開講年度2019
科目名書道の歴史
科目ナンバーN231-116-11
開講種別春学期
対象学年2年
担当者長谷川 昌弘
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
中国と日本の書の歴史を学ぶ
授業の概要
 本講義では書道とはなにかという基礎的命題からスタ―トし、中国および日本の書道の歴史を概観する。そして書道の歴史を学ぶことはただ単に時代ごとの書跡を観察することではなく、それぞれの時代ごとの文化特性及び人間の歴史を学ぶことにほかならないことを再確認することになる。
授業の到達
目標
 日本中国ともにできるだけ各時代の代表的書家に焦点を当て、それぞれの時代特性や背景を考察することにより、人間の歴史としての書道の歴史を理解することができるようになるだろう。また講義を通じて史跡等も、場所や大きさなどより具体的な理解が深まる。その結果書家や書作品についても、彼らの生きた証として鑑賞できるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1書道史とは何か予習 シラバスを読み本講義内容をあらかじめ把握する60
復習 書道史そのものの考え方を確認する120
2書道史の幕開け - 甲骨文字予習 文字とは何か、漢字とは何かを確認する。120

復習 甲骨文字の研究成果について、理解を深める120
3書道史の原点 - 石碑予習 石碑とは何か、事前に把握する120

復習 石碑の起源から現況、著名石碑について理解を深める120
4書道史の頂点 - 王羲之予習 王羲之とはいかなる人物か事前研究する120

復習 書聖王羲之の伝記と実像および作品について理解を深める120
5楷書の完成 - 初唐三大家予習 初唐三大家について概略を確認する120

復習 虞世南、欧陽詢、褚遂良の伝記および作品を確認し理解を深める150
6人間性重視の芸術 - 宋三大家予習 宋三大家について概略を確認する120

復習 蘇軾、黄庭堅、米芾の伝記および作品を確認し理解を深める150
7芸林百世の師 - 董其昌予習 董其昌について概略を確認する120

復習 董其昌の伝記および作品を確認し理解を深める120
8清代芸術 - 揚州八怪予習 揚州八怪について概略を確認する120

復習 揚州八怪それぞれの伝記および作品を確認し理解を深める120
9日本書道の曙予習 日本の書道のスタ-トについて確認する120

復習 各遺跡の出土品等について確認し、理解を深める120
10日本書道の礎 - 平安三筆予習 平安三筆について概略を確認する120

復習 空海、嵯峨天皇、橘逸成の伝記および作品について確認し理解を深める120
11平安の雅 - 三蹟と古筆予習 三蹟と古筆について概略を確認する120

復習 三蹟の伝記と作品を確認するとともに代表的古筆を確認理解する120
12日本独自 - 墨蹟予習 墨蹟について概略を確認する120

復習 禅僧および各墨蹟について確認し理解を深める120
13近世の芸術 - 寛永三筆予習 寛永三筆につて概略を確認する120

復習 寛永三筆の各伝記と作品ついて確認し理解を深める120
14江戸の華 - 逸脱派書家予習 江戸期の諸家について概略を確認する120

復習 池大雅、白隠、良寛の伝記と作品を確認し理解を深める120
15講義の総括と小テスト予習 小テスト準備240
    
評価方法・基
準(評価割合)
学期末の小テスト70%および授業への参加態度30%で講義目標が達成されたか評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用せず、毎回コピ-配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『毎回講義時に指示する』
参考URL
質疑応答
毎回講義終了後に、口頭及び文書にて受け付ける。
備考
画像
ファイル
更新日付2019/02/03 16:57:48