開講年度2019
科目名認知心理学演習a
科目ナンバーY232-284-05
開講種別春学期
対象学年2年
担当者石田 光男
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
様々な認知心理学実験を体験し,それらの現象や背景を理解する.
授業の概要
認知(cognition)とは人間が外界の情報を如何に認識し,且つ使用できるのかといった心の機能である.本演習では認知心理学の様々な実験を取り上げ,反応時間や正答率などの測定を行う.得られた実験データに基づいて討論を行い,認知機能の理解を深める.
授業の到達
目標
①得られた測定結果から,その現象に関わる認知機能について議論できる.
②プレゼンテーション課題において,ヒトの認知機能に配慮した理解し易いのプレゼンテーションをすることができる.
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1認知心理学演習aの概要説明
演習の進行の仕方および課題について説明する
【予習】基礎実験演習や心理学入門で学んだ内容を復習しておく(240)
2精神物理学的測定法
コンピュータを使用して視覚刺激を呈示し,極限法によって主観的等価点を測定する
【予習】左記の内容に含まれるキーワードについて調べておく(120)
【課題】データを集計し,グラフを作成する(120)
3測定結果の解説とプレゼンテーション(1)
前回測定した測定結果を集計し,エクセルによるグラフを作成するさらにパワーポイントを使用したスライドを作成し,プレゼンテーションの仕方を学ぶ
【予習】パワーポイントやエクセルの基本的使用法について確認する(120)
【復習】演習内にて提示した題材からスライドを作成する(120)
4測定結果の解説とプレゼンテーション(2)
前回測定した測定結果を集計し,エクセルによるグラフを作成するさらにパワーポイントを使用したスライドを作成し,プレゼンテーションの仕方を学ぶ
【予習】パワーポイントやエクセルの基本的使用法について確認する(120)
【復習】演習内にて提示した題材からスライドを作成する(120)
5視覚探索課題
コンピュータプログラムよって,反応時間およびエラー反応を測定する
【予習】基礎実験演習IIにおける視覚探索の資料に基づいて,実験内容を確認しておく(120)
【課題】データを集計し,グラフを作成する(120)
6測定結果のプレゼンテーション
前回測定した結果を利用し,結果と考察のプレゼンテーションを行う
【予習】目的,方法,結果と考察からなるスライドを作成する(120)
【復習】実験内容の解説後,スライドのブラッシュアップを行う(120)
7干渉課題1
ストループ課題における反応時間を測定する
【予習】基礎実験演習IIにおけるストループ干渉の資料に基づいて,実験内容を確認しておく(120)
【課題】データを集計し,グラフを作成する(120)
8干渉課題2
フランカー課題における反応時間を測定する
【予習】フランカー課題について調べておく(120)
【課題】データを集計し,グラフを作成する(120)
9干渉課題3
サイモン課題における反応時間を測定する
【予習】サイモン課題について調べておく(120)
【課題】データを集計し,グラフを作成する(120)
10測定結果のプレゼンテーション
前回測定した結果を利用し,結果と考察のプレゼンテーションを行う
【予習】目的,方法,結果と考察からなるスライドを作成する(120)
【復習】実験内容の解説後,スライドのブラッシュアップを行う(120)
11先行手がかり法
先行手がかり法により注意の時間的特性について調べる
【予習】先行手がかり法について調べておく(120)
【課題】データを集計し,グラフを作成する(120)
12測定結果のプレゼンテーション
前回測定した結果を利用し,結果と考察のプレゼンテーションを行う
【予習】目的,方法,結果と考察からなるスライドを作成する(120)
【復習】実験内容の解説後,スライドのブラッシュアップを行う(120)
13プライミング効果
先行するプライム刺激の違いが,後続の判断に及ぼす影響を調べる
【予習】プライミング効果について調べておく(120)
【課題】データを集計し,グラフを作成する(120)
14測定結果のプレゼンテーション
前回測定した結果を利用し,結果と考察のプレゼンテーションを行う
【予習】目的,方法,結果と考察からなるスライドを作成する(120)
【復習】実験内容の解説後,スライドのブラッシュアップを行う(120)
15レポート課題の発表
これまで実施した実験の中から1つ選び,関連する先行研究を含めたプレゼンテーションを実施する
【予習】これまで実施した実験から1 つ選び,プレゼンテーションのためのスライドを作成する(120)
【復習】目的,方法,結果と考察からなるショートレポートを作成する(120)
    
評価方法・基
準(評価割合)
演習時の取り組み方(60%),プレゼンテーション(40%)から評価する.
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を使用する』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業時間内およびオフィスアワーにて受け付ける.
備考
測定データの配布のため,USBフラッシュメモリーを各自で用意する.
認知心理学演習bとの間に一定の関連性を持たせますが,両方を履修することは強制しない.
画像
ファイル
更新日付2019/02/12 13:56:48