開講年度2019
科目名産業と科学Ⅰ
科目ナンバーB231-118-01
開講種別春学期
対象学年2年
担当者上原 宏行
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目実践的授業


テーマ
科学技術の基礎Ⅰ(電気・発電と素材を中心に)
授業の概要
資源に乏しい日本は科学技術を柱に発展してきました。その柱は繊維、鉄鋼からエレクトロニクス、さらにITへと変遷しています。また、これらの産業を支えるために、動力源として多くの発電所が作られましたが、水力発電所や原子力発電所は大消費地から離れたところに作られています。作った電気を有効に使うためには送電も重要です。
この講義では、これらの仕組みを出来るだけ数式ではなく、視覚的に理解しやすい情報を用いて、科学技術に関する基礎を学びます。そのため、素材や製品を回覧します。
なお、この授業の担当教員は一般企業の研究所に勤務した経験を持ちます。研究所での「素材」研究や、研究分野である「液晶」をはじめ、その周辺の科学技術も取り扱います。
授業の到達
目標
この授業の到達目標は以下の通りです。
①どのように発電所で電気が作られ、消費地まで送られるのか、その仕組みを第三者に説明できる。
②各種発電方法の特徴を理解して、エネルギー政策について自分の意見を述べることができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス、講義概要の説明【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
2産業革命と熱力学
-なぜ、これらは関係しているのか?-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
3熱力学第一法則
-エネルギー保存則について考える-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
4熱機関
-効率の良い機関とは。永久機関は夢の話-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
5直流と交流
-交流は地域により周波数が異なる-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
6変圧器・アダプター
-使用目的にあった電気に変える-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
7オームの法則
-基礎から理解し、省エネにつなげる-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
8電力と電気料金
-電気料金の決め方、エネルギー削減の方法-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
【復習】電気料金を500円減らす方法を具体的に考える(45)
9発電方法
-火力、原子力、水力発電の仕組みと特徴-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
【復習】日本と各国とのエネルギー政策の違いを調べる(45)
10新規発電方法
-原子力にかわる発電方法に求められる条件は?-
周波数変換
-東日本と西日本で電力を融通しあうために-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
【復習】新規発電方法についてネットで調べる(30)
11高圧送電
-高い電圧で送電すると無駄になる電気は少なくなる-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
12素材Ⅰ
-金属、プラスチックなど-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
13素材Ⅱ
-液晶、半導体など-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
14相転移
-氷から水、水から水蒸気に変わる現象-
【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
15まとめ【復習】配布プリント・ノートを読み直して、理解を深める(45)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
100点を100%として、定期試験70%(参照・持ち込みは不可)、小テスト・提出物30%で評価する。
なお、欠席・遅刻・早退・居眠り・私語・内職などは減点する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『自作プリントを配布する』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
講義中および講義前後の時間で対応します。研究室は日進キャンパス(2527室)にあります。オフィスアワーでも対応しますが、名城公園キャンパスの学生には講義時に連絡方法を伝えます。
備考
安易な気持ちで受講しても単位は取れません。頑張って理解しようと思う意欲のある学生の受講を希望します。
画像
ファイル
更新日付2019/02/13 22:02:03