開講年度2019
科目名教養セミナーⅠ
科目ナンバーB132-841-01
開講種別春学期
対象学年1年
担当者遠藤 哲也
単位数1
曜日・時限春学期 木曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
自分で物事を考えられる、自立した大人になろう
授業の概要
 「自立した大人」として社会で生活していく上で必要なことに、「自分の考えを的確に相手に伝えること」があります。自分の考えを主張できなければ、人の意見に流されるだけの主体性のない行動しか取れないからです。そして自分の考えを上手にまとめるためには、様々な情報を整理し読み解く能力が必要です。
 本講義では、情報を整理しながら読み解くための技術として、「話を聞きながらノートを取ること」と「得られた情報を図解化(イメージ化)してまとめること」のトレーニングをしていきます。
授業の到達
目標
 生命倫理などの科学に関する資料を読み解きながら、その情報をもとにして自分の考えをまとめ、主張できるようになることを目指します。科学技術をテーマに挙げたのは一つの例にすぎません。社会で生活していく上で出会うであろうどんな問題も自分の力で切り開くことができる、「自立した大人」になっていくことが本講義の目標です。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス・他己紹介の準備」
・授業方針などのガイダンス
・他己紹介(自己紹介ではなく、クラスメートのことを紹介する)ためのインタビュー
【予習】シラバスを読み、授業内容を把握しておく。(20)
【復習】ガイダンス内容をもとに、授業の全体像を確認する。(20)
2「他己紹介」
準備した資料をもとに、クラスメートの他己紹介を行う。
【予習】他己紹介資料の整理をしておく。(30)
【復習】印象に残った他己紹介について振り返り、表現の仕方の参考にする。(30)
3「目標達成マトリックスの作成」
大学での4年間で達成したい目標を設定し、そこへ向けて何を積み上げていくかを、マトリックスを埋めていながら考える。
【予習】4年間で何を達成したいかについて考えておく。「日本語表現法」の指定されたページを解く。(30)
【復習】どういう意図でマトリックスを埋めていったかについて、振り返っておく。(30)
4「目標設定マトリックスの修正と完成」
各自が作ったマトリックスを披露し合い、クラスメートのものを参考にして、自分のマトリックスを修正し、完成させる。
【予習】発表へ向けてマトリックスを埋めておく。「日本語表現法」の指定されたページを解く。(30)
【復習】マトリックスを完成させる。どういう意図でマトリックスを埋めていったか振り返っておく。(30)
5「新聞記事を読んで、適切なタイトル・図を考える①」
身近な新聞記事を読んで、その記事に適切なタイトルをつける。クラスで各自のタイトルを披露し合い、意見を交換する。

「図解化・メモを取る練習(TEDを聞く)」
【予習】前週に配付された新聞記事を読み、内容を把握しておく。「日本語表現法」の指定されたページを解く。(30)
【復習】クラスメートとの意見交換で、どのような意見があったかを振り返る。(30)
6「新聞記事を読んで、適切なタイトル・図を考える②」
身近な新聞記事を読んで、その記事に適切なタイトルをつける。クラスで各自のタイトルを披露し合い、意見を交換する。

「図解化・メモを取る練習(TEDを聞く)」
【予習】前週に配付された新聞記事を読み、内容を把握しておく。「日本語表現法」の指定されたページを解く。(30)
【復習】クラスメートとの意見交換で、どのような意見があったかを振り返る。(30)
7「『いのちの終わり』について考える①」(内容の図解化)
テキストの第1章について、内容を図解化し、内容を把握する。
【予習】テキスト第1章を読み、内容を把握しておく。(60)
【復習】第1章を再度読み直し、作成した図と照らし合わせる。(30)
8「『いのちの終わり』について考える②」(問題点の共有)
各自が図解化したものをクラスで見せあい、問題点を共有する。理解を深めるには、どんな情報が欠けているかを明らかにする。グループに分かれて、調べる項目を分担する。
【予習】テキスト第1章を読み、内容を把握しておく。(60)
【復習】第1章を再度読み直し、作成した図と照らし合わせる。(30)
9「『いのちの終わり』について考える③」(調査)
前の週に分担した内容を、図書館・インターネットなどを利用して調査する。
【予習】前週にまとめて分担した内容をよく理解し、どのようなこと調べるか整理しておく。(60)
【復習】調査した内容を整理する。(60)
10「『いのちの終わり』について考える④」(調査)
分担した内容を、図書館・インターネットなどを利用して調査する。
【予習】分担した内容、前週に調べた内容をよく理解し、どのようなこと調べるか整理しておく。(60)
【復習】調査した内容を整理する。(60)
11「『いのちの終わり』について考える⑤」(情報の図解化)
調べた情報を、図としてまとめる。
【予習】前週に調べた内容をよく把握しておく。(60)
【復習】情報見取り図を完成させる。(60)
12「『いのちの終わり』について考える⑥」(情報の共有)
各グループが調べた内容を発表して、情報を共有する。
【予習】どのような趣旨で情報見取り図を作成したか、言えるようにしておく。(30)
【復習】他者の発表を整理する。(60)
13「『いのちの終わり』について考える⑦」(意見のレポート化)
クラス全体で調べた情報をもとにして、各自の意見を文章化する。
【予習】クラス全体でまとめた情報の全体像を把握しておく。(30)
【復習】自分の意見を整理する。(60)
14「『いのちの終わり』について考える⑧」(意見のレポート化)
クラス全体で調べた情報をもとにして、各自の意見を文章化する。
【予習】自分の意見を整理しておく。(30)
【復習】レポートを完成させる。(60)
15「目標達成マトリックスの達成度評価」【予習】各自の目標達成マトリックスを振り返っておく。(20)
【復習】達成度をもとに、夏期休暇へ向けての計画を練る。(60)
    
評価方法・基
準(評価割合)
 講義時間内に作成・提出するレポートや発表の内容をもとに成績評価をします。毎週行っていく作業を積み重ねて、最終的にレポート作成や発表につなげていくので、作業へ取り組む態度や参加状況を重視します。従って遅刻・欠席や、講義・作業への取り組みが十分でないとみなした場合は、減点の対象とします。点数の配分は以下のとおりです。
平常点(参加態度や小レポート)50点+期末レポート50点  計100点
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『はじめて学ぶ生命倫理』小林亜津子筑摩書房780978-4-480-68868-2
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
 研究室は4号館3階の生物学教室内にあります。質問・相談などがあれば、遠慮なく訪ねてきてください。もちろん授業中の質問・相談も随時受け付けます。

オフィスアワー:研究室を訪ねてもらって、空いていればいつでも対応しますが、金曜日は比較的空いています。
備考
 上の欄で指定された教科書は、4月中に各自購入しておいてください。その他、教養セミナー・ハンドブック第I部『大学で学ぶために』、第II部『日本語表現法』をテキストとして使用しますが、これは初回に配付します。
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更新日付2019/02/05 19:03:05