):音声の基本的な性質【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】聴取・発音訓練。
【課題 20分】音声学の知識を得る。
3音声学とは(2): 国際音声記号(IPA)とその他の記号【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】IPAの表記訓練。
【課題 20分】IPAの知識を得る。
4音声学とは(3): 音声と音韻、音声と音素、調音音声学【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】授業内で学習した概念を確認し定着させる。
【課題 20分】音声と音韻の知識を得る。
5音声と発声器官【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】発声器官をの確認。発声と表記訓練。
【課題 20分】発音器官の知識を得る。
6分節音1:母音【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】母音の聴取・発音訓練。
【課題 20分】母音の知識を得る。
7分節音2:子音①閉鎖(破裂)音・摩擦音・破擦音【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】子音の聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】閉鎖音・摩擦音・破擦音の知識を得る。
8分節音3:子音②鼻音・流音・半母音【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】子音の聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】鼻音・流音・半母音の知識を得る。
9分節音4:日本語の分節音、特殊音素(撥音・促音・長音・母音の無声化など)【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】分節音の聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】日本語の分節音・特殊音素の知識を得る。
10分節音5:音声連続(調音結合など)【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】音声連続に関する聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】音声連続(調音結合)の知識を得る。
11超分節的特徴(1):ピッチアクセント・ストレスアクセント、日本語の調分節的特徴【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】プロソディの聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】アクセントの知識を得る。
12超分節的特徴(2):イントネーション・リズム、日本語の超分節的特徴【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】プロソディの聴取・発音・表記訓練。
【課題 20分】イントネーション・リズムの知識を得る。
13音響音声学:実際の音声の音響特性(構音の動態と観察)【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】授業内で学習した概念を確認し定着させる。
【課題 20分】音響特性の知識を得る。
14知覚音声学:音響から知覚へ、構音の測定と分析【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】授業内で学習した概念を確認し定着させる。
【課題 20分】音声現象を分析的に観察し、まとめる。
15講義内容の理解度や到達度、学習の進展をチェック、フィードバック、ペア・グループワーク、総括【予習 20分】テキスト関連ページを読む。
【復習 20分】応用訓練。
【課題 20分】音声学の知識をいかに応用するか。
    
16定期試験 授業時に指示します。
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験(70%)、小テスト、レポート、予習、復習の内容、正確な音のリスニング・ディクテーション、音声記号表記、音声やイントネーションの発音など、内容理解度、到達度、授業への積極的参加、授業態度・学習意欲など(30%)を目安とし、総合して成績評価の判断基準とします。
テキスト
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.授業時に指示。
質疑応答
授業中に質問したい場合は挙手してください。また、個人的な質問は授業の前後に教員のところへ来てください。メールでの質問も受け付けます。
備考
言語聴覚士を目指す学生のほか、音声記号や音調符号の読めない音全般の苦手な学生、教職希望の学生にも対応します。
画像
ファイル
更新日付2019/02/04 15:18:33