開講年度2019
科目名生命に関する諸問題Ⅰ
科目ナンバーB231-118-03
開講種別春学期
対象学年2年
担当者有馬 義康
伊藤 雅彦
北村 伊都子
溝口 明
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目実践的授業


テーマ
自然科学の視点から「生と死」を考える
授業の概要
 私たちの日常生活には、「生と死」に関連するさまざまな事象があります。「生と死」というテーマは、古来よりいろいろな立場や観点から探求されてきました。それだけ、このテーマを解決していくことは難しいことだと思われます。
 本講義では、「物理学」、「化学」、「生物学」、「医学」の自然科学分野の各担当者が、それぞれの観点からそのテーマに関する問題を提起します(医学分野担当者は医師として臨床に携わった経験から、生死の諸問題について説明します)。そこから種々の知的発見や喜びが味わえることを期待します。
 この授業において随時、質疑するなど積極的な参加を歓迎します。
授業の到達
目標
1つのテーマに対する様々な視点・観点からのアプローチを学ぶことで、ただ知識を得るだけでなく、統合的に問題を捉えて解決したり、創造性を持って新たな課題を見い出したりする力がつきます。
それにより、より多面的に深く考える機会となり、自分なりの「生命観」・「人生観」・「死生観」を築き、積極的かつ充実した生き方を見い出してください。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1〔ガイダンス〕
4名の教員それぞれの講義内容、成績評価の方法・基準、注意事項などの説明を行います。
普段から問題意識を持つこと、関連ニュースに注目することなどが予習につながります。
それぞれのレポートをまとめる際には、講義で学んだことを復習し、自分なりの考えをまとめることになります。
2「物理学より見た生と死」
(1)物質とは何か
配付されたプリントや提示された資料を中心に、しっかりと復習してください。時間は指定しません。
3「物理学より見た生と死」
(2)エネルギーとは何か
配付されたプリントや提示された資料を中心に、しっかりと復習してください。時間は指定しません。
4「物理学より見た生と死」
(3)原子力とは何か
配付されたプリントや提示された資料を中心に、しっかりと復習してください。時間は指定しません。
5「化学より見た生と死」
(1)生命観の歴史
板書,プリントを元に講義内容をノートにまとめてください(時間は任意)。
6「化学より見た生と死」
(2)化学進化と生命の起源
板書,プリントを元に講義内容をノートにまとめてください(時間は任意)。
7「化学より見た生と死」
(3)宇宙における生命
板書,プリントを元に講義内容をノートにまとめてください(時間は任意)。
8「生物学より見た生と死」
(1)地球上生命36億年の歴史とわれわれ
配布資料を見ながら授業内容を復習し、それを参考にして人の生と死について考えてください。時間は指定しません。
9「生物学より見た生と死」
(2)無限の命の生殖細胞と有限の命の体細胞
配布資料を見ながら授業内容を復習し、それを参考にして人の生と死について考えてください。時間は指定しません。
10「生物学より見た生と死」
(3)細胞の寿命を決めるもの
配布資料を見ながら授業内容を復習し、それを参考にして人の生と死について考えてください。時間は指定しません。
11「生物学より見た生と死」
(4)生物の適応戦略と死
配布資料を見ながら授業内容を復習し、それを参考にして人の生と死について考えてください。時間は指定しません。
12「医学より見た生と死」
(1)医療における死
授業内容を復習し、テーマについて自分なりに考えてください。(時間は指定しません)
13「医学より見た生と死」
(2)脳死問題、臓器移植
授業内容を復習し、テーマについて自分なりに考えてください。(時間は指定しません)
14「医学より見た生と死」
(3)QOD(死の質)、終末期医療、尊厳死、安楽死
授業内容を復習し、テーマについて自分なりに考えてください。(時間は指定しません)
15〔全体討論〕
4名の教員全員が集まり、学生との議論も通じて、質疑応答を行いつつ、「生と死」を見つめ直してもらいます。
自分なりの「生命観」・「人生観」・「死生観」を築いてみてください。
    
評価方法・基
準(評価割合)
4人の教員それぞれが評価点を決め、それらの平均点が最終評価となります。
各担当者の評価は、それぞれがレポート提出を課し、それに対する評価が中心となります。
また、以下の内容により、平常点が加味されます。
有馬:毎回提出物を課します。
伊藤:毎回小文を提出してもらいます。
溝口:毎回復習テストを行います。
北村:毎回提出物を課します。
4レポート中、2つ以上の未提出がある場合は、E評価となります。
また、初回ガイダンスと最終回の全体討論の最後にも提出物を課し、最終評価への加点要素とします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しません。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『担当者それぞれが、必要に応じて随時提示します。』
参考URL
1.有馬担当分物理学より見た生と死
質疑応答
授業中の質問を歓迎します。講義時間内に対応しきれない場合は、オフィスアワーを活用します。
各教員のオフィスアワーは、WebCampusで検索してください。
備考
 秋学期開講の「生命に関する諸問題Ⅱ」も合わせて受講することを推奨します。より多角的に問題を捉え、応用できる力が身につきます。
 なお、教員の学会出張や病気等で講義の順番が変更される場合があります。その場合は、事前に通知します。したがって休講は原則としてありません。
画像
ファイル
更新日付2019/02/18 13:53:37