開講年度2019
科目名文学Ⅰ
科目ナンバーB131-135-01
開講種別春学期
対象学年1年
担当者佐々木 亜紀子
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
小説の技法
授業の概要
日本の近現代小説を歴史的・文化的背景をふまえて読解し、小説の技法を分析する方法を習得することを通して、生涯にわたって小説に親しみ、読む楽しみを身につけることをねらいとする。
授業の到達
目標
言語表現における創造性と独創性を、さまざまな小説を例に味わうことができる。
研究史を踏まえたうえで適切な分析方法によって小説を論ずることができる。
歴史的・文化的背景をふまえて日本の近現代小説の技法を分析することができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス:授業方針の説明
井上ひさし「國語元年」DVD
予習:井上ひさしについて調査 (120分)
復習:「國語元年」の内容をまとめる (120分)
2井上ひさし「國語元年」:戯曲予習:井上ひさし「國語元年」を読む (120分)
復習:「國語元年」の技法についてまとめる(120分)
3夏目漱石「吾輩は猫である」:語りの可能性予習:夏目漱石について調査(120分)
復習:「吾輩は猫である」のレジュメを読む(120分)
4夏目漱石「吾輩は猫である」:技法予習:「吾輩は猫である」の研究史を調査
復習:「吾輩は猫である」の技法についてまとめる(120分)
5樋口一葉「大つごもり」:語り手の登場予習:樋口一葉について調査(120分)
復習:「大つごもり」を読み、あらすじをまとめる(120分)
6樋口一葉「大つごもり」:技法予習:「大つごもり」の研究史を調査(120分)
復習:「大つごもり」の技法についてまとめる(120分)
7「恍惚の人」を例に:社会と小説予習:有吉佐和子について調査(120分)
復習:「恍惚の人」を読み、あらすじをまとめる(120分)
8「恍惚の人」を例に:「主婦論争」の時代予習:1970年代の「主婦論争」について調査(120分)
予習:「恍惚の人」の技法についてまとめる(120分)
9野崎孝訳・村上春樹訳「ライ麦畑でつかまえて」「キャッチャー・イン・ザ・ライ」:翻訳という創作予習:サリンジャーについて調査(120分)
復習:「ライ麦畑でつかまえて」のレジュメを読む(120分)
10野崎孝訳・村上春樹訳「ライ麦畑でつかまえて」「キャッチャー・イン・ザ・ライ」:技法予習:「ライ麦畑でつかまえて」の受容史を調査(120分)
復習:「ライ麦畑でつかまえて」の技法についてまとめる(120分)
11村田沙耶香「コンビニ人間」:多様な感性予習:村田沙耶香について調査(120分)
復習:「コンビニ人間」のレジュメを読む(120分)
12村田沙耶香「コンビニ人間」:技法予習:「コンビニ人間」の評価史を調査(120分)
復習:「コンビニ人間」の技法についてまとめる(120分)
13水村美苗「私小説from left to right」:バイリンガル小説予習:水村美苗について調査(120分)
復習:「私小説」のレジュメを読む(120分)
14水村美苗「私小説from left to right」:技法予習:「私小説」の研究史を調査(120分)
復習:「私小説」の技法についてまとめる(120分)
15授業のまとめ:授業全体を概観し、学習内容の確認予習:授業全体の学習内容を再確認して要点をまとめる(120分)
復習:それぞれの小説をキーワードに関連付けてまとめる(120分)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
提出物(コメントカードなど)と平常点40%
定期試験(論述)60%で総合的に評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業にて資料配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『吾輩は猫である』夏目漱石新潮社6804-10-101001-3
2.『私小説from left to right』水村美苗筑摩書房950978-4-480-42585-0
3.『恍惚の人』有吉佐和子新潮社7244-10-113218-6
4.『ライ麦畑でつかまえて』サリンジャー白水社950978-4-560-09000-8
参考URL
質疑応答
授業前後に講師控室に直接きてください。
備考
授業で提出するコメントカードを評価の対象にします。
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更新日付2019/02/01 14:56:17