開講年度2019
科目名日本史特殊研究A-Ⅰ
科目ナンバーH331-162-21
開講種別春学期
対象学年3年
担当者松島 周一
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
中世尾張・三河史の群像
授業の概要
 平安時代末から戦国時代にかけての中世という時代には、現在の愛知県域にあたる尾張と三河でさまざまな人物が活動し、この地域の歴史をつくるとともに、日本史の展開にも影響を与えていた。その様相を、人物を中心にとらえていく。
授業の到達
目標
 愛知県域の歴史の流れを大枠として理解し、それを他者に説明できる力量を持つこと。そして、一部でよいから、具体的な事例について、自分の言葉で論理的に説明できるようにすること。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1・ガイダンス(今後の予定、内容などの確認)
・院政期の国守たち
〈尾張・三河の国守の立場、中央との関係など〉
・(予習)シラバスを確認して、授業のイメージを持つようにし、必要な質問ができるようにする。
・(復習)講義内容を確認しておく。
2時間
2・熱田大宮司家
〈三河で勢力を広げ、尾張に進出して熱田大宮司となった一族の様子をたどる〉
・(予)前回の講義内容を整理して把握しておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
3・平治の乱と長田忠致
〈乱の概説と、忠致の立場や行動からみえてくる尾張の情勢や武家社会の様相をみていく〉
・(予)平治の乱について確認しておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
4・七条院
〈後鳥羽院の生母の七条院が分国主であった三河と承久の乱の関係をみる〉
・(予)承久の乱について確認しておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
5・沙石集の世界
〈尾張の長母寺を再興した無住の沙石集にみえる説話から、鎌倉時代の尾張や三河の様相をみていく〉
・(予)無住や沙石集について調べておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
6・足利義氏
〈三河と足利氏を結びつけた義氏の足跡をたどる〉
・(予)足利義氏について調べておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
7・後嵯峨上皇と貴族社会
〈後嵯峨院と尾張の関わり、それと連動する幕府や貴族社会の動きなどをみていく〉
・(予)後嵯峨上皇について調べておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
8・足利尊氏
〈室町幕府形成を支えた三河の状況をみていく〉
・(予)足利尊氏について確認しておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
9・中条秀長
〈足利尊氏を支えた三河の有力者の足跡をみていく〉
・(予)中条氏について調べておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
10・土岐頼康と吉良満貞(1)
〈室町幕府の命運をかけて対立した尾張と三河の大勢力をみていく〉
・(予)土岐氏と吉良氏について確認しておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
11・土岐頼康と吉良満貞(2)
〈前回のつづき〉
・(予)前回の講義内容を整理して把握しておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
12・足利義教
〈尾張や三河の守護に干渉の手を伸ばしていた六代将軍の義教の動向をみていく>
・(予)足利義教について調べておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
13・「松平親氏」と松平氏
〈松平氏についての、江戸時代の「神話」と現在の研究状況の相違をみていく>
・(予)松平氏について調べておく。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
14・織田敏定
〈応仁の乱のころ、以降につながる尾張の情勢をつくりだした敏定の活動を追う>
・(予)織田敏定について調べてみる。
・(復)講義内容を確認しておく。
2時間
15・今川義元
〈三河を支配しようとし、尾張にも影響を与えた義元の足跡をみていく〉
・(予)今川義元について調べておく。
・(復)講義全体を振り返り、内容を確認しておく。
2時間
    
16・定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
基本的に、定期試験(100点満点)で評価する。試験は講義内容について、どれだけ理解できているかを文章で論理的に示してもらうもの。文字や文章が教員側に理解できるものでなければ、評価の対象とはしない。詳しくは講義中に指示する。なお、受講姿勢を加味する場合もある。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない。必要な史料は授業時に配布する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『愛知県史・資料編』愛知県古代2、中世1・2・3
2.『愛知県史・通史編』愛知県中世1・2
参考URL
質疑応答
非常勤のため、研究室やオフィスアワーなどはない。講義のあとなど、可能であれば質問に答えるようにしたいが、できるだけ、授業時間内で適宜設ける予定の質問時間を活用してもらいたい。
備考
 授業時間内の私語や、携帯電話・スマートフォンの使用などの非常識行為は禁止する。授業は教員と学生が共同で作っていく時間・空間であることを認識してもらいたい。 
 また、5回以上欠席した場合には、成績評価の対象とはしない。
 なお、ここで述べた授業予定は、今後、研究の過程で修正される場合もあり得る。その場合には、あらかじめその旨を伝える。
画像
ファイル
更新日付2019/01/24 12:52:18